『読む・打つ・書く』書評拾い(29)

三中信宏
(2021年6月15日刊行,東京大学出版会東京大学出版会創立70周年記念出版],東京,xiv+349 pp., 本体価格2,800円(税込価格3,080円), ISBN:978-4-13-063376-5コンパニオン・サイト版元ページ

  • アマゾン・カスタマーレビュー —— ツマ井秀カズ「蔵書の山。」(2021年10月4日) https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2B0L7B5KY90VR/ ※ぜひお買い上げいただいて,本の山の “標高” を更新してください.
  • @ConGrazie ツイート(2021年10月7日) https://twitter.com/ConGrazie/status/1445954638864261120 ※本の集合体としての “図書館” を重視するバイヤール本『読んでいない本について堂々と語る方法』からは,「ある本を読まずにすませるには,他の本をもっとたくさん読みなさい」というとてもコワいメッセージしか私は読み取れませんでした.タイトルを真に受けてはいけないですね.の母集団からの読書サンプリングが十分であれば,タイトルの通りに, “読まなくてもいい” 場合は出てくるでしょう.著者はごく当たり前のこと—— 読書に王道なし ——を別の言葉で言い換えているだけだとワタクシは感じました.