『農の原理の史的研究:「農学栄えて農業亡ぶ」再考』目次

藤原辰史
(2021年1月30日刊行,創元社[叢書パルマコン・03],東京, 357 pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-422-20295-2版元ページ

「農学栄えて農業亡ぶ」と言われればおそるおそる手に取るしかないな.それにしても,ふじはらさん,最近ものすごくたくさん本を書いてません?


【目次】
序章 科学はなぜ農業の死を夢見るのか 7
第1章 夢追い人の農学――「チャヤーノフと横井時敬の理想郷 43
第2章 八方破れの農学――横井時敬の実学主義 83
第3章 大和民族の農学――橋本傳左衛門の理論と実践 125
第4章 転向者の農学――杉野忠夫の満洲と「農業拓殖学」 165
第5章 「血と土」の法学――川島武宜ナチス経験 203
第6章 反骨の実学――吉岡金市による諸科学の統一 251
終章 農学思想の瓦礫のなかで 301
あとがき 312
註 316
参考文献 339
人名索引 [357-351]