『須賀敦子の方へ』

松山巖

(2014年8月30日刊行,新潮社,東京,286 pp., ISBN:9784103700029版元ページ

新しい評伝.以前出た河出文庫の『須賀敦子全集』(全8巻)は買ったまままだろくに読んでいない.

【目次】
第1章 父譲りの読書好き —— 二〇一〇年冬・東京谷中、二〇〇九年夏・ローマ 9
第2章 激しく辛い追悼 —— 二〇一〇年秋・兵庫県西宮市、小野市、東京東中野 35
第3章 「ぴったりな靴」を求めて —— 二〇一一年新春・東京麻布十番 59
第4章 「匂いガラス」を嗅ぐ —— 二〇一一年春・東京麻布、大阪中之島、二〇一〇年秋・東京 83
第5章 戦時下に描く「未来」 —— 二〇一一年夏・川崎市登戸、東京白金 105
第6章 「曲りくねった道」の入り口で —— 二〇一一年晩夏・東京白金 129
第7章 遠い国から来た人間みたいに —— 二〇一一年冬・東京広尾 153
第8章 だれにも話せないこと —— 二〇一二年春・東京四谷 175
第9章 あたらしい生き方に向かって —— 二〇一二年夏・東京信濃町 197
第10章 「思想の坩堝」のなかで —— 二〇一二年秋・名古屋、東京白金 223
第11章 海の彼方へ —— 二〇一二年冬・東京三田、兵庫県西宮市、神戸市 249


また、旅にでるために —— あとがき 274
須賀敦子書誌 279