『アカデミアを離れてみたら:博士、道なき道をゆく』目次

岩波書店編集部(編)
(2021年8月4日刊行,岩波書店,東京, viii+238 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-00-061483-2版元ページ

一年間に及ぶ岩波書店ウェブ連載〈アカデミアを離れてみたら〉(2020〜2021)の書籍化.知っているお名前がちらほらある.ご恵贈感謝です.


【目次】
はじめに iii

1 企業につとめる

ポスドク街道11年の果てで進退窮ま……らなかった話 牧野崇司(株式会社ブレインパッド) 2
数学からデータ分析、純粋数学、そしてまたデータ分析へ 原田慧(株式会社ディー・エヌ・エーDeNA)) 10
外資系バイオテクノロジー企業の一風景 花岡秀樹(イルミナ株式会社) 22
准教授からエンジニアへの転身 今出完(Lam Research Corporation) 32
ライフサイエンスを社会に活かす 大隈貞嗣(H.U.グループホールディングス株式会社、富士レビオ株式会社) 41
まさかの報道記者になる  田辺幹夫(NHK) 49

 

〈特別編〉 産と学、行ったり来たり――丸山宏さんに聞く 59

2 組織にとらわれずに生きる

翻訳、教育、時に研究――アカデミアを(半歩)離れてみたら 坪子理美(フリーランス翻訳者) 72
そこには壁もないし境界もない  山根承子(株式会社パパラカ研究所) 82

3 教育・研究をささえる

子どものころからの夢、教師への転職  増田(渡邉)皓子(岡山中学校・高等学校) 92
迷いの森のその先に 雀部正毅(理化学研究所) 99
研究者から、研究を支援する高度専門職(URA)へ  森本行人(筑波大学) 107
政策で科学を加速し、科学で政策を加速する 高山正行(文部科学省) 116
実験室で、ふと自分を見つめて知財の道へ 福家浩之(弁理士) 128

4 組織をおこす

丸腰博士(理学)の島おこし――ジョブチェンジで人生逆転!? 須澤佳子(対馬コノソレ) 138
脳科学者、AI起業家になる 金井良太(株式会社アラヤ) 148
ベンチャーキャピタリストという道 宇佐美篤(東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)) 156

 

〈特別編〉 環境社会学者、政界へ――嘉田由紀子さんに聞く 167

5 「越境」をかさねて

南極と被災地を通って農業へ  岩野祥子(伊賀ベジタブルファーム株式会社) 188
博士(工学)を持つ指揮者の話  中島章博(指揮者・作曲家) 200
広告業界からアカデミアに戻ってきた話  岸茂樹(農業・食品産業技術総合研究機構 農業情報研究センター) 212

 

あとがき――博士号取得者の苦難と希望 榎木英介(フリーランス病理医) 225