はるき悦巳
(2021年11月14日刊行,双葉社[双葉文庫・は-04-75],東京, 本体価格800円, 438 pp., ISBN:978-4-575-72821-7 → 版元ページ)
『読む・打つ・書く』書評拾い(36)
三中信宏
(2021年6月15日第1刷刊行|2021年10月5日第2刷刊行,東京大学出版会[東京大学出版会創立70周年記念出版],東京,xiv+349 pp., 本体価格2,800円(税込価格3,080円), ISBN:978-4-13-063376-5 → コンパニオン・サイト|版元ページ)
『元素周期表』
ジョン・ギレスピー(監修),トム・ジャクソン(著)[伊藤伸子訳]
(2021年9月28日刊行,化学同人[手のひら図鑑:14],京都,156 pp., 本体価格1,300円, ISBN:978-4-7598-2071-3 → 版元ページ)
『味の台湾』
焦桐[川浩二訳]
(2021年10月18日刊行,みすず書房,東京, xii+376 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-622-09045-8 → 版元ページ)
一昨年出た『中国くいしんぼう辞典』の姉妹本かな.最近は台湾の本が頻繁に探書アンテナに捕捉される.何のまちがいか2冊も同時届いてしまったが,さてさてどないしまひょ?(´・_・`)
『進化理論の構造 I・II』ついに刊行!
スティーヴン・ジェイ・グールド[渡辺政隆訳]
(2021年11月20日刊行,工作舎,東京, 808 + 1,120 pp., 本体価格9,000円 [I]/11,000円 [II],ISBN:978-4-87502-534-4 [I] | ISBN:978-4-87502-535-1 [II] → 版元ページ [I]|版元ページ [II])
ご恵贈まことにありがとうございます.20年がかりで翻訳された “鈍器本” . “鈍器本” というネーミングはこの本のためにあるようなもの.全2巻計1,907ページ.『進化理論の構造』がもうちょい早く出版されていれば,ワタクシの『読書とは何か —— 知を捕らえる15の技術』に “鈍器本” の代表例として挙げていただろうなあ.
ずっと待たれていた翻訳本がやっと世に出たからには,1400ページの原書:『The Structure of Evolutionary Theory』(2002年刊行,Harvard University Press, Cambridge, xxiv+1433 pp., ISBN:0-674-00613-5 → 目次|版元ページ)も “ついでに” 買っておいた方がいいかもね.ワタクシの手元には保存用の一冊と,読書用に “切り刻んだ” もう一冊がある.2002年出版時点で Harvard UP のハードカバー版は US$30 という廉価だったけど,現在はどうなっているんだろう.
『時をかける台湾Y字路:記憶のワンダーランドへようこそ』読了
栖来ひかり(2019年10月31日刊行,ヘウレーカ,東京, 246 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-909753-05-2 → 版元ページ)
読了.ワタクシの記憶をたどると,本書は読売新聞読書委員会の新刊棚で書評候補本としてピックアップしたものだ.
しかし,たまたま別の台湾本:郭怡青(文)・欣蒂小姐(絵)・侯季然(映像)[小島あつ子・黒木夏兒訳]『書店本事:台湾書店主43のストーリー』(2019年6月27日刊行,サウザンブックス,東京, 432 pp., 本体価格2,600円, ISBN:978-4-909125-12-5 → 目次|版元ページ|映像リスト《書店裡的影像詩Ⅰ-日文字幕版》 [YouTube])の読売新聞実書評(2019年10月13日掲載|2019年10月21日公開)が出てしまったのはタイミングが悪かったというしかない.
『時をかける台湾Y字路』は台湾の毛細血管みたいな路地に入り込む心地がする.ちょうどいま焦桐[川浩二訳]『味の台湾』(2021年10月18日刊行,みすず書房,東京, xii+376 pp., 本体価格3,000円, ISBN: 978-4-622-09045-8 → 版元ページ)を寝読みしているところなので,こちらの方から見ればタイミングはとてもよかった.
『日本の馬:在来馬の過去・現在・未来』
近藤誠司(編)
(2021年10月5日刊行,東京大学出版会,東京, iv+198 pp., 本体価格4,500円, ISBN:978-4-13-060245-7 → 版元ページ)
有名な都井岬の野生馬を含む,日本の在来馬8品種の本.
『読書とは何か —— 知を捕らえる15の技術(仮)』書名変更
三中信宏
(2022年1月25日刊行予定,河出書房新社[河出新書・046], 本体価格880円, ISBN:978-4-309-63147-9 → 版元ページ)
『読書術(仮)』から新書名への変更がサイトに反映されました.これがきっと “収束点” になるでしょう.