『科学の人種主義とたたかう:人種概念の起源から最新のゲノム科学まで』

アンジェラ・サイニー[東郷えりか訳]
(2020年6月10日刊行,作品社,東京, 351+xxxix pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-86182-810-2版元ページ

昨年出た前著:アンジェラ・サイニー[東郷えりか訳]『科学の女性差別とたたかう:脳科学から人類の進化史まで』(2019年4月刊行,作品社,東京, 本体価格2,400円, ISBN:978-4-86182-749-5版元ページ)の姉妹本. “人種” って文字通りの「真怪」だと思う.

『科学の女性差別とたたかう:脳科学から人類の進化史まで』

アンジェラ・サイニー[東郷えりか訳]
(2019年5月10日刊行,作品社,東京, 194+xxxii pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-86182-749-5版元ページ

今年出た:アンジェラ・サイニー[東郷えりか訳]『科学の人種主義とたたかう:人種概念の起源から最新のゲノム科学まで』(2020年6月10日刊行,作品社,東京, 351+xxxix pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-86182-810-2版元ページ)とペアになる姉妹本.

『西口克己:廓と革命と文学と』

西口克己追悼集刊行委員会(編)
(1987年3月15日刊行,かもがわ出版, 京都, 1 plate + 237 pp., 本体価格2,000円, ISBN:4-906247-07-5

『廓』の著者・西口克己は作家であると同時に,日本共産党代議士として京都市議・府議として蜷川虎三を支えた.没後に刊行されたこの追悼文集は読む人が読めばきっとおもしろいんだろうな.

『廓(くるわ)』

西口克己
(1956年11月20日11版刊行/1956年1月初版刊行,三一書房三一新書・25], 京都, 278 pp.)

全3巻.伏見の中書島遊郭に生まれ育った著者が描く “廓” のなか.ワタクシが幼少のおりによく遊んだ場所.もちろん売春防止法施行後だけどね.三一書房が元は京都にあったとは知らなかった.ワタクシ的には,この自伝小説が直木賞候補になったり,三橋達也新珠三千代主演で映画化されたりという戦後の雰囲気が気になる.

『グルーヴ!:「心地よい」演奏の秘密』

山田陽一(編)|堀米ゆず子・鈴木学・上野真・池松宏・岡田全弘・池上亘・吉田將・矢部達哉下野竜也小曽根真(著)
(2020年5月20日刊行,春秋社,東京, viii+398 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-393-93500-2版元ページ

楽器パートごとに “グルーヴ感覚” は異なるのだろうか.