『これからのエリック・ホッファーのために:在野研究者の生と心得』

荒木優太

(2016年3月1日刊行,東京書籍,東京, 255 pp., 本体価格1,500円, ISBN:9784487809752エン-ソフ版元ページ

【目次】
はじめに —— これからのエリック・ホッファーのために 2
在野研究の心得 10


第1章:働きながら学問する

 どれくらい働いたらいいのか? —— 三浦つとむ(哲学・言語学) 18
 終わりなき学びを生きる —— 谷川健一民俗学) 33
 学歴は必要か? —— 相沢忠洋(考古学) 47

第2章:寄生しながら学問する

 絶対に働きたくない —— 野村隈畔(哲学) 60
 勝手にやって何が悪い? —— 原田大六(考古学) 78

第3章:女性と研究

 女性研究者という生き方 —— 高群逸枝(女性史学) 92
 大器晩成ス —— 吉野裕子民俗学) 107

第4章:自前メディアを立ち上げる

 自前メディアで言論を —— 大槻憲二(精神分析) 120
 評伝の天才 —— 森銑三(書誌学・人物研究) 137
 言葉を造る —— 平岩米吉(動物学) 150

第5章:政治と学問と

 政治と研究 —— 赤松啓介民俗学) 161
 市民社会の中で考える —— 小阪修平(哲学) 179

第6章:教育を拡げる

 「野」の教育法 —— 三沢勝衛(地理学) 194
 領域を飛びわたれ —— 小室直樹(社会科学) 207

第7章:何処であっても,何があっても

 好奇心が闊歩する —— 南方熊楠民俗学博物学・粘菌研究) 224
 旅立つことを恐れない —— 橋本梧郎(植物学) 239


あとがき —— 私のことについて,あるいは〈存在へのあがき〉について 249