2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『野生馬を追う:ウマのフィールド・サイエンス』

木村李花子 (2007年8月20日刊行, 東京大学出版会, ISBN:9784130661584) 世界の大陸をめぐって野生馬を追いかける.全編にわたって印象的な写真がたくさん.→ 版元ページ. 【目次】 [カラー口絵 16 pp.] 序 ロバを売る――アドベスラ・プロジェクトより …

『虫と人と本と』

小西正泰 (2007年8月刊行,創森社, ISBN:9784883402113) 500ページを越える大きなエッセイ集.目次から推察すると昆虫文化史の本みたい.同じ出版社から出た:梅谷献二『虫を食べる文化誌』(2004年9月22日刊行, 創森社, ISBN:4883401820 → 書評・目次…

『虫食む人々の暮らし』

野中健一 (2007年8月30日刊行, NHK出版[NHK Books 1091], ISBN:9784140910917) おお,また蟲を食べ歩くんですね.前著:野中健一『民族昆虫学:昆虫食の自然誌』(2005年11月16日刊行,東京大学出版会,ISBN:4130601857 → 目次|書評|版元ページ)に…

『ニッチ構築:忘れられていた進化過程』

F. John Odling-Smee, Kevin N. Laland and Marcus F. Feldman(佐倉統・山下篤子・徳永幸彦訳) (2007年9月10日刊行, 共立出版, ISBN:9784320056473) 「ニッチ構築」と言われると,ドーキンスの「延長表現型」をつい連想してしまうのだが,著者らは「ニ…

『The Units of Evolution : Essays on the Nature of Species』

Marc Ereshefsky (ed.) (1992年刊行, The MIT Press, Cambridge, ISBN:0262550202 [pbk]) 1960年代半ばから1990年代初めまでの代表的な【種】の論文集.本論文集に所収されているほとんどの論文はすでに手元にあるのだが,新刊で出た当時はアンソロジー…

『星新一:一〇〇一話をつくった人』

最相葉月 (2007年3月30日刊行, 新潮社, ISBN:9784104598021) 実は,星新一の短編はいまだかつてひとつも読んだことがない.しかし,ぼくにとっては生前の星新一が何を書いたかはとくに関心がない.むしろ,彼をプライベートに取り巻いた人間関係の方がお…

『イングランド紀行(上)』

J・B・プリーストリー(橋本槇矩訳) (2007年8月17日刊行, 岩波書店[岩波文庫 赤 32-294-2], ISBN:9784003229422) 上下二分冊とのこと.先月出た:エドウィン・ミュア(橋本槇矩訳)『スコットランド紀行』(2007年7月18日刊行, 岩波書店[岩波文庫 …

『日本の酒』

坂口謹一郎 (2007年8月17日刊行, 岩波書店[岩波文庫 青 33-945-1], ISBN:9784003394519) 『酒学集成』(全5冊)を買い損ねたのは返す返すも残念だった.

『体系への情熱 ー リンネと自然の体系への夢』

ニルス・ウッデンベリ(文),ヘレン・シュミッツ(写真) (早川雅子訳) (2007年1月刊行, Natur & Kultur, ISBN:9789127025882) リンネ生誕300年(→公式サイト:〈Linnaeus 2007〉)の公式記念出版物.スウェーデン語・英語・日本語での同時出版だとい…

『一六世紀文化革命(1・2)』

山本義隆 (2007年4月16日刊行, みすず書房, ISBN:9784622072867(1) / ISBN:9784622072874(2) → 目次(1)|目次(2)|版元ページ(1)|版元ページ(2)) 【書評】※Copyright 2007 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 序章「全体の展望」では…

『The Platypus and the Mermaid, and Other Figments of the Classifying Imagination』

Harriet Ritvo (1997年刊行, Harvard University Press,Cambridge, ISBN:0674673573) 【目次】 Introduction xi1. The Point of Order 1 2. Flesh Made Word 51 3. Barring the Cross 85 4. Out of Bounds 131 5. Matters of Taste 188Notes 215 Acknow…

『カモノハシくんはどこ?:生きものの分類学入門』

ジェラール・ステア,ウィリー・グラサウア(河野万里子訳) (2002年4月30日刊行, 福音館書店, ISBN:4834018369) 【目次】 カモノハシくんはどこ? 1 生きものの分類 26 ふしぎな生きものカモノハシ 28 かんたんな生きもの分類図 29

『カントとカモノハシ(上・下)』

ウンベルト・エーコ著 (和田忠彦監訳|柱本元彦・橋本勝雄・中山エツコ・土肥秀行訳) (2003年3月28日刊行[上巻] / 2003年7月29日刊行[下巻], 岩波書店, ISBN:4000224301[上巻] / ISBN:400022431X[下巻]) 【上巻目次】 序 11. エッセレ essere …

〈生物の樹・科学の樹〉まとめサイト

講談社『本』誌の連載記事〈生物の樹・科学の樹〉のまとめサイトをつくった.連載とともに成長する予定.

『中国「女書」探訪』

細見三英子 (2007年8月15日刊行, 新潮社, ISBN:9784103052715 → 版元ページ) この本,わざわざハードカバーで出すほどの分量ではない.新書か選書の体裁で十分ではないか.全部で「17章」もあるのに,各章が平均して数ページ〜10ページ程度しかないとい…

『一六世紀文化革命(2)』

山本義隆 (2007年4月16日刊行, みすず書房, ISBN:9784622072874 → 目次|版元ページ) 上巻を6月はじめに読み終えてから,2ヶ月も時間が空いてしまった.第6章「軍事革命と機械学・力学の勃興」はタルターリアやシモン・ステヴィンらが主役だ.実用的な技…

〈leeswijzer〉のアクセス40万台に

昨夜のうちに〈leeswijzer〉のアクセス・カウンタが「40万」の大台に乗った.昨日,最後に見たときはまだ「399,950」くらいだったのですが,その後,アルザスの伏兵 Gewurztraminer に不覚にもノックアウトされてしまったために,記念すべきキリ番を目撃する…

『世界の車窓から:あこがれの鉄道旅行 Vol. 3 —— 歴史街道を走る』

テレビ朝日(編) (2006年6月2日刊行, テレビ朝日, ISBN:4881312960[DVD付き]) パトラス(→案内サイト)はペロポネソス半島最大の港町としての顔とともに,半島をまわる鉄道路線の拠点でもある.アテネを始発駅として,コリントス運河を越え,パトラス…

『哲学の歴史・第9巻:反哲学と世紀末 マルクス・ニーチェ・フロイト【19〜20世紀】』

須藤調任(責任編集) (2007年8月10日刊行, 中央公論新社, ISBN:9784124035261 → 版元ページ) 中央公論新社の創業120周年記念出版であるシリーズ〈哲学の歴史〉の第5回配本.

『科学哲学 40巻1号』

(2007年7月30日発行, 日本科学哲学会, ISBN:9784411901729 / ISSN:0289-3428) 2006年秋に北海道大学で開催された日本科学哲学会大会での生物学哲学ワークショップに基づく特集〈生物学の哲学の現状と展望〉が掲載されている.ワタクシの原稿が遅くなって…

『Species』

Philip Kitcher (未刊, 1980年代前半[推定], rough draft[本文143pp.+脚注34pp.]) 『本』の連載に【種】のことを書き始めてからというもの,有無を言わさずに相手が自らを開陳してくる.探してもいないのに,見えるところに出てくる相手を無視する…

『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(58)

三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行,講談社[現代新書1849],ISBN:4061498495→詳細目次|反響録) どんな髭剃りにも哲学はある[書評](2007年8月7日)http://d.hatena.ne.jp/mdshst/20070807しぬまでいきる[書評](2007年8月5…

『Darwin and the Nature of Species』

David N. Stamos (2007年刊行,State University of New York Press[SUNY Series in Philosophy and Biology],ISBN:0791469379 [hbk] / ISBN:0791469387 [pbk] → 目次) ぼちぼちと読み進む.Michael T. Ghiselin(1969)や John Beatty(1985)の“定説”…

『私の食物誌』

吉田健一 (2007年7月25日刊行,中央公論新社[中公文庫 BIBLIO B-18-26], ISBN:9784122048911) この本には,上州の食材がいくつか取り上げられている:「群馬県の豚」(p. 63),「群馬県の鶏」(p. 123),「高崎のベーコン」(p. 166),そして「高崎…

『私の食物誌』

吉田健一 (2007年7月25日刊行,中央公論新社[中公文庫 BIBLIO B-18-26], ISBN:9784122048911) 元本は1972年出版.日本各地の美味が勢揃い.

『日本の花火』

小野里公成 (2007年7月10日刊行, 筑摩書房[ちくま新書670〈カラー新書〉], ISBN:9784480063748) 読了.花火大会といえば,たどりつくまでの交通渋滞と会場内の大混雑を思い浮かべてしまい,「遠くから見ればいい」と早々にあきらめモードになってしま…

『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(57)

三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行,講談社[現代新書1849],ISBN:4061498495→詳細目次|反響録) マルコジみそ[言及](2007年8月6日)http://d.hatena.ne.jp/marucozy/20070806/1186411062KamiyaOnLine[書評](2007年8月2日)…

『日本の花火』

小野里公成 (2007年7月10日刊行, 筑摩書房[ちくま新書670〈カラー新書〉], ISBN:9784480063748) 本書前半をなす第1章は,全国の有名な花火大会の紹介.後半は花火の分類体系と花火大会を楽しむノウハウいろいろ.何よりも惹かれるのはページをめくるご…

『知についての三つの対話』

ポール・K・ファイヤアーベント(村上陽一郎訳) (2007年7月10日刊行, 筑摩書房[ちくま学芸文庫], ISBN:9784480090829) 元本は,『知とは何か : 三つの対話』(1993年7月刊行, 新曜社, ISBN:4788504561).そーか,ファイヤアーベントの「最後の訳書…

『チャップ・ブックの世界:近代イギリス庶民と廉価本』

小林章夫 (2007年7月10日刊行, 講談社学術文庫[1828], ISBN:9784061598287 → 目次|版元ページ) 【書評】※Copyright 2007 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved チャップ・ブックという「本」が昔あった17〜18世紀にかけてのイギリスで大流行した…