2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『天体の図像学:西洋美術に描かれた宇宙』

藤田治彦 (2006年1月刊行,八坂書房,ISBN:4896948653) 【目次】 第一章 古代ギリシア・ローマの天体 第二章 磔刑像の天体 第三章 聖母像の宇宙 第四章 初期ネーデルラント絵画の天体 第五章 宗教改革と対抗宗教改革の日月 第六章 新大陸の太陽・月・星 第…

『大場秀章著作選1:植物学史・植物文化史』

大場秀章 (2006年1月刊行,八坂書房,ISBN:4896947886) →版元ページ. 【目次】第1部 植物学における知の体系化 自然の体系 植物分類学の始祖リンネと種名のタイプ アブラナ科栽培植物の学名について おし葉標本とハーバリウム 大学博物館が目指すもの ヨ…

『大場秀章著作選2:植物学史・植物分類学・植物地理生態学』

大場秀章 (2006年3月刊行,八坂書房,ISBN:4896947894) 今年始めに出た:大場秀章『大場秀章著作選1:植物学史・植物文化史』(2006年1月刊行,八坂書房,ISBN:4896947886)の続刊.

『生物多様性という名の革命』

デヴィッド・タカーチ著/狩野秀之・新妻昭夫・牧野俊一・山下恵子訳&岸由二解説 (2006年3月20日刊行,日経BP,ISBN:4822244865) 【目次】 序 5 謝辞 11第1章 科学と自然と保全の交差点におけるさまざまな緊張 15第2章 生物多様性の成り立ち 25アルド・…

『百花譜(上・下)』

木下杢太郎 (1979年3月19日刊行,岩波書店,東京,上巻:xvi, pp. 1-432/下巻:pp. 433-872, 5, ISBN なし[予約出版]) 木下杢太郎が最晩年に遺した872葉に及ぶ植物画の復刻.1943〜1945年という太平洋戦争末期に病床でスケッチしたものだそうだ.前川文…

『自筆本蒐集狂の回想』

青木正美 (1993年6月25日刊行,青木文庫,ISBN なし)

『古本商売 蒐集三十年』

青木正美 (1984年7月15日刊行,日本古書通信社,ISBN なし)

『東京下町 古本屋三十年』

青木正美 (1982年12月1日刊行,青木書店,ISBN なし)

『書物游記』

秋朱之介 (1988年9月8日刊行,書肆ひやね,ISBN なし[初版800部])

『動物園にできること:種の方舟のゆくえ』

川端裕人 (2006年3月10日刊行,文春文庫[か28-3], ISBN:4167662035) 1999年初版の文庫化とのこと(著者のブログからの情報).

『文房具を楽しく使う[筆記具編]』

和田哲哉 (2005年11月15日刊行,早川書房,ISBN:415208622X) 筆記具へのこのこだわりようはただごとではなく,著者はただものではない.「0.7mmシャープペンシル」への支持は納得できる.中学の頃から速記用の「0.9mm」芯を愛用していたし,その後も「0.7m…

『逝きし世の面影』

渡辺京二 (2005年9月9日刊行,平凡社[平凡社ライブラリー552], ISBN:4582765521→目次) 【書評】※Copyright 2006 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 「ほんの」1世紀半前の“日本”がどのような国だったかを,当時の来日した「外国人」の目を通して…

『Encyclopedia of Statistical Sciences, Second Edition [16 Volumes]』

Samuel Kotz, Campbell B. Read, N. Balakrishnan, Brani Vidakovic (eds.) (2005年12月刊行,John Wiley & Sons,ISBN:0471150444→情報) 何とかして買いたいなあ…….

〈ウィキペディア〉vs.〈ブリタニカ〉

昨年12月15日付の Nature 誌の記事「Internet encyclopaedias go head to head」では,Wikipedia が Encyclopedia Britannica に迫りつつあるという論を展開した.これに対して,ブリタニカ側が全面対決する長文の反論記事を出した:「Fatally Flawed : Refu…

〈ウィキペディア〉日本語版について(集計結果)

二木麻里さんが主宰されている〈Ariadne〉で実施されていた,『Wikipedia(日本語版)』に関するアンケート調査の集計結果が公表されている:「ネットユーザーのアンケート : ウィキペディア日本語版について」.自分の専門分野に引き寄せたときに,“辛口”…

『マラリア・蚊・水田:病気を減らし,生物多様性を守る開発を考える』

茂木幹義 (2006年4月20日刊行,海游舎,ISBN:4905930081) たいへん感銘を受けた前著『ファイトテルマータ:生物多様性を支える小さなすみ場所』(1999年12月10日刊行,海游舎, ISBN:4905930324 →書評・目次)に続いて,同じ出版社から.第1部「水田と蚊と…

『これから論文を書く若者のために(大改訂増補版)』

酒井聡樹 (2006年4月10日刊行,共立出版,ISBN:4320005716→サイト) おお,ついに名著の改訂版がやってきた! 酒井さん,献本感謝です.生態学会新潟大会では会期中の25日に「大サイン会」(→酒井サイト|共立出版サイト)が挙行されるとのことだ.ぼくは大…

『統計学を拓いた異才たち:経験則から科学へ進展した一世紀』

デイヴィッド・サルツブルグ著/竹内惠行・熊谷悦生訳 (2006年3月23日刊行,日本経済新聞社,ISBN:4532351944) 【目次】 第1章 紅茶の違いのわかる婦人 第2章 歪んだ分布 第3章 かの親愛なるゴセット氏 第4章 厩肥の山を調べ上げる 第5章 「収量変動…

『統計学を拓いた異才たち:経験則から科学へ進展した一世紀』

デイヴィッド・サルツブルグ著/竹内惠行・熊谷悦生訳 (2006年3月23日刊行,日本経済新聞社,ISBN:4532351944) 原著は:David Salsburg『The Lady Tasting Tea: How Statistics Revolutoinalized Science in the Twentieth Century』(2001年刊行,Henry H…

『言語進化とは何か:ことばと生物学が出会うとき』

スティーヴン・ピンカー他 (2006年4月刊行予定,大学教育出版,ISBN:4887306792) 聞いたことのない出版社だが,著者は超有名.

『マゼラン:世界分割を体現した航海者』

合田昌史 (2006年4月刊行予定,京都大学学術出版会,ISBN:4876986703)

『鮭・鱒(I, II)』

赤羽正春 (2006年4月刊行予定,法政大学出版局[ものと人間の文化史 133-I, 133-II], ISBN:4588213318 [I] / ISBN:4588213326 [II]) いつもながら食指をそそる叢書ですこと.

『「消えゆくことば」の地を訪ねて』

マーク・エイブリー (2006年4月刊行予定,白水社,ISBN:4560026173) 保全言語学(絶滅言語学)のフィールド・スタディーか.

『マダガスカル:アイアイのすむ島』

島泰三 (2006年4月刊行予定,草思社,ISBN:4794214871)

『飛び道具の人類史:火を投げるサルが宇宙を飛ぶまで』

アルフレッド・W・クロスビー (2006年4月刊行予定,紀伊国屋書店,ISBN:4314010045) “数量化革命”と“インフルエンザ”の次は“飛び道具”か.

『利己的な遺伝子[第3版]』

リチャード・ドーキンス (2006年4月刊行予定,紀伊国屋書店,ISBN:4314010037) 総ページ数が「576頁」なんですけど,どんどん肥満してまっせ…….

『作曲家・武満徹との日々を語る』

武満浅香 (2006年3月20日刊行,小学館,ISBN:4093876134) 第1章「出会いの頃」と第2章「無類の映画好き」を読む.え,「ノヴェンバー・ステップス」で琵琶を弾いた“鶴田錦史”って Mr. じゃなくって Ms. だったの?!(知らんかったー) いろいろとエピソード…

『南の探検』

蜂須賀正氏 (2006年3月10日刊行,平凡社[平凡社ライブラリー570], ISBN:458276570X) 1943年に刊行された本の復刻本だ.戦前のフィリピン奥地を探検したときの記録.こういう本が読めるというのはありがたいと思う.500ページ近い厚さがある.写真や図が…

川に生きるイルカたち

神谷敏郎 (2004年4月16日刊行,東京大学出版会,ISBN:4130633236) 【目次】第1章:雪男とカワイルカ 1ヒマラヤの雪男/日本雪男学術探検隊/雪男からカワイルカへ――淡水イルカ学術調査/カバとカワイルカ/東京大学淡水イルカ学術調査/東パキスタンとネパ…

川に生きるイルカたち

神谷敏郎 (2004年4月16日刊行,東京大学出版会,ISBN:4130633236) 【書評】※Copyright 2004 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 半世紀に及ぶカワイルカ研究史をたどることの発端は,ヒマラヤの未確認生物「雪男(イェティ)」の調査団を日本が送り…