秋朱之介
(1988年9月8日刊行,書肆ひやね,ISBN なし[初版800部])
『東京下町 古本屋三十年』
青木正美
(1982年12月1日刊行,青木書店,ISBN なし)
『自筆本蒐集狂の回想』
青木正美
(1993年6月25日刊行,青木文庫,ISBN なし)
『百花譜(上・下)』
木下杢太郎
(1979年3月19日刊行,岩波書店,東京,上巻:xvi, pp. 1-432/下巻:pp. 433-872, 5, ISBN なし[予約出版])
木下杢太郎が最晩年に遺した872葉に及ぶ植物画の復刻.1943〜1945年という太平洋戦争末期に病床でスケッチしたものだそうだ.前川文夫が描かれた植物を同定し,本書の前書きでその経緯を記している.この『百花譜』の「文」の方は日記として別にある(この図版集のあとに出た「著作集」に載っている).それにしても,病を得た作家や芸術家たちが人生の最後に「絵筆をとる」というのは何かしら理由や動機があることなのだろうか.木下杢太郎も,福永武彦も,武満徹も.