『西洋思想における「個」の概念』

中川純男・田子山和歌子・金子善彦(編)

(2011年3月25日刊行,慶應義塾大学言語文化研究所,東京,本体価格3,500円,vi+384pp., ISBN:9784766418088版元ページ

【目次】
序(田子山和歌子) 1
論文紹介(金子善彦) 5
1 アリストテレスにおける個の認識(金子善彦) 11
2 アウグスティヌスにおける個体の可変性についての理解 —— 無形質料の解釈を中心に(佐藤真基子) 53
3 個の概念に関するトマス説(水田英実) 69
4 ドゥンス・スコトゥスにおける個の問題(小川量子) 89
5 エックハルトにおける「個」の概念 —— 「神の摂理」との関連に鑑みて(高橋淳友) 147
6 個体と世界 —— ライプニッツから(橋本由美子) 193
7 ライプニッツにとって個とは何であるか —— モナドジーを中心に(田子山和歌子) 233
8 論理的存在論について(藁谷敏晴) 287
9 三段論法における単称命題の特殊性に関するライプニッツの要請について(藁谷敏晴) 309
付録:ライプニッツモナドジー』全訳(田子山和歌子 訳・注) 319
索引 371
編者および執筆者略歴 382