『字が汚い!』

新保信長
(2017年4月15日刊行,文藝春秋,東京, 223 pp., 本体価格1,300円, ISBN:9784163906317版元ページ

あまりにいい本過ぎてナミダなくしては読めない.本書には著名な人々の「ヘタ字」や「難読字」の実例が載っていて共感しまくってしまう.それにしても,字のヘタな人って世の中にとても多いんだなあ.2017年6月4日付の朝日新聞日曜版にも本書の書評記事が載っている.評者・宮田珠己は「終始笑える楽しい本だが,涙なくして読めなかった」と書いている.本書を手にして泣いてしまった読者はワタクシだけではなかったようだ.

【目次】
第1章 なぜ私の字はこんなに汚いのか? 9
第2章 練習すれば字はうまくなるのか? 45
第3章 字は人を表すのか? 97
第4章 字にも流行があるのか? 141
第5章「うまい字」より「味のある字」をめざせ 181


あとがき 218
参考文献 222