『日本語活字ものがたり:草創期の人と書体』

小宮山博史

(2009年1月23日刊行, 誠文堂新光社[文字と組版ライブラリ1], 東京, 270 pp., 本体価格2,400円, ISBN:9784416609026版元ページ

【目次】
序 4
第一話 本木昌造・平野富二,危機一髪 —— 幕府輸送船長崎丸二号遭難始末 9
第二話 明朝体が上海からやってきた —— ウィリアム・ギャンブルの来崎 23
第三話 移転を繰り返すミッションプレス —— 美華書館跡地考 47
第四話 四角の中に押し込めること —— 築地活版の仮名書体 69
第五話 ゴマンとある漢字 —— 増え続ける漢字数 101
第六話 漢字に背番号 —— 一九世紀のコードポイント 119
第七話 Meは横組み,拙者は縦組み —— 幕末・明治の和洋混植 143
第八話 無名無冠の種字彫師 —— 活字書体を支えた職人達 177
第九話 毛筆手書きの再現はうまくいくのか —— 連綿体仮名活字の開発 201
第十話 アイディアは秀,字形は不可 —— 偏傍・冠脚を組み合わせる分合活字 231
あとがき 263
掲載図版 264
註 266
人名一覧 266