〈特集・心理学の再現可能性〉早期公開

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『心理学評論』第59巻1号・特集〈心理学の再現可能性:我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか〉掲載予定論文(著者最終稿)の早期公開サイト.2016年8月予定の本誌出版までの時限付き公開.特集論文ならびにコメントはすべて pdf でダウンロード可能.企画趣旨には「再現可能性,統計の問題,QRPsから研究不正まで,という相互に密接に関連しあうこれらの問題に対する現状の認識と展望について,忌憚のない議論を進めるべく本特集号を企画した。これらの議論を通して,心理学が今よりさらに一歩前に前進するこ とを強く期待する」とある.「p値ハッキング問題」を含む統計データ解析の今日的問題が議論されている.

特集の構成は下記の通り:

巻頭言:特集号に寄せて

  • 原著論文
    1. 池田功毅・平石界 (2016) 心理学における再現可能性危機:問題の構造、現状と解決策
    2. 山田祐樹 (2016) 認知心理学における再現可能性の認知心理学
    3. 森口佑介 (2016) 発達科学が発達科学であるために
    4. 鮫島和行 (2016) システム神経科学における再現可能性
    5. 澤幸祐・栗原彬 (2016) 動物心理学における再現可能性の問題
    6. 大久保街亜 (2016) 再現可能性と心理統計
    7. 小塩真司 (2016) 心理尺度構成における再現可能性
    8. 藤島喜嗣・樋口匡貴 (2016) 社会心理学における“p-hacking”の実践例
    9. 渡邊芳之 (2016) 心理学のデータと再現可能性
  • コメント論文
    1. 小島康生 (2016) 人間の観察研究における再現可能性の問題
    2. 松田一希 (2016) フィールド研究の再現性とは何か?
    3. 平井啓 (2016) 心理学研究におけるリサーチデザインの理想
    4. 三中信宏 (2016) 統計学の現場は一枚岩ではない
    5. 武田美亜 (2016) 再現可能性の問題から始める心理学研究の「バックヤードツアー」
    6. 東島仁 (2016)  研究公正から見た再現可能性問題
    7. 佐倉統 (2016) 科学的方法の多元性を擁護する