〈開設1周年〉



本日1月9日をもって,書籍ブログ〈leeswijzer〉を開設してからちょうど1年が経ったことになる.今の時点でのカウンターを見ると四捨五入して「96,000」になるので,アクセス回数を月平均すると「8,000回/月」となる.意外に広く読まれているのかもしれない.

この〈leeswijzer〉だけでなく,ウェブ日記である日録〈dagboek〉や〈evolve〉/〈biometry〉のようなメーリングリスト類もそうだが,基本線としては「自分が欲しいと思う情報」を載せたり流したりしている.その意味ではまちがいなく“利己的”なことをし続けていると自覚している.「本」に関して「自分が欲しいと思う」のは次の三つ:




  1. 書誌情報:本に関する最低限の情報.古書・新刊・近刊・企画も含む.
  2. 目次情報:読むか否か,買うか否か,薦めるか否かの判断材料として.
  3. 付帯情報:書評やコメント,同一著者の過去の著作など関連する素材.


最初の「書誌情報」はアンテナを張っていればそれなりに収集できる(ただし刊行年月日は和書の場合,現物を手にしないと確定できないことが多い.洋書だと版元からの情報を信じるしかないか).次の「目次情報」は意外に集めにくい.専門書の場合,“タイトル買い”とか“表紙買い”のリスクの大きさは身に染みて知っているので,どのような内容の本であるのかは購買に直結する重要事項だと思う.とくに複数の著者が寄稿している論文集だと目次情報は必須だ.最後の「付帯情報」はあるときとないときのバラツキが大きい.一般書ならば誰かが何らかの感想文を書いてくれるだろうから,事前にある程度の見通しをつけることができるが,専門書の場合はそういう“幸運”に恵まれることはまず期待できない.

このように考えてみると,「目次情報」や「付帯情報」のようにあってほしいと自らが希望する情報を〈leeswijzer〉に書き込んできたことがあらためてわかる.自分にとってそれは確かに役に立つ情報であり,この方針は当面変わることはないだろう.

—— この1年間,「継続は力なり」を旨として,1日の空白もなく更新し続けられたのは幸いでした.これからも地道に積み上げていきたいと思いますので,〈leeswijzer〉を読まれている方は今後ともよろしくお願いいたします.