2026-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『物いふ小箱』読中

『物いふ小箱』 森銑三 (1988年11月20日刊行、筑摩書房、東京, 204 pp., ISBN:4-480-81264-4)※小出昌洋による編集後記には、森銑三の次の文が引用されている: 「「怪談」その他の著書に、小泉八雲が一流の名文を以て、日本の怪異談を多く書ゐている。往年…

『びいどろ障子』——「遺傳學」のこと

『びいどろ障子』 森銑三 (1988年8月20日刊行、小澤書店、東京, 288 pp., 本体価格2,500円, ISBNなし)読了。「遺傳學」(p. 250)には古川綠波が登場する: 「先年あつけなく死んでしまった古川綠波は、名門の出で、謹直そのもののやうな學者だった加藤弘…

『びいどろ障子』——「おやぢ」のこと

『びいどろ障子』 森銑三 (1988年8月20日刊行、小澤書店、東京, 288 pp., 本体価格2,500円, ISBNなし)もうひとつ、「おやぢ」(p. 224)から: 「「地震、雷、火事、おやぢ」のおやぢは、公方様を指してゐるのだと、吉田東伍博士がいつてゐられるのを、つ…

『びいどろ障子』——「へへののもへし」のこと

『びいどろ障子』 森銑三 (1988年8月20日刊行、小澤書店、東京, 288 pp., 本体価格2,500円, ISBNなし)本書には「ヘマムショ入道」(pp. 160-161)という一文がある。江戸時代からあるこの絵文字に関連して、こう書かれている: 「ヘマムショ入道は不思議に…

『「私」という存在の科学 —— ビッグバンから意識の出現まで』目次

『「私」という存在の科学 —— ビッグバンから意識の出現まで』 ティム・コールソン [藤原多伽夫訳] (2026年2月25日刊行、NHK出版、東京, 488 + vi pp., 本体価格2,900円, ISBN:978-4-14-082008-7 → 版元ページ)【目次】 はじめに――なぜこの本を書くのか …

『びいどろ障子』読中

『びいどろ障子』 森銑三 (1988年8月20日刊行、小澤書店、東京, 288 pp., 本体価格2,500円, ISBNなし)図書館で袖を引かれたので、迷わずピックアップした。森銑三が東京駅の待合室で書き綴ったというエッセイの数々。短い数行の書きつけもあれば、何ページ…

『読書アンケート2025 —— 識者が選んだ、この一年の本』

『読書アンケート2025 —— 識者が選んだ、この一年の本』 みすず書房編集部(編)(2026年2月16日刊行、みすず書房、東京, vi+201 pp., 本体価格900円, ISBN:978-4-622-09842-3 → 版元ページ)みすず書房から毎年出ている「讀書アンケート」の新刊が今年も届…

『『洋酒天国』とその時代』目次

『『洋酒天国』とその時代』 小玉武 (2007年5月30日刊行、筑摩書房、東京, viii+388 pp., ISBN:978-4-480-81827-0)人間環境大学図書館で先日ピックアップした本。本書のタイトルにある『洋酒天国』誌は、昭和30年代にサントリーが出していたというが、いま…