『南極ではたらく:かあちゃん、調理隊員になる』感想

渡貫淳子
(2019年1月23日刊行,平凡社,東京, 175 pp., 本体価格1,400円, ISBN:9784582837957版元ページ

第57次日本南極地域観測隊の調理隊員として,昭和基地で1年4ヶ月を過ごした著者による南極ライフ本.隔離された生活環境の中でごく限られた食材リソース(水も電気も限られる)をうまく使いまわすための大技小技.もちろん類書には見られない「南極料理レシピ」とともに.著者と同期隊員だったというのうかんけんの某 “南極男” (兼 “北極男” )がオススメしていたので,買ってみたら確かに超おもしろい本だった.日本のローソンで大ブレイクしているあの「悪魔のおにぎり」はほかならないこの著者が考案した逸品だったのか.もうすぐ第二作:渡貫淳子『悪魔のおにぎりと南極流リメイク料理』(2019年2月刊行予定,マガジンハウス,東京, ISBN:9784838730315)が出版されるとのことで,さっそく予約注文ボタンをぽちっ.