2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『進化思考の世界:ヒトは森羅万象をどう体系化するか』余響(22)

三中信宏 (2010年9月25日刊行,日本放送出版協会[NHK Books: No. 1164],東京,265 pp.,本体価格1,100円, ISBN:9784140911648 → コンパニオンサイト|版元ページ|余響録) 意外なブログで取り上げられている: みんかね「体系化とは?知識の体系化のメ…

『絶滅の人類史:なぜ「私たち」が生き延びたのか』

更科功 (2018年1月10日刊行,NHK出版[NHK出版新書・541],東京, 250 pp., ISBN:9784140885413 → 版元ページ) 【目次】 はじめに 3 序章 私たちは本当に特別な存在なのか 15第1部 人類進化の謎に迫る 23 第1章 欠点だらけの進化 24 第2章 初期人類たちは…

『The Book of Circles — 円環大全:知の輪郭を体系化するインフォグラフィックス』

マニュエル・リマ[三中信宏監訳|手嶋由美子訳] (2018年2月26日刊行予定,ビー・エヌ・エヌ新社,東京,278 pp., 本体価格3,800円, ISBN:9784802510707 → 原書目次)再校ゲラが届いたので,目次とノンブルはこれで確定だろう. 【目次】 序文 11 謝辞 13 …

「文献リストの “闇” はさらに深い(ある顛末)」

先日書いた記事「文献リストの “闇” はさらに深い」で取り上げた論文: Bather, Francis A. (1927). Biological classification: Past and future. An Address to the Geological Society of London at its Anniversary Meeting on the Eighteenth of Februa…

『黒い言葉の空間:三浦梅園の自然哲学』

山田慶兒 (1988年4月25日刊行,中央公論社,東京, xxxii+394 pp., ISBN:4120016722)よもや二面体群に関する群論の講義を受けることになるとはまったく予想していなかった.梅園おそるべし. 【目次】 伝統的な自然哲学の思考法 —— 序に代えて i I 生涯と学…

『分類思考の世界:なぜヒトは万物を「種」に分けるのか』第5刷刊行

三中信宏 (2009年9月20日第1刷刊行/2009年10月8日第2刷刊行/2009年12月3日第3刷刊行/2013年7月26日電子本刊行/2015年5月8日第4刷刊行/2018年1月19日第5刷刊行,講談社[現代新書2014],本体価格800円(税込価格880円),328 pp.,ISBN:9784062880145 …

『ベイズモデリングの世界』

伊庭幸人(編) (2018年1月17日刊行,岩波書店,東京, vi+180 pp., 本体価格1,600円, ISBN:9784000247986 → 版元ページ|サポートページ)ご恵贈ありがとうございます. 【目次】 はじめに ii第I部 ベイズモデリングの世界 平均値から個性へ 統計的モデリン…

『日本現代怪異事典』

朝里樹(編) (2018年1月17日刊行,笠間書院,東京, 500ページ, 本体価格2,200円, ISBN:9784305708595 → 版元ページ)三段組500ページの厚さに圧倒される.

『古典の批判的処置に関する研究(全三部)』

池田亀鑑 (1941年刊行,岩波書店,東京 → 国立国会図書館デジタルコレクション:第一部|第二部|第三部)現物はまだ手にしたことがないが,国立国会図書館デジタルコレクションでオンライン閲覧できる.第一部「土佐日記原典の批判的研究」,第二部「國文…

『文化系統学への招待:文化の進化パターンを探る』響音(8)

中尾央・三中信宏(編著) (2012年5月25日刊行/2012年10月10日第2刷刊行,勁草書房, 東京, x+213+xi pp., 本体価格3,200円[税込価格3,360円], ISBN:9784326102167 → 目次|版元ページ|コンパニオン・サイト|響音録)実に二年半ぶりに落ち穂拾いを(怠…

『アラブ系譜体系の誕生と発展』

高野太輔 (2008年11月刊行,山川出版社[山川歴史モノグラフ・16],東京, 本体価格5,000円, ISBN:9784634674356 → 版元ページ)

『Record of the Campaigns of Chinggis Khan』

Christopher P. Atwood (近刊予定, Brill, Leiden)

「研究者とライターとの関係」

つい先日まで,プロの翻訳者の手になる下訳原稿をかなりリライトに没頭していた.ワタクシには自分なりの「文章のリズム」があるので,それに合わない箇所はもれなく書き換えてしまう癖がある.今回はちゃんとした下訳だったので,作業工程でいえば「五合目…

『人類の進化が病を生んだ』

ジェレミー・テイラー[小谷野昭子訳] (2018年1月30日刊行,河出書房新社,東京, 340 pp., 本体価格2,200円, ISBN:9784309227276 → 版元ページ)

『書物』

森銑三・柴田宵曲 (1997年10月16日刊行,岩波書店[岩波文庫・緑153-1],東京, 344 pp., ISBN:9784003115312 → 版元ページ)

『山海経:中国古代の神話世界』

高馬三良訳 (1994年1月14日刊行,平凡社[平凡社ライブラリー・854],東京, 203 pp., ISBN:9784582760347 → 版元ページ)

『The Book of Circles — 円環大全:知の輪郭を体系化するインフォグラフィックス』

マニュエル・リマ[三中信宏監訳|手嶋由美子訳] (2018年2月下旬刊行予定,ビー・エヌ・エヌ新社,東京,本体価格3,800円, ISBN:9784802510707 → 原書目次)アマゾンでの先行予約が早くも始まっているっ!

「文献リストの “闇” はさらに深い」

以下の事例もまた “闇” のひとつといえるかもしれない.Francis A. Bather のロンドン地質学会会長演説(Bather 1927)は,90年も前の記事であるにもかかわらず,分類学と系統学との関係を論じるとき,現在でもときどき引用(言及)される基本文献である.問…

「文献リストの “闇” は深い」

2017年の師走に脱稿した:三中信宏『系統体系学の世界:生物学の哲学がたどってきた道』(2018年4月刊行予定,勁草書房[けいそうブックス])は文献リストが未完成だった.一念発起して各章末に分散していた文献リストを束ねてみたら,重複項目を除いてちょ…

『Reinvention of Australasian Biogeography: Reform, Revolt and Rebellion』

Malte C. Ebach (2017年1月刊行,CSIRO Publishing, Clayton, ISBN:9781486304837 [pbk] → 版元ページ) 【目次】 Foreword v Prologue x Acknowledgements xii Chapter 1: Studying the distribution of life on Earth 1The search for natural biotic are…

『Rで楽しむベイズ統計入門:しくみから理解するベイズ推定の基礎』

奥村晴彦・瓜生真也・牧山幸史|石田基広[監修] (2018年1月29日刊行,技術評論社〈Data Science Library〉,東京, x+213 pp., ISBN:9784774195032 → 版元ページ)ご恵贈ありがとうございます.

『The Art and Science of Ernst Haeckel』

Rainer Willmann and Julia Voss (2018年1月刊行, Taschen, Köln, 704 pp., US$ 200.00, ISBN:9783836526463 [hardcover] → 版元ページ)年明け早々アマゾンに発注したら速攻で届いたヘッケルの重厚長大本.千枚漬けの重しになりそうなほどの大著.物理的に…

「“スーパーバイザー” というお仕事」

年末年始を返上してかかりきりになっている監訳の作業は連休三日目の今日も続いている.ワタクシはこれまで単行本の著者だったり翻訳本の訳者だったり論文集の編者となったことは何度もあるが,「監修」とか「監訳」という “役付き” になったのは今回が初め…

『思考の体系学:分類と系統から見たダイアグラム論』書評(7)

三中信宏 (2017年4月25日刊行,春秋社,東京, 6+316+23 pp., 本体価格2,500円, ISBN:9784393333556 → 目次|版元ページ|コンパニオン・サイト)年明け早々ありがたや: 中村雄祐「途上国におけるICTとリテラシー」(KOKKO 第26号,2017年11月10日発行,堀…

『赤の書[図版版]』

C・G・ユング (2018年1月刊行予定,創元社,大阪, ISBN:9784422116754 → 版元ページ)先年出た:C・G・ユング[ソヌ・シャムダサーニ編/河合俊雄監訳|河合俊雄・田中康裕・高月玲子・猪股剛訳]『赤の書[テキスト版]』(2014年8月刊行,創元社,大阪, I…

『現代の青春におくる挑発的読書論』

白上謙一 (1976年9月5日刊行,昭和出版,東京, 2 plates + 285 pp.)いま確認したら,この本では著者は「K. I. Sirakami」と訓令式でローマ字表記している(奥付の表記も訓令式).姉妹本の白上謙一白上謙一『ほんの話:青春に贈る挑発的読書論』(1980年4…

『進化思考の世界:ヒトは森羅万象をどう体系化するか』余響(21)

三中信宏 (2010年9月25日刊行,日本放送出版協会[NHK Books: No. 1164],東京,265 pp.,本体価格1,100円, ISBN:9784140911648 → コンパニオンサイト|版元ページ|余響録) 新しい年がまたひとつ明けて: hellog〜英語史ブログ「#3162. 古因学」(2017…

『The Book of Circles: Visualizing Spheres of Knowledge』

Manuel Lima (2017年5月刊行, Princeton Architectural Press, New York, 272 pp., ISBN:9781616895280 [hbk] → 版元ページ)本書は2018年2月にビー・エヌ・エヌ新社から翻訳刊行される予定です:マニュエル・リマ[三中信宏監訳]『THE BOOK OF CIRCLES — …

『ベイズモデリングの世界』

伊庭幸人(編) (2018年1月近刊,岩波書店,東京, ISBN: 978-4-00-024798-6 → 版元ページ)執筆者:伊庭幸人・久保拓弥・丹後俊郎・樋口知之・持橋大地・田邉國士.ををを.

〈康熙字典網上版〉

http://www.kangxizidian.com/ このオンライン『康熙字典』があればいつでも “漢字注射” ができるぞ.