『オールド台湾食卓記:祖母、母、私の行きつけの店』第3部読了

洪愛珠[新井一二三訳]
(2022年10月30日刊行,筑摩書房,東京, 16 color plates + 302 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-480-83723-3目次版元ページ

第3部「明るい宴席」(pp. 131-187)の途中まで読み進む.とりわけ,著者が育った家庭での「滷肉の家」(pp. 142-156)のエピソードはとても印象的.ワタクシも「魯肉飯」を自分でつくることがあるが,知り合いの話によると,台湾の家庭では魯肉飯(=滷肉飯)は週に何回もつくり,家ごとにレシピは別々とのことだった.著者も書いているが,滷肉飯は確かに “ひとりめし” 向きではないだろう./「吃碗内,看碗外」(p. 147)なる台湾の格言を知る.