三中信宏
(2022年1月30日刊行予定,河出書房新社[河出新書・046],東京, 292 pp., 本体価格880円, ISBN:978-4-309-63147-9 → コンパニオンサイト|目次|版元ページ)
- 河出書房新社「読者の声」(2022年7月25日) https://www.kawade.co.jp/np/voice_list.html?goods_id=22970
三中信宏
(2022年1月30日刊行予定,河出書房新社[河出新書・046],東京, 292 pp., 本体価格880円, ISBN:978-4-309-63147-9 → コンパニオンサイト|目次|版元ページ)
- 河出書房新社「読者の声」(2022年7月25日) https://www.kawade.co.jp/np/voice_list.html?goods_id=22970
ピート・フレイム[新井崇嗣・瀬川憲一訳]
(2022年8月1日刊行,みすず書房,東京, 385 pp., 本体価格15,000円, ISBN:978-4-622-07802-9 → 版元ページ)
アーティスト名索引 370
ピート・フレイム[新井崇嗣・瀬川憲一訳]
(2022年8月1日刊行,みすず書房,東京, 385 pp., 本体価格15,000円, ISBN:978-4-622-07802-9 → 版元ページ)
ブツが届きました! ご恵贈まことにまことにありがとうございます.400ページ弱に活字が詰め込まれる.夏休みのお楽しみ本.今回出版された『ロック・ファミリー・ツリー』は,原書の前半 tree 1〜31が折り込み図版で綴じ込まれていて,その詳細なキャプションが訳出されている.視力検査のような微細図がホントに訳されているのはかなり感動モノかもしれない.前半がよく売れたら,後半のtree 32〜58も出るかもとのこと.元の図版はすべて手描きなのだが,訳本の函には「ピート・フレイムがロットリングで描き切った50〜70年代ロックグループの歴史」と書かれている.原書の表紙を確かめたら,確かに細いロットリングの手書きであることを再確認した.細いロットリングほどインクがすぐ詰まってしまう.左手の下に “試し書き” の紙片がはさまれている理由は,かつてのロットリングユーザーならすぐわかるだろう.
ジョン・グリビン,メアリー・グリビン[水谷淳訳]
(2022年6月15日刊行,早川書房,東京, 312 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-15-210141-9 → 版元ページ)
訳者あとがき 297
はるき悦巳
(2022年7月17日刊行,双葉社[双葉文庫・は-04-83],東京, 本体価格800円, 404 pp., ISBN:978-4-575-72829-3 → 版元ページ)
坂野徹
(2022年7月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2709],東京, xiv+301 pp., 本体価格940円, ISBN:978-4-12-102709-2 → 版元ページ)
日本人起源論史.坪井正五郎・鳥居龍蔵・直良信夫・埴原和郎ら,現代に至る学説の系譜.考古学編年による時代区分についても触れられている.
佐伯緑
(2022年7月5日刊行,東京大学出版会,東京, vi+147+30 pp., 本体価格3,300円, ISBN:978-4-13-063379-6 → 版元ページ)
立川に来る前日に着便したのでさっそく車中読了.極真流空手の使い手である “緑のたぬき” なるヒト=タヌキが “たぬき愛” 全開でタヌキに迫る.対象生物との絶妙な距離感が楽しめる稀有の本.
著者 “緑のたぬき” は,あるときはヒトとして,あるときはタヌキとして物語る.こういう文体は他のネイチャー本では見たことがない.全体を貫く柱としては「個体の生物学」のようなので,本書に登場するタヌキたちには固有名詞(狸名)が付されている.一匹一匹の狸生を狸死を細かく追う.
本書『What is Tanuki?』はけっして厚い本ではないが,タヌキの生物学はもちろん民俗・伝説・怪談など文化的存在としての背景まで触れられている.文献リストが30ページもあるのは破格.ワタクシ的にはところどころに描かれているイラストがとても魅力的だった.
もちろん,人里に出没するタヌキたちは人間の生活に関わりをもつ.それは状況によって “駆除害獣” だったり “保全対象” だったりする.しかし,著者(緑のたぬき)の視線はかなりユニークで,これは実際に読んでいただくにかぎる.とくに,「巻末エッセイ」は必読.
佐伯緑
(2022年7月5日刊行,東京大学出版会,東京, vi+147+30 pp., 本体価格3,300円, ISBN:978-4-13-063379-6 → 版元ページ)
広瀬友紀
(2022年7月14日刊行,岩波書店[岩波科学ライブラリー・312],東京, vi+126 pp., 本体価格1,300円, ISBN:978-4-00-029712-7 → 版元ページ)
首が折れるほどうなずく読者がいるにちがいない.
E・H・カー[近藤和彦訳]
(2022年5月17日刊行,岩波書店,東京, xxii+371+17 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-00-025674-2 → 版元ページ)
第一講 歴史家とその事実 3
E.H.カー文書より――第二版のための草稿[R・W・デイヴィス] 265
自叙伝[E・H・カー] 313
補註 337
訳者解説 351
略年譜 [13-17]
索引 [1-12]