『博物学の黄金時代』

リン・バーバー[高山宏訳]

(1995年10月30日刊行,国書刊行会[叢書〈異貌の 19世紀〉],431+21+xiv pp.,ISBN:4336034931

出版された当時,うっかり買い忘れてしまって,すぐ品切れになり店頭から消え去った本.初めて降りた横浜の山手駅前商店街をふらふら徘徊していたら,〈古書自然林〉のリアル店舗を偶然にも発見してしまった.こんなところでこの本に出会えたのは実に幸運だった.

【目次】
謝辞 7

第1部 社会的背景 15

 第1章 「開巷驚奇,さながらに小説の如し」 17
 第2章 「万人が博物学者」 38

第2部 科学的背景 63

 第3章 「当代随一の体系家」 65
 第4章 危険な快楽 79
 第5章 科学よりは宗教 100

第3部 「草の根」で爆発 117

 第6章 「腐蝕酸も喜び笑う」−博物学畸人紳士録I 119
 第7章 ウォルトン・ホールのひねくれ郷士博物学畸人紳士録II 139
 第8章 ある発明品と余波 157
 第9章 婦人部屋の博物学者 177
 第10章 食獣道の創始者博物学畸人紳士録III 198
 第11章 すべて一堂に 216

第4部 正統擁護派たち 241

 第12章 英国のキュヴィエ 243
 第13章 シルリアの王 260
 第14章 「噂の外国人教授」 273

第5部 大論争,火蓋を切る 291

 第15章 ダーウィンへの道 293
 第16章 「この瞑想する哲学者肌の石工」 317
 第17章 科学の犠牲者 338
 第18章 「まるで殺人の告白」 355
 第19章 進化論かく戦えリ 380
 第20章 余波 407

エキセントリックの魅惑(高山宏) 423

文献注 [1-21]
Picture Credits xiv
索引 [i-xiii]