2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『月刊みすず(58巻1号[no. 645]2016年1-2月合併号)』

(2016年2月1日発行,みすず書房,東京,本体価格300円 → 版元ページ) 本を読む他者をうしろから覗き込んでいるようなそこはかとない後ろめたさがある〈読書アンケート特集〉.ワタクシの寄稿は pp. 79〜80 に載っている.ワタクシが挙げた本のリストはこち…

『THE BOOK OF TREES ― 系統樹大全:知の世界を可視化するインフォグラフィックス』書評(3)

マニュエル・リマ[三中信宏訳] (2015年3月19日刊行,ビー・エヌ・エヌ新社, 東京, 215 pp., 本体価格3,800円, ISBN:9784861009563 [hbk] → コンパニオン・サイト|版元ページ) 幾霜「BOOK OF THE YEAR 2015」(2016年1月16日) 作品メモランダム「2015年…

『系統樹曼荼羅:チェイン・ツリー・ネットワーク』集音(12)

三中信宏(文)・杉山久仁彦(図版) (2012年11月16日刊行,NTT出版,東京,255 pp., 本体価格2,800円,ISBN:9784757142633 [hbk] → コンパニオンサイト|版元ページ|集音録) 寒波が次々とやってくる如月はじめ: 読書メーター「15deossan」(2016年1月17…

『現代菌類学大鑑』

David Moore, Geoffrey D. Robson, and Anthony P. J. Trinci [堀越孝雄・清水公徳・白坂憲章・鈴木彰・田中千尋・服部力・山中高史訳訳] (2016年2月29日刊行予定,共立出版,東京, 744pp., 本体価格20,000円, ISBN:9784320057210 → 版元ページ) 744ペー…

『世界のタテハチョウ図鑑:卵・幼虫・蛹・成虫・食草』

手代木求 (2016年1月25日刊行,北海道大学出版会,札幌, 566 pp., 本体価格32,000円[2016年3月31日までの特価30,000円], ISBN:9784832982239 → 版元ページ) カラー図版いっぱいで「566ページ」もあって「たった32,000円」ということは,印刷部数がかなり…

『The Monkey’s Voyage: How Improbable Journeys Shaped the History of Life』

Alan de Queiroz (2014年1月7日刊行,Basic Books, New York, viii+360 pp., ISBN:9780465020515 [hbk] → 目次|版元ページ|特設ページ|著者ブログ〈The Monkey's Voyage〉|書評リスト) 【書評】※Copyright 2016 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserv…

〈遺伝子から探る生物進化〉

斎藤成也・塚谷裕一・高橋淑子(監修) (2016年2月以降刊行予定,慶應義塾大学出版会,東京 → 版元ページ|facebook)慶應義塾大学出版会から分子進化学の新シリーズ〈遺伝子から探る生物進化〉全6巻が刊行開始.

『Numbers and Nerves: Information, Emotion, and Meaning in a World of Data』

Scott Slovic and Paul Slovic (eds.) (2015年10月刊行, Oregon State University Press, Corvallis, xxiv+238 pp., ISBN:9780870717765 [pbk] → 版元ページ) 【目次】 Foreword ― Headbone and Hormones: Adventures in the Arithmetic of Life (Robert M…

〈『日本言語地図』地図画像〉

国立国語研究所 → https://www.ninjal.ac.jp/publication/catalogue/laj_map/ 1966年〜1974年に刊行された『日本言語地図』(全6巻)の図版計300葉がオンライン公開されている.

『ダーウィンの覗き穴:性的器官はいかに進化したか』

メノ・スヒルトハウゼン[田沢恭子訳] (2016年1月25日刊行,早川書房,東京, 340 pp., 本体価格2,000円, ISBN:9784152095961 → 版元ページ) ご恵贈感謝.著者・訳者より推薦者の名前が断然目立つ.この著者はオランダのライデン自然史博物館 Naturalis の…

『Dictionary of the History of Ideas: Studies of Selected Pivotal Ideas, 4 Volumes』

Philip P. Wiener (ed.) (1973年刊行, Charles Scribner's Sons, New York) 観念史の基本文献であるこの事典は University of Virginia Library でオンライン公開されている.本書の翻訳は平凡社から出版された:フィリップ・P・ウィーナー(編)『西洋思…

『「文系学部廃止」の衝撃』

吉見俊哉 (2016年2月刊行予定,集英社[集英社新書]),東京→版元ドットコム.

『作家の収支』

森博嗣 (2015年11月30日刊行,幻冬舎[幻冬舎新書401],東京, 204 pp., ISBN:9784344984028 → 目次|版元ページ) 【書評】※Copyright 2016 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 作家という「幻想的職業」の財務分析 こういうテーマの本は初めて手に…

『Annual Review of Ecology, Evolution, and Systematics, Volume 46, 2015』

(2015年刊行,Annual Reviews, Palo Alto, ISBN:9780824314460 [hbk] → 版元ページ)紙版はまだ届かない.

『私の1960年代』

山本義隆 (2015年10月8日刊行,金曜日,東京, 366 pp., 本体価格2,100円, ISBN:9784865720044 → 版元ページ) 【目次】 はじめに 4 1. 大学入試直後の六〇年安保闘争 8 2. 高度成長と理工系ブーム 21 3. 宇宙開発という政治ショウ 29 4. 六二年の大学管理法…

『作家の収支』

森博嗣 (2015年11月30日刊行,幻冬舎[幻冬舎新書401],東京, 204 pp., ISBN:9784344984028 → 版元ページ) 【目次】まえがき 3森博嗣って誰?/作家って儲かるの?/自慢とは何か?/本書の内容は?第1章:原稿料と印税 21文章はいくらで売れるか?/文章…

『魚の文化史』

矢野憲一 (2016年1月8日刊行,講談社[講談社学術文庫2344],東京, 298 pp., ISBN:9784062923446 → 版元ページ) 1983年出版本の文庫化.魚に関係する民俗写真がいろいろ載っていて楽しそう. 【目次】 第1章 日本人と魚 10 第2章 魚のシンボル 60 第3章 …

『自然を名づける:なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』打音(20)

キャロル・キサク・ヨーン[三中信宏・野中香方子訳] (2013年9月3日第1刷刊行/2013年11月28日第2刷刊行/2014年2月7日第3刷刊行,NTT出版,東京,vi+391 pp., 本体価格3,200円, ISBN:9784757160569 → コンパニオンサイト|目次|版元ページ) 暖冬でも雪…

『文系学部解体』

室井尚 (2015年12月10日刊行, 角川書店[角川新書・K-58], 東京, 238pp., ISBN:9784040820514 → 目次|版元ページ|著者ブログ〈短信〉) 国立大学がたどってきた経緯を振り返り,文系分野に対する国からの “逆風” は昔から一貫していたと書く.歴史的文脈…

『カレル・チャペック:小さな国の大きな作家』

飯島周 (2015年12月15日刊行,平凡社[平凡社新書・798],東京, 279 pp., ISBN:9784582857986 → 目次|版元ページ) とことんこだわり抜いて何人分かの人生を生きた人.「ロボット」はチャペックの造語だったか.いろいろ情報が盛り込まれた良書.

『Making the Right Moves: A Practical Guide to Scientific Management for Postdocs and New Faculty, Second Edition』

HHMI: Resources for Early-Career Scientists → http://www.hhmi.org/programs/resources-early-career-scientist-development/making-right-moves 2006年に出版された若手研究者のための電子本.Resources for Early-Career Scientists で公開されている.…

『若い読者のための 第三のチンパンジー:人間という動物の進化と未来』

ジャレド・ダイアモンド著/レベッカ・ステフォフ編[秋山勝訳] (2015年12月18日刊行, 草思社, 東京, 351 pp., 本体価格1,800円, ISBN:9784794221759 → 版元ページ)

『Annual Review of Ecology, Evolution, and Systematics, Volume 45, 2014』

(2014年刊行,Annual Reviews, Palo Alto, xii+665 pp., ISBN:9780824314453 [hbk] → 版元ページ)実に一年以上も遅れてやっと納品された…….最新刊(Volume 46)がもう出ているんですけど.

『ワイン展:ぶどうから生まれた奇跡』

(国立科学博物館,2015年10月31日〜2016年2月21日開催, 144 pp., 税込価格1,500円 → ウェブサイト) 同名の展示(2015年10月31日〜2016年2月21日開催)の公式ガイドブック.

『インタースコア:共読する方法の学校』

松岡正剛・イシス編集学校(編著) (2015年12月26日刊行,春秋社,東京, 530 pp., 本体価格2,200円, ISBN:9784393333488 → 版元ページ)ご恵贈感謝.530ページもある分厚い本.ワタクシは昨年のISISフェスタがらみで p. 259 にちょろっと登場している.あ,…

『私の1960年代』

山本義隆 (2015年10月8日刊行,金曜日,東京, 366 pp., 本体価格2,100円, ISBN:9784865720044 → 版元ページ)「2016年1月17日・第8刷」とのこと.売れてるねぇ.

『カレル・チャペック:小さな国の大きな作家』

飯島周 (2015年12月15日刊行,平凡社[平凡社新書・798],東京, 279 pp., ISBN:9784582857986 → 版元ページ)上州往復車中読書本.ちくま文庫から「カレル・チャペック旅行記コレクション」を出した著者による評伝.けっこうおもしろい.「チャペック」と…

『静かなる旅をゆきつつ』

若山牧水 → http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/964315 1921年にアルスから出版された若山牧水『静かなる旅をゆきつつ』は〈近代デジタルライブラリー〉で公開されている.谷川温泉についてはコマ番号120以降の「利根より吾妻へ」に記されている.牧水…

「忘れたいからメモを取る」

Wired「メモを取っても記憶は定着しない:研究結果」(2015年1月17日)には「メモを取れば、あなたの記憶をむしばむ。あなたの脳を救うには、鉛筆を置き、メモ帳から離れよう」と書かれている.えーっとね,ワタクシたちは「きれいに忘れたいからしっかりメ…

〈青空文庫〉

→ http://www.aozora.gr.jp/ 〈青空文庫〉―「今日からパブリック・ドメインとなり、青空文庫に加わりました。安西冬衛、梅崎春生、江戸川乱歩、大坪砂男、河井酔茗、蔵原伸二郎、式場隆三郎、高見順、谷崎潤一郎、中勘助、森下雨村、山川方夫、米川正夫」(2…