『増補・民族という虚構』

小坂井敏晶

(2011年5月10日近刊,筑摩書房ちくま学芸文庫],東京,ISBN:9784480093554

どのように「増補」されたのかが気になる.初版の小坂井敏晶『民族という虚構』(2002年10月10日刊行,東京大学出版会,東京,viii+201+3 pp.,本体価格3,200円,ISBN:4130100890書評目次版元ページ)の書評はすでに公開した.この書評文を書いてしばらくしてから,著者の小坂井敏晶さんからメールをいただいた.2004年1月のことだった.当時,彼はパリ在住だったので(いまも?),お会いする機会がいまだにないのは残念なことだ.