岩波書店編集部(編)
(2024年10月18日刊行、岩波書店、東京, x+252 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-00-061661-4 → 版元ページ)
【目次】
はじめに v
1 疾風怒濤の乳幼児期──育児編 I
国際遠距離を乗り越えて──研究者としてのキャリアと家庭生活[渡辺悠樹] 2二児の母のワンオペ育児・研究クエスト[髙橋由紀子] 9
タイミングをめぐる私たちの選択──出産・育児と研究のはざまで[大平和希子] 17
分担し、外注しながら研究する生活[前田健太郎] 27
研究者夫婦の常識的日常[小澤知己] 33
助けられて、助けられて、とにかく続ける[神谷真子] 39
おさるのジョージと黄色い帽子のおじさんのような生活[別所–上原学] 45
3歳児の「親」になって──激変した生活と研究[標葉隆馬] 51
海外で4人の子育てをしながら研究をするということ[中野亮平] 61
シングルファザーから時差同居生活へ[吉田紅] 69
ゆっくり急げ──みんなで遠くまで行こう[小町守] 76
やれるところまでやってみる──綱渡りをつづけて[榊原恵子] 84
2 そして子育てはつづく──育児編 II
仕事も暮らしも楽しくまわす[丸山美帆子] 92男性育休・育児のロング・アンド・ワインディング・ロード[田中智彦] 101
出産から海外フィールドワーク、そして非常勤の日々──子どもと歩む研究生活[金城美幸] 112
「逆転」生活からみた世界[佐田亜衣子] 119
研究者、育てられながら親になる[安部芳絵] 125
波乱と混乱の生活記録──3人の子を育てつつ[谷口ジョイ] 132
50代半ばの大学教授の平凡な一日[白木賢太郎] 140
3 〈インタビュー〉巣立ちのあとで──育児編 III
「人それぞれ」の国、アメリカでの子育て──村山斉さんに聞く 148「仕事より家族が大事」であっていい──田島節子さんに聞く 156
4 その日は突然やってくる──介護・病気編
子どもに返っていく母と──「同居」から「介護」へ[たねをまく子(仮名)] 172せん妄になった父との一年[源城かほり] 180
遠隔地介護と育児のダブルケア体験記[福山隆雄] 186
医療的ケア児との生活と研究[中村聡史] 192
「ポスドク一万人」世代の苦悩──たび重なる試練をくぐって[中野(小西)繭] 204
在宅介護・16年と3カ月[本村昌文] 211
終章 〈インタビュー〉ケアをしながら働くということ
ケアとジェンダー、そして権力──山根純佳さんに聞く 222働き方は変わるのか──藤本哲史さんに聞く 235
巻末付録 その後のこと 245