『夕方なしかの本8』

夕方なしかの本制作委員会
(2006年12月10日刊行,OBS大分放送,ISBN不明)

別府の「ときはデパート」に入っているリブロで買った本.リブロの「大分コーナー」にこの“真っ黄色本”がずらりと並んでいるありさまは壮観だ.全編ディープな大分弁.県内ではたいへんよく売れているシリーズだそうで,最初の巻の方は何回も重版されている.もともとは大分放送ラジオの視聴者投稿番組〈松井督治の夕方なしか!〉から生まれた本とのこと.また,この『夕方なしか!』本とは別に,もっと薄い(しかし黄色い)『なしか!』本既刊二十数号も並んでいた.この大分弁,研修中はそこかしこで飛び交っていたので,なんとなく雰囲気と口調がわかる気がする.ぽんぽんと言葉が飛べばなかなか威勢よく聞こえる.このように,大分県内では『なしか!』が何冊も出まわっている.しかし,県外ではまったく知名度がないようで,ぼく自身,現物を手にするまではこういうシリーズ本があるとはいっこん知らんかった.なしか! ひょっとして県内でしか売ってないのか.※今は亡き神保町の「書肆アクセス」でもまったく見かけたことがなかった.