『統計でウソをつく法:数式を使わない統計学入門』

ダレル・ハフ[高木秀玄訳]

(1968年7月24日刊行,講談社ブルーバックス・B-120],東京,223 pp., 0241-177205-2253 / ISBN:4061177206版元ページ

先日,Alex Reinhart の〈 Statistics Done Wrong: The woefully complete guide〉というサイトを見て本書を思い出した.原書は60年前に出た Darrell Huff『How to Lie with Statistics』.この訳本は高校のころ最初に手にしたブルーバックスの一冊だったが,いまでも絶版にならずに店頭で見かけることがある.もちろん京都の実家にあった本棚からピックアップしてきた.いまは本体価格880円(+消費税8%)だが,当時は「定価250円」.消費税の概念そのものがない時代だった.翻訳出版後すでに半世紀が経とうとしているが,なお引用されているとはたいしたもの.本書がまだ売られているとしたら,「統計学へのお誘い本リスト」にエントリーさせてもいいかな.