2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『生命を理解する心の発達:子どもと大人の素朴生物学』

外山紀子 (2020年7月31日刊行,ちとせプレス,東京, viii+195 pp., 本体価格1,900円, ISBN:978-4-908736-18-6 → 版元ページ)

『ヒトの社会の起源は動物たちが知っている:「利他心」の進化論』

エドワード・O・ウィルソン[小林由香利訳] (2020年7月30日刊行,NHK出版,東京, 190 pp., 本体価格1,400円, ISBN:978-4-14-081825-1 → 版元ページ)

『クオリアと人工意識』

茂木健一郎 (2020年7月20日刊行,講談社[講談社現代新書・2576],東京, 381 pp., 本体価格1,200円, ISBN:978-4-06-520066-7 → 版元ページ)

『ウイルス・ハンター:アメリカCDCの挑戦と死闘』

エド・レジス[渡辺政隆訳] (2020年7月25日刊行,早川書房[ハヤカワ文庫NF・561],東京, 382 pp., 本体価格900円, ISBN:978-4-15-050561-5 → 版元ページ)1997年に出た『ウイルス・ハンター:CDCの疫学者たちと謎の病原体を追う』の文庫化.

『香川県立ミュージアム ミュージアム調査研究報告 第11号』

香川県立ミュージアム(編) (2020年3月31日発行,香川県立ミュージアム,高松, 120 pp. + CD-ROM → 版元ページ)昨年開催された特別展〈自然に挑む:江戸の超(スーパー)グラフィック—高松松平家博物図譜〉に関連する調査報告:鹿間里奈「衆鱗図と衆鱗手…

『新聞の力:新聞で世界が見える』

橋本五郎 (2020年6月30日刊行,労働調査会,東京, 276 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-86319-757-2 → 版元ページ)

『虚心に読む —— 書評の仕事2011–2020』

橋本五郎 (2020年7月10日刊行,藤原書店,東京, 279 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-86578-274-5 → 版元ページ)読売新聞読書委員会の “生き字引” 橋本五郎さんの第二書評集.ご恵贈感謝です.

『とうがらしの世界』

松島憲一 (2020年7月8日刊行,講談社[講談社選書メチエ・728],東京, viii+245 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-06-520292-0 → 版元ページ) “辛い本” もワタクシのもとに引き寄せられる傾向があるようだ.

『笑いの哲学』

木村覚 (2020年7月8日刊行,講談社[講談社選書メチエ・729],東京, 244 pp., 本体価格1,750円, ISBN:978-4-06-520293-7 → 版元ページ)「笑い」に真正面から取り組む本.

『植物園の世紀:イギリス帝国の植物政策』目次

川島昭夫 (2020年7月10日刊行,共和国,東京, 237 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-907986-66-7 → 版元ページ|版元ドットコム|「はじめに——著者に代わって[志村真幸]」)読了.をを,これは予想通りのアタリ本です.西洋列強の海外進出(17〜19世紀)…

『京大的文化事典:自由とカオスの生態系』目次

杉本恭子 (2020年6月25日刊行,フィルムアート,東京, 319 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-8459-1823-2 → 版元ページ)京大の “なか” を見る本.読売新聞はここのところ「発酵本」と「京都本」を取り上げる確率が高いというオモテの声があるが,読書委員…

『漢字の構造:古代中国の社会と文化』

落合淳思 (2020年7月10日刊行,中央公論新社[中公選書・108],東京, 325 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-12-110108-2 → 版元ページ)昨年立て続けに出た2冊:落合淳思『漢字字形史小字典』(2019年3月31日刊行,東方書店,東京, 32+493+33 pp., 本体価…

『A Narrow Bridge[一本の細い橋]:美術でひもとくオランダと日本の交流史』

ヤン・デ・ホント,メンノ・フィツキ[松野明久・菅原由美訳] (2020年3月31日刊行,大阪大学出版会,大阪, 253 pp., 本体価格6,000円, ISBN:978-4-87259-701-1 → 版元ページ)日蘭交流本をなぜ阪大出版会が?と思ったら,「大阪大学適塾記念センター」が出…

『大食軒酩酊の食文化[第1集]』

石毛直道 (2020年6月27日刊行,教育評論社,東京, 143 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-86624-028-2 → 版元ページ)読書委員会で「ミナカさん,はいっ」と手渡された.これくらいえらいセンセイになると呑んでも食べてもちゃんと本になる.「第1集」とい…

『陸上植物の形態と進化』目次

長谷部光泰 (2020年7月1日刊行,裳華房,東京, 44 color plates + x + 248 pp., 本体価格4,000円, ISBN:978-4-7853-5871-6 → 版元ページ)とってもカラフルな植物進化学最新刊.はい,もちろん大評決定です.読みます読みます.【目次】 カラー口絵 (44 pp…

『怪談びたり』

深津さくら (2020年6月26日刊行,二見書房,東京, 239 pp., 本体価格1,400円, ISBN:978-4-576-20098-9 → 版元ページ)読書委員会の最中につい “内職読み” してしまいまして.

『〈美しい本〉の文化誌:装幀百十年の系譜』読売新聞書評

臼田捷治 (2020年4月17日刊行,Book&Design,東京, 16 color plates + 318 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-909718-03-7 → 目次|版元ページ)読売新聞大評が公開された:三中信宏「紙の本に秘められた力 —— <美しい本>の文化誌 臼田捷治著」(2020年7…

『The Slippery Art of Book Reviewing』

Mayra Calvani and Anne K. Edwards (2008年刊行,Twilight Times Books, Kingsport, Tennesee, 190 pp., ISBN:978-1-933353-22-7 [pbk] → 版元ページ)「書評を書く」というテーマに特化したこういう本はほとんど見当たらない.とくに Part One: The Art o…

『ナッジ!?:自由でおせっかいなリバタリアン・パターナリズム』

那須耕介・橋本努(編) (2020年5月20日刊行,勁草書房,東京, vi+256 pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-326-55084-5 → 版元ページ)先日の大手町漁港でいったん針に引っかかったのに逃げられてしまった本.ご恵贈ありがとうございます.

『世界哲学史5 —— 中世III:バロックの哲学』

伊藤邦武・山内志朗・中島隆博・納富信留(編) (2020年5月10日刊行,筑摩書房[ちくま新書・1464],東京, 307 + xxvii pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-480-07295-5 → 版元ページ)この叢書はみだりに近寄るとライプニッツやスカリゲルに噛まれそうで,…

『合成テクノロジーが世界をつくり変える:生命・物質・地球の未来と人類の選択』

クリストファー・プレストン[松井信彦訳] (2020年7月20日刊行,インターシフト,東京, 285 pp., 本体価格2,300円, ISBN:978-4-7726-9569-5 → 版元ページ)

『日本のお弁当文化:知恵と美意識の小宇宙』目次

権代美重子 (2020年4月20日刊行,法政大学出版局,東京, 252 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-588-30052-3 → 版元ページ )【目次】 はじめに 3序章 世界が注目する日本のお弁当文化 131 海外のBENTO人気 14 2 手作り弁当のひろがり 22 3 「お弁当」…

『まとまりがない動物たち:個性と進化の謎を解く』

ジョン・A・シヴィック[染田屋茂・鍋倉僚介訳] (2020年5月28日刊行,原書房,東京, 8+255 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-562-05764-1 → 版元ページ)メインタイトルを見ただけではわからないが,動物の「個性(=パーソナリティ?)」を論じた本.

『ピジン・クレオル諸語の世界:ことばとことばが出合うとき』

西江雅之 (2020年7月5日刊行,白水社,東京, 263 pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-560-08874-6 → 版元ページ)ダイナミックに生成変化するピジン・クレオール言語の世界.

『アジア図像探検』

杉原たく哉[武田雅哉監修|杉原篤子編] (2020年5月31日刊行,集広舎,福岡, 288 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-904213-92-6 → 版元ページ)中国を中心にてんこ盛りの図像が盛り込まれている.

『サードプレイス:コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」』目次

レイ・オルデンバーグ[忠平美幸訳] (2013年10月25日刊行,みすず書房,東京, 480+xxxv pp., 本体価格4,200円, ISBN:978-4-622-07780-0 → 版元ページ)みすず書房の本なのに(←ここ重要)10刷とはおそるべし.確かに “場の居心地” はとても大事.【目次】 …

『専門知を再考する』感想

H・コリンズ,R・エヴァンズ[奥田太郎監訳|和田慈・清水右郷訳] (2020年4月25日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, viii+179+30 pp., 本体価格4,500円, ISBN:978-4-8158-0986-7 → 目次|版元ページ)読了.最後まで手強かったなこれは.従来的な「貢献型専…

『90年版 岩波文庫解説総目録 1927~2016』

岩波文庫編集部(編) (2017年9月27日刊行,岩波書店,東京, viii+1287 pp., 本体価格4,500円, ISBN:978-4-00-061209-8 → 版元ページ)新刊の『岩波新書解説総目録 1938-2019』を手にして,そういえば岩波文庫の解説総目録もアップデートされていたなと思い…

『怪異の表象空間:メディア・オカルト・サブカルチャー』読売新聞書評

一柳廣孝 (2020年3月23日刊行,国書刊行会,東京, 360+XIX pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-336-06577-3 → 版元ページ)読売新聞小評が公開された:三中信宏「怪異の表象空間 一柳廣孝著」(2020年6月21日掲載|2020年6月29日公開)※一柳廣孝『怪異の表象…

『本の雑誌の坪内祐三』

坪内祐三 (2020年6月25日刊行,本の雑誌社,東京, 397 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-86011-443-5 → 版元ページ)今年1月に亡くなった坪内祐三が『本の雑誌』に寄稿したすべての記事を集めたとのこと.インタビュー・対談・特集はもとより三角窓口の果…