『進化論の基盤を問う:目的論の歴史と復権』

ローベルト・シュペーマン,ラインハルト・レーヴ著[山脇直司・大橋容一郎・朝広謙次郎訳]

(1987年3月30日刊行,東海大学出版会,東京,vi+314 pp., ISBN:448600969X

【目次】
日本語版への序 i


序章 1

第1部:目的論の歴史的展開 15

 第1章:プラトンの目的論の構想 17
 第2章:アリストテレスの目的論的自然観 38
 第3章:古代後期における目的論の拡大と,スコラ哲学における目的論の存在論的・神学的位置づけ 63
 第4章:近代初期に至るまでの目的論的思考の危機と無力化 81
 第5章:ライプニッツとカントにおける,目的論と普遍的機械論との仲介の試み 100
 第6章:ドイツ観念論における目的論 —— フィヒテシェリングヘーゲル 133
 第7章:十九世紀における自己保存目的論の徹底化と破壊 —— ショーペンハウエルニーチェ 164

第2部:反目的論批判と目的論の再発見 181

 第8章:十九,二十世紀における反目的論の執行 183
 第9章:反目的論主義批判 215
 第10章:再発見された目的論 259


訳者あとがき 301
文献リスト [313-307]