中尾央
(2015年3月31日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, iv+244pp., 本体価格4,800円, ISBN:9784815808037 → 版元ページ)
【目次】
はじめに 1
第I部 人間行動進化学の研究プログラム
第1章 進化心理学 10
1 進化心理学の歴史的経緯 10
2 進化心理学の基本構造とそれへの批判 14
3 進化心理学批判への応答 23
4 結語 33
第2章 人間行動生態学 35
1 人間行動生態学の歴史的経緯 36
2 現在の人間行動生態学 44
3 進化人類学としての人間行動生態学 55
4 結語 56
第3章 遺伝子と文化の二重継承説 58
1 二重継承説の基礎 58
2 二重継承説の検討(1):模倣バイアスの進化 70
2 二重継承説の検討(2):信頼性判断研究による拡張 73
4 結語 77
第II部 文化進化研究へのアプローチ
第4章 文化進化のプロセス研究 82
1 いくつかの準備 82
2 文化進化のプロセス研究 91
3 文化進化プロセス研究の今後:文化進化のプロセスに影響を与えるその他の要因 106
4 結語 110
第5章 文化進化のパターン研究 111
1 系統学の基礎 112
2 文化系統学の歴史的経緯 115
3 方法論的問題 125
4 結語 129
第III部 人間行動進化の実例を検討する
第6章 罰の進化 132
1 概念の整理 133
2 罰の進化に関する2つの仮説 139
3 植物や昆虫における罰 147
4 脊椎動物における罰 152
5 人間の系統における罰 158
6 反論への応答 173
7 結語 175
第7章 教育の進化 177
1 ヒト以外の動物における教育の進化 178
2 ナチュラル・ペダゴジー説 183
3 ナチュラル・ペダゴジー説への反論(1):矛盾する証拠 189
4 ナチュラル・ペダゴジー説への反論(2):経験的証拠への批判 194
5 結語 203
おわりに 205
参考文献 209
あとがき 237
図表一覧 241
索引 242