安倍夜郎
（2007年12月〜2014年9月刊行＋, 小学館，東京 → 版元ページ（一覧））
寝読み通読完了．主人公を含め登場人物よりも，出される料理の仮想レシピとできあがりの “肴” 度を想像するのがとても楽しい．なまじっかリアルなカラーページではなく，シンプルなモノクロである方がまたよろし．夜中に読むべし．食欲をいやが上にも亢進させたければこんな関連本もある：ビッグコミックオリジナル× dancyu（編）・安倍夜郎（協力）『深夜食堂×dancyu 真夜中のいけないレシピ』（2011年12月5日刊行，小学館，東京, 133 pp., ISBN:9784091842206 → 版元ページ）．真夜中のハムカツ，ソース焼きそば，豚キムチ，クリームシチュー，焼きおにぎり, etc．これはいけない，アクマのささやき．
しかし，リアリティーという点では，いま再読している：福田浩（料理・著）・田島一彦（アート・ディレクション）・中西隆良（写真）『Meshi 飯』（2006年6月14日刊行，ピエ・ブックス，東京, 237 pp., ISBN:4894445352 → 目次｜書評）という江戸時代の米飯を復元した料理写真集が群を抜いている．もう10年近く前の本．これまたシンプルこの上ないご飯を撮ったカラー写真の数々．そのクォリティが高すぎて食欲をそそりまくる．もう品切れだとは思うが，さすがピエ・ブックスって感じのヴイジュアル本．
こういう本を読み続けていると，そらお腹が減りますわなぁ．
