『鳥の自然史:空間分布をめぐって』

樋口広芳・黒沢令子(編著)

(2009年10月10日刊行,北海道大学出版会[自然史シリーズ],札幌,xii+256 pp.,本体価格3,000円,ISBN:9784832981911版元ページ

【目次】
カラー口絵 i
はじめに (樋口広芳・黒沢令子) iii

第I部 日本の鳥類とその由来

第1章 日本の鳥類の分布と独自性 (樋口広芳・黒沢令子) 3
第2章 陸鳥類の集団の構造と由来 (西海功) 17
第3章 移動能力の高いカモメ類の遺伝的構造 (長谷川理) 39

第II部 分布の変遷とその影響

第4章 遺跡から出土した骨による過去の鳥類の分布復原 (江田真毅) 55
第5章 オナガの分布域拡大にともなうカッコウとの新たな関係 (高須夫悟) 73
第6章 外来鳥類ソウシチョウの生態と在来鳥類へ与える影響 (天野一葉) 89

第III部 分布のあり方を探る

第7章 鳥類の空間分布のあり方 (百瀬浩) 109
第8章 周辺環境が鳥類の生息に及ぼす影響 (山浦悠一・加藤和弘) 123
第9章 鳥の階層的生息地選択と分布決定プロセス (藤田剛) 139

第IV部 広域分布研究と保全・管理

第10章 広域における生息環境評価と保護区の設定 (鈴木透・金子正美) 159
第11章 広域長期モニタリングにもとづく鳥類分布の時間的空間的変化 (植田睦之) 173
第12章 衛星追跡と渡り経路選択の解明 (島粼彦人・山口典之・樋口広芳) 189
第13章 地球温暖化と鳥類の生活 (小池重人・樋口広芳) 205


引用・参考文献 221
索引 245
執筆者紹介 255