『異分野融合、実践と思想のあいだ。』

京都大学学際融合教育研究推進センター

(2015年3月31日刊行,京都大学学際融合教育研究推進センター,京都,119 pp., 非売品 → サイト

京都からのご恵贈本.糸かがり造本なんてひさしぶりに見た気がする.

【目次】
序文(中村佳正) 2
はじめに(宮野公樹) 4

第1部 異分野融合の実践 8

  1. ユニットの創発と運営支援 10
  2. 分野横断交流会 16
  3. 学際研究着想コンテスト 22
  4. 産学連携 28
  5. ワークショップ支援事業 34
  6. 大規模自然災害対策・復興 全学大会議 38
  7. 2012 年のシンポジウム「異分野融合の複眼的視座」 42
  8. 効果的なユニット運営のための大勉強会&交流会 48
  9. 分野を超えた学生と教員の出会い創出 54
  10. 学内一斉アンケート 58
  11. 学融合フェロー制度 62

第2部 異分野融合の思想 66

  1. 異分野の研究者らを同じテーブルに座らせただけで、分野融合が進むと思っていないか? 68
  2. 上から目線の異分野融合。異分野の研究者同士を融合“させる”など、おこがましいにもほどがある 70
  3. そもそもこれまで融合していない研究分野など何一つない 72
  4. 共通目標のもと、異分野が協力するのが「連携」。異分野が対立するのが「融合」 74
  5. 異分野融合そのものの研究に通底してしまっている一つの考え。 76
  6. 既存の「異分野融合研究の研究」にスッポリ欠けているのは何か? 78
  7. 1970 年代まで「異分野融合」は存在していなかったー 異分野融合の歴史 80
  8. 「私、もともと○○の分野でして」、研究者はなぜうれしそうにこう自己紹介するのか 82
  9. 研究分野が細分化した3つの理由 84
  10. 異分野研究者と接する本来的意味 86
  11. 本来、どの研究分野も融合しているのだから、いわゆる融合領域は「学際領域」と呼ぶ 88
  12. 異分野連携の方法論。初動時におさえるべき3つの要点 90
  13. 学際研究の方法論。それは「学者の構え」 92
  14. 異分野の研究者が集う場の方法論。ファシリテーションは芸に近い 94
  15. 今、異分野融合の知的基盤を作っているので少しお待ちください。「研究分野を対象とした文化人類学」 96
  16. 研究分野が異なると、地球人と火星人ぐらいの違いがある 98
  17. 「異分野融合プロジェクト」にまつわる典型的な文章に、 素朴なツッコミを入れさせてください 100
  18. 学際融合教育研究推進センターが、企画づくりにおいて、徹底的にこだわっていること 102
  19. なぜ、学際融合教育研究推進センターに他大学からの視察が絶えないのか 104
  20. 分野の横断をミッションに掲げる「学際融合教育研究推進センター」という存在。今、それが大学にある意味。 106


付録 108
おわりに(宮野公樹) 118