『Model Selection and Multi-Model Inference: A Practical Information-Theoretic Approach, Second Edition』

Kenneth P. Burnham and David R. Anderson

(2002年刊行,Springer-Verlag, new York, xxvi + 488 pp., ISBN:9780387953649 [hbk] → 版元ページ

遅れ馳せながらモデル選択論についての定番本が届いた.ハードカバー版(hbk)とソフトカバー版(pbk)の値段がまったく「同一」というフシギな価格設定の本でもある.同一価格だったらふつうハードカバー版を買うよねぇ…….個人的には電子本はアウトオブ眼中なので,hbk / pbk の価格比はときに悩ましい問題を提起する.基本方針は耐久性を考えれば「多少高くても」ハードカバー版を買うようにしている.しかし,出版社によっては hbk / pbk 比が数倍になることがあり,明らかに高価なハードカバー版は図書館向けに売っていることが見え見え.一般大衆はペーパーバックを買えということか.そういう価格設定の事例を考えると,価格比「hbk / pbk =1」というのは逆に「どーして?」と深読みしてしまう.ほんとうにどーしてだろう? モデル選択論本のこの価格設定はベストチョイスか?(AICはいくら?)