『The Red Book』

Carl G. Jung著[Sonu Shamdasani, Mark Kyburz, John Peck編訳]

(2009年10月刊行,W. W. Norton, New York, xii+371 pp., ISBN:9780393065671版元ページ

年明け早々amazonから届いた巨大な箱を開封した.ついに着弾ですかぁ.30×40×5cm という超弩級なサイズとその重量はもちろん,何よりもその内容のアヤシさは格別です.著者ユングが亡くなって半世紀ぶりに初めて公開されたという,この『赤の書』(pp. 1-192)は手に取ればそのオーラが伝わってくるだろう(電子本という形式では伝わらないものが多すぎる).中世写本のごときカリグラフィーと,そこはかとなく禍々しい図像の数々.夜中に読んでいると取り憑かれるかもしれないな…….

本書の日本語訳は近々刊行されると聞いているが,価格がただごとではないそうで…….英語版ははっきり言って「安い」です!(ものすごい割引率だったし)