2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『読む・打つ・書く』日本の古本屋メルマガ記事

三中信宏 (2021年6月15日刊行,東京大学出版会[東京大学出版会創立70周年記念出版],東京,xiv+349 pp., 本体価格2,800円(税込価格3,080円), ISBN:978-4-13-063376-5 → コンパニオン・サイト|版元ページ)日本の古本屋メールマガジン第329号(2021年8…

『阿蘭陀通詞』

片桐一男 (2021年7月13日刊行,講談社[講談社学術文庫・2675],東京, 413 pp., 本体価格1,380円, ISBN:978-4-06-522681-0 → 版元ページ)「通詞」と「通事」はまったく別物であることを初めて知った.あとがきで著者は現代の日本ではオランダ語の地位が危…

『機械式時計大全』

山田五郎 (2021年8月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・750],東京, 397 pp., 本体価格2,600円, ISBN:978-4-06-523368-9 → 版元ページ)今月のメチエは攻めてくるぞ.デジタル時計に先立つ機械式時計を徹底的に調べ尽くした分厚い本.ワタクシは腕時計…

『鷹将軍と鶴の味噌汁:江戸の鳥の美食学』

菅豊 (2021年8月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・753],東京, 285 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-06-524587-3 → 版元ページ)江戸時代の野禽食文化をたどる新刊.日本各地に残る伝統的な野鳥料理が紹介されている.

『個性学入門:個性創発の科学』

保前文高 ・大隅典子(編) (2021年8月1日刊行,朝倉書店,東京, viii+232 pp., 本体価格4,000円, ISBN:978-4-254-10295-6 → 版元ページ)ご恵贈どうもありがとうございました.ここでいう「個性」は「個物性」ですね.

「文献・註・索引」の三点セット

Takuji Hashizume ツイート(2021年8月23日) https://twitter.com/leeswijzer/status/1429587403199586304 「文献・註・索引」の三点セットを本の本体ではなく,版元ウェブサイトで電子公開するという “裏ワザ” が広まっているようです.もしそれをするなら…

『読む・打つ・書く』書評拾い(13)

三中信宏 (2021年6月15日刊行,東京大学出版会[東京大学出版会創立70周年記念出版],東京,xiv+349 pp., 本体価格2,800円(税込価格3,080円), ISBN:978-4-13-063376-5 → コンパニオン・サイト|版元ページ) 読書メーター:trazomさんの感想・レビュー(…

「ネット中傷やデマ対策の“盲点”」について

ハフポスト日本版「ネット中傷やデマ対策の“盲点”、Amazonレビューが温床に。識者から「透明化」求める声——著者への悪質なレビュー投稿は、精神的な苦痛を与えるだけではない。」(2021年8月21日) https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_610b9b9be4…

『ビールの自然誌』本よみうり堂紹介

ロブ・デサール,イアン・タッターソル[ニキリンコ・三中信宏訳] (2020年1月25日刊行,勁草書房,東京, vi+273 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-326-75056-6 → 目次|版元ページ)読売新聞・本よみうり堂「心や体がスッとする「健やか」になる本<2>…

『現代思想・2021年10月号』特集〈進化論の現在〉

(2021年9月刊行予定,青土社,東京, 本体価格1,500円, ISBN:978-4-7917-1420-9 → 版元ページ)※特集〈進化論の現在〉.か,書かないと……(滝汗).『現代思想』は毎号それぞれひとりの担当編集者が執筆者の人選をしているようだ.執筆依頼があった時点で他…

『昆虫分類学若手懇談会ニュース』と『Panmixia』アーカイブの公開

昆虫分類学若手懇談会の会報『昆虫分類学若手懇談会ニュース』(1972〜)と機関誌『Panmixia』(1973〜)の全バックナンバーが会員限定で公開された.歴史的に意味のある資料も含まれているので,とにもかくにも公開されたことはありがたい.

『読む・打つ・書く』書評拾い(12)

三中信宏 (2021年6月15日刊行,東京大学出版会[東京大学出版会創立70周年記念出版],東京,xiv+349 pp., 本体価格2,800円(税込価格3,080円), ISBN:978-4-13-063376-5 → コンパニオン・サイト|版元ページ) 大隅典子さんの書評スレッド(2021年8月12日…

「 “積ん読” の御利益」

いわゆる “積ん読” はワルくないですよ.本を読まずに何年も静かに積み重ねておくと,買った本人が知らないうちに熟成感が漂ってきて,あるとき本の方から「おい,いまが “読み頃” だぞ」と声がかかります.著者の側からいえば,「せっかく書いたんだから最…

「なぜ “理系の本” は書評されないのか?」

2021年8月12日(木)の読売新聞インタビューでは,「なぜ “理系の本” は書評されないのか?」という話題も出た.新聞書評に関して言えば,新刊理系本の情報が潜在的書評者集団に届かないことが大きなハードルで,どうせ献本するなら個人よりは新聞社へ送った…

『近代華族動物学者列伝 』目次

保科英人 (2021年7月20日刊行,勁草書房,東京, 258 pp., 本体価格3,000円, ISBN: 978-4-326-75058-0 → 版元ページ)気になっていた本.蜂須賀正氏・黒田長禮・鷹司信輔他.【目次】 序章 華族と華族動物学者たち 7 第1章 「蟲好きでは錚々たるもの」といわ…

『読む・打つ・書く』書評拾い(11:アエラ書評)

三中信宏 (2021年6月15日刊行,東京大学出版会[東京大学出版会創立70周年記念出版],東京,xiv+349 pp., 本体価格2,800円(税込価格3,080円), ISBN:978-4-13-063376-5 → コンパニオン・サイト|版元ページ) 8月10日発売『AERA』最新号(2021年8月16日-2…

『カイメン:すてきなスカスカ』

椿玲未 (2021年8月5日刊行,岩波書店[岩波科学ライブラリー〈生きもの〉・306],東京, xii+130 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-00-029706-6 → 版元ページ)タイトルでみごとに “フック” をしかけてきたか.多くの読者は「すてきなスカスカ」に魅了され…

『温泉達人会・Volume 14 - 2020』

温泉達人会(編著) (2020年11月20日発行,温泉達人会事務局/栞文庫,東京,144 pp., 本体価格1,000円,ISBN:978-4-9911720-0-7 → 温泉達人会ホームページ)

『じゃりン子チエ 19』

はるき悦巳 (2021年8月8日刊行,双葉社[双葉文庫・は-04-72],東京, 本体価格800円, 460 pp., ISBN:978-4-575-72818-7 → 版元ページ)

「文献渉猟いとをかし」

清田雅智・陶山恭博 2021. 文献渉猟いとをかし:文献学の手法が臨床疑問の解へ導く. 週刊医学界新聞,第3431号(2021年8月2日発行) https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2021/3431_01 「タイトルやアブストラクトを読んだだけの引用では,あたか…

『読む・打つ・書く』書評拾い(10)

三中信宏 (2021年6月15日刊行,東京大学出版会[東京大学出版会創立70周年記念出版],東京,xiv+349 pp., 本体価格2,800円(税込価格3,080円), ISBN:978-4-13-063376-5 → コンパニオン・サイト|版元ページ) 読書記録「三中信宏『読む・打つ・書く』につ…

『パンデミックの世紀:感染症はいかに「人類の脅威」になったのか』日経新聞書評

マーク・ホニグスバウム[鍛原多惠子訳] (2021年5月30日刊行,NHK出版,東京,542 pp., 本体価格3,500円, ISBN:978-4-14-081856-5 → 版元ページ)日本経済新聞書評が出ました:三中信宏「病原体が暴き出す社会の闇」(2021年8月7日).

『アカデミアを離れてみたら:博士、道なき道をゆく』目次

岩波書店編集部(編) (2021年8月4日刊行,岩波書店,東京, viii+238 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-00-061483-2 → 版元ページ ) 一年間に及ぶ岩波書店ウェブ連載〈アカデミアを離れてみたら〉(2020〜2021)の書籍化.知っているお名前がちらほらある…

『読む・打つ・書く』書評拾い(9)

三中信宏 (2021年6月15日刊行,東京大学出版会[東京大学出版会創立70周年記念出版],東京,xiv+349 pp., 本体価格2,800円(税込価格3,080円), ISBN:978-4-13-063376-5 → コンパニオン・サイト|版元ページ) 栗林健太郎「2021年8月1日」 https://kentaro…

『Life Changing:ヒトが生命進化を加速する』

ヘレン・ピルチャー[的場知之訳] (2021年8月15日刊行,化学同人,京都, 8 color plates + iv + 345 pp., 本体価格2,600円, ISBN:978-4-7598-2073-7 → 版元ページ)

『海獣学者、クジラを解剖する。——海の哺乳類の死体が教えてくれること——』

田島木綿子 (2021年8月5日刊行,山と渓谷社,東京, 8 color plates + 335 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-635-06295-4 → 版元ページ)最近は “大きな動物” の本が立て続けに出ているような気がしてならない.

『「誤差」「大間違い」「ウソ」を見分ける統計学』

デイヴィッド・サルツブルグ[竹内惠行・濵田悦生訳] (2021年7月31日刊行,共立出版,東京, viii+131 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-320-11450-0 → 版元ページ)名著:デイヴィッド・サルツブルグ[竹内惠行・熊谷悦生訳]『統計学を拓いた異才たち:…

『読む・打つ・書く』販促活動

三中信宏 (2021年6月15日刊行,東京大学出版会[東京大学出版会創立70周年記念出版],東京,xiv+349 pp., 本体価格2,800円(税込価格3,080円), ISBN:978-4-13-063376-5 → コンパニオン・サイト|版元ページ)東京大学出版会広報誌 UPの最新号(2021年8月…

『科学を語るとはどういうことか:科学者、哲学者にモノ申す[増補版]』コメント

須藤靖・伊勢田哲治 (2021年5月30日刊行,河出書房新社,東京,342 pp., 本体価格2,000円,ISBN:978-4-309-25427-2 → 版元ページ)須藤靖は「私は科学哲学が物理学者に対して何らかの助言をしたなどということは訊いたことがないし,おそらく科学哲学と一般…

『ライティングの哲学:書けない悩みのための執筆論』感想

千葉雅也・山内朋樹・読書猿・瀬下翔太 (2021年7月21日刊行,星海社[星海社新書・187],東京, 269 pp., 本体価格1,100円, ISBN:978-4-06-524327-5 → 目次|版元ページ)サクッと読了.著者四人四様の “書く人生” が座談会とエッセイに開陳されていてとて…