『西洋美術書誌考』

西野嘉章

(2009年1月29日刊行,東京大学出版会,東京,354 pp., 本体価格8,800円, ISBN:9784130802116版元ページ

【目次】
緒言 —— エスプリ・カルヴェの「古文庫」から 3
凡例 10


第一部 序説 17

美術書誌学の射程 32
美術古文献の地誌 41
美術書誌学の課題 62


第二部 美術書誌学 77

テオフィルスと『諸技術提要』 78
マルクスウィトルウィウス・ポリウスと『建築十書』 84
レオン・バッティスタ・アルベルティと『絵画三書』 98
レオナルド・ダ・ヴィンチと『絵画論』 112
アルブレヒト・デューラーと『人体均衡論四書』 129
ジャコモ・バロッツィ・ダ・ヴィニョーラと『建築の五つのオーダーの規則』 135
アンドレア・パッラーディオと『建築四書』 147
バスティアーノ・セルリオと『建築及遠近法全著作』 153
ヴィンチェンツォ・スカモッツィと『普遍建築のイデア』 158
ジョルジョ・ヴァザーリと『イタリアのもっとも傑出せる建築家・画家・彫刻家の生涯』 164
ジョヴァンニ・パオロ・ロマッツォと『絵画芸術論七書』 173
カレル・ファン・マンデルと『画家の書』 184
ジョヴァンニ・ピエトロ・ベッローリと『現代画家・彫刻家・建築家伝』 188
マルコ・ボスキーニと『絵画海図』 197
フィリッポ・バルディヌッチと『ディセーニョ教授の消息』 201
カルロ・チェーザレ・マルヴァシアと『ボローニャ画家伝』 207
ヨアキム・フォン・ザンドラルトと『高貴なるドイツ建築・彫刻・絵画芸術アカデミー』 218
アンドレ・フェリビアン・デ・ザヴォーと『古今のもっとも秀でたる画家の生涯と作品についての講話』 222
ヘンリー・ピーチャムと『ペンによる素描術』 230
ロジェ・ド・ピールと『画家略伝』 237
シャルル=アルフォンス・デュ・フレノワと『画論』 248
ジャン=バティスト・デュボスと『詩と絵に関する批判的省察』 253
アントワーヌ=ジョゼフ・デザリエ・ダルジャンヴィルと『もっとも高名なる画家たちの生涯』 257
ジャン=バティスト・デキャンと『フランドル・ドイツ・オランダ画家伝』 263
クロード=アンリ・ワトレと『美術実践辞典』 267
ジョナサン・リチャードソンと『著作集』 277
ベルナール・ド・モンフォーコンと『古代図説』 280
ジョヴァンニ・バッティスタ・ファルダと『現代ローマの景観における工作物・建築物の新劇場』 293
ドゥニ・ディドロジャン・ル・ロン・ダランベールと『百科全書』 299


第三部 雑纂 307

フランチェスコ・コロンナと『ポリフィロ狂恋夢』 308
アンドレアス・ウェサリウスと『人体の構造に関する七書』 313
ロバート・フックと『ミクログラフィア』 325
ナポレオン=ボナパルトと『エジプト誌』 328
西洋近代の博物図譜 331


初出一覧 337
あとがき 338
人名索引 [353-340]