(2020年9月1日刊行,青土社,東京, 本体価格1,600円, ISBN:978-4-7917-1403-2 → 版元ページ )
【特集目次】
討論
社会と科学のなかの統計学[小島寛之・三中信宏] 8統計学をとらえる
二〇二〇年代の統計リテラシーを考える[神林博史] 22「統計不信問題」から日本の統計史を考える[佐藤正広] 31
統計学思想試論[松王政浩] 26
ベイズの時代
今承認される「世界性の統計学」[松原望] 44〈データ〉が息づく場所
データの多様な相貌[福島真人] 64数をめぐるダイナミクス[鈴木舞] 74
データサイエンスとして観たアクチュアリー学史[鈴木真治] 83
「エビデンス」の奇妙な増殖[松村一志] 94
「エビデンスに基づく教育」の可能性と現在[寺沢拓敬] 104
身体と「測ること」
ウィズコロナ時代の統計学[竹村彰通] 114感染者数とは何か[浜田明範] 118
疫病と酸っぱい葡萄[羅芝賢] 129
生き生きとしたデータ[北中淳子] 140
横断と越境の歴史
統計学と数学との関係[赤平昌文] 145心理学と統計[サトウタツヤ] 154
マクスウェルの統計的知識と自由意志[稲葉肇] 164
Rが自由ソフトウェアであること[喜多千草] 175
数値が見せる社会
コトバの知と数量の知[佐藤俊樹] 184家族社会学における量的研究と質的研究[長田夏来] 194
差別の「エビデンス」は示しうるか[永吉希久子] 203
データサイエンスの哲学
データを用いて語るときに、私たちがしていること[朱喜哲] 211人工知能と言語化不可能なもの[百木漠] 222