安達香織
(2016年4月25日刊行,慶応義塾大学出版会,東京, vi+163 pp., 本体価格7,000円, ISBN:9784766423259 → 版元ページ)
【目次】
序 1
第1章 土器型式編年研究に関する方法論的考察 3
1 問題の所在 3
2 研究の到達点と本書の視座 5
3 縄紋土器の系統分類 11
4 型式研究の意義 24
5 本書の方法論 26
第1章 東北地方北部縄紋時代中期後半の土器型式編年研究史 37
1 型式網における東北地方北部中期後半 37
2 最花貝塚遺跡の調査と「最花式」土器 39
3 東北地方北部中期後半の土器型式編年研究の諸問題 46
4 結語 55
第3章 青森県最花貝塚遺跡出土土器標本の整備と報告 59
1 最花貝塚遺跡出土土器標本提示の意義 59
2 標本の保管状況と整理作業の方法 63
3 A地点出土土器 64
4 結語 69
第4章 縄紋土器の技法と型式 ―― 分類指標としての製作工程 ―― 87
1 最花貝塚遺跡A地点出土土器の製作工程を含めた技法・形態・装飾の分析 87
2 中の平遺跡出土第III群土器の製作工程を含めた技法・形態・装飾の分析 97
3 最花貝塚遺跡A地点出土土器と中の平遺跡出土第?群土器との比較 99
4 仮称最花A式と仮称中の平III式 100
5 結語 105
第5章 縄紋土器の文様の構造と系統 107
1 最花貝塚遺跡A地点出土土器の文様の構造的分析 107
2 榎林式と他型式との文様構造の比較 110
3 最花A式と他型式との文様構造の比較 113
4 縄紋時代中期後半の東北地方北部と中南部との型式間の関係 117
5 結語 121
第6章 東北地方北部中期後半の土器型式編年とその広範な比較・総合への見通し 123
1 東北地方北部・中南部・関東地方の中期中葉〜後葉型式間の関係 123
2 広範な比較・総合への見通し 133
3 広域における土器型式編年研究の重要性 135
結 139
引用・参考文献 143
あとがき 155
索引 157