『狐のだんぶくろ —— わたしの少年時代』読了

狐のだんぶくろ —— わたしの少年時代
澁澤龍彦
(1983年11月5日刊行、潮出版社、東京, 269 pp.)

これまた図書館除籍本の寝読み本。澁澤龍彦といえば、いつもサングラスをかけて、幻想的な文章ばかり書いている “浮世離れ” した作家というイメージがぬぐえないのだが、本書の自伝的エッセイを読むとかなりイメージが変わる。とくに戦前の子ども時代の話題がおもしろい。かの澁澤榮一の家系だからなのだろうか、北関東の川越でのこととか、とにかくよく覚えているなあと感心することしきり。ワタクシは子ども時代のことはすべておぼろげにしか思い出せない。