2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『Biogeografia : La dimensione spaziale dell’evoluzione』

M. Zunino M. and A. Zullini (1995年,CEA Ambrosiana,370 pp.,ISBN:8840813039) - Introduzione - Cenni di storia della biogeografia - Premesse all’analisi biogeografica - L’area di distribuzione - Biogeografia sistematica - Ecobiogeografi…

『Breve storia della biologia : Dalle origini all'inizio del XX secolo』

Alberto Mario Simonetta (1994年,Camerino,408pp.)

『Giochi aperti in biologia : Una riflessione critica su adattamento, struttura, specie』

Continenza B. & E. Gagliasso (eds.) (1996年,Franco Angeli)

『Il problema biologico della specie』

P. Omodeo et al. (eds.) (1988年,Mucchi)

『Le forme della vita : L'evoluzione e l'origine dell'uomo』

Boncinelli Edoardo (2000年,Einaudi,ISBN:8806151959)

『Ordinando la Natura: Elementi di Storia del Pensiero Sistematico in Biologia』

M. Zunico and M. S. Colomba (1997年,Editore Medical Books, Palmero, 156 pp., ISBN:8880340646) 『自然を秩序化する:生物学における体系学的思想史入門』とでも訳せばいいのかな.生物体系学史を論じた単行本はあまりないので,心してチェックするよ…

『アナロジーの罠:フランス現代思想批判』

ジャック・ブーヴレス[宮代康丈訳] (2003年7月20日刊行,新書館,東京, ISBN:4-403-23096-2) 【書評】※Copyright 2003 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 天下太平〈快楽の園〉は果てしなく:ミュンヒハウゼン男爵は靴ひもを引っ張り,ハーリ・ヤ…

『合理性とシニシズム:現代理性批判の迷宮』

ジャック・ブーヴレス (2004年3月15日刊行,法政大学出版局,ISBN:4588007858). 読了.ただし,歩行しつつ読むにはちと不適なだったかもしれない.第2章のファイヤアーベント批判,第3章のリオタール/ローティ批判はところどころ記憶にとどめるべき箇所…

『人種概念の普遍性を問う:西洋的パラダイムを越えて』

竹沢泰子(編) (2005年2月20日刊行,人文書院,ISBN:4409530305) 550頁もある論文集がたった「3,800円」というのは,このご時世では,相当な出版費助成が背後にないと不可能だっただろう.所収されている論文タイトルをブラウズするかぎり,とても楽しめ…

『Microbial Phylogeny and Evolution: Concepts and Controversies』

Jan Sapp (2005年,Oxford University Press,ISBN:0195168771) 共進化研究の概念史に関する前著があるので,今回の新刊も期待しています.

『The Philosophy of Biology: An Episodic History』

D. Depew & M. Grene (2004年,Cambridge University Press,ISBN:0521643716 [hbk] / ISBN:0521643805 [pbk]) 生物学の哲学それ自体の“歴史”を論じる段階になりました.

『Biogeography: An Ecological and Evolutionary Approach, 7th edition』

C. B. Cox & P. D. Moore (2005年,Blackwell, ISBN:1450118989) 改訂のたびにどんどん肥大化してついに500頁を突破.

『イケズの構造』

入江敦彦 (2005年2月20日刊行,新潮社,ISBN:4104675024) 〈関西語〉のお勉強とお作法(2):次は「内」から.ネイティヴ京男・京女たちがヒソカに座右の書としている[らしい]入江バイブルの最新刊.う〜〜,今回もなかなか効きますなあ.こんなん書か…

『うちかて20分でマスターできるわぁ基礎関西語』

山下好孝 (2005年3月1日刊行,日本放送出版協会,NHK日本語なるほど塾2005年3月号) 〈関西語〉のお勉強とお作法(1):まずは「外」から.名著・山下好孝『関西弁講義』(2004年2月10日刊行,講談社選書メチエ292,ISBN:4062582929)に続く実践編.NHK教…

『社会生物学論争史:誰もが真理を擁護していた1』

ウリカ・セーゲルストローレ (2005年2月23日刊行,みすず書房,ISBN:4622071312) 第9章「道徳的/政治的対立はつづく」を読了.1970年代の“嵐”の時代が過ぎ,続く1980年代に論議の構造がどのように変貌していったかをたどる.ウィルソンは〈社会生物学〉の…

『社会生物学論争史:誰もが真理を擁護していた1』

ウリカ・セーゲルストローレ (2005年2月23日刊行,みすず書房,ISBN:4622071312) 第7章「淘汰の単位と,文化との関連」および第8章「批判に適応する社会生物学:『遺伝子・心・文化』」を読了.第7章の中心テーマである〈unit of selection〉論争に関連し…

『消えゆく言語たち:失われることば,失われる世界』

ダニエル・ネトル&スザンヌ・ロメイン (2001年05月29日刊行,新曜社,ISBN:4788507633) 【書評】※Copyright 2001 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 「保全言語学」の活動とその目標を論じた刺激的な本 過去五百年間に全世界の言語のおよそ半数が…

『絶滅していく言語を救うために:ことばの死とその再生』

クロード・アジェージュ (2004年3月10日刊行,白水社,ISBN:456002443X)

『消滅する言語:人類の知的遺産をいかに守るか』

ディヴィッド・クリスタル (2004年11月25日刊行,中公新書1774,ISBN:4121017749)

『Foundations of Biogeography: Classic Papers with Commentaries』

Lomolino, Mark V., Dov F. Sax, and James H. Brown (eds.) (2004年,The University of Chicago Press,ISBN:0226492362 [cloth] / ISBN:0226492370 [paper]) 生物地理学(biogeography)の分野の歴史的論文ばかりを集めた論文集.入手困難なオリジナル…

『Milestones in Systematics』

David M. Williams and Peter L Forey (eds.) (2004年5月12日刊行,CRC Press, Boca Raton, ISBN:041528032X) 【目次】 Peter Forey and David Williams: Introduction. v M.P. Winsor: Setting Up Milestones: Sneath on Adanson and Mayr on Darwin. 1 J…

『社会生物学論争史:誰もが真理を擁護していた1』

ウリカ・セーゲルストローレ (2005年2月23日刊行,みすず書房,ISBN:4622071312) 第6章を読了.立ち上がったばかりの社会生物学に対して,正面からバクダンを投げた Gould & Lewontin (1979)の有名な〈スパンドレル論文〉をめぐる大騒ぎ.J. Gould & R. C.…

『英国アール・ヌーヴォー・ブック:その書物デザインとイラストレーション』

ジョン・ラッセル・テイラー (1993年4月5日刊行,国文社,ISBN:4772003754) 19世紀末イギリスの〈アール・ヌーヴォー〉が単純と簡潔を旨としたのに対し,同時代のヨーロッパ流の〈アール・ヌーヴォー〉はギマールに代表されるような錯綜する曲線の複雑さを…

『社会生物学論争史:誰もが真理を擁護していた1』

ウリカ・セーゲルストローレ (2005年2月23日刊行,みすず書房,ISBN:4622071312) 第5章まで読了.William Hamilton のJTB論文(1964)は,その独特の数式の「表記に用いられる白丸と黒丸の区別がはっきりつかないタイプライターを使っていた」(p. 106)の…

『社会生物学論争史:誰もが真理を擁護していた1』

ウリカ・セーゲルストローレ (2005年2月23日刊行,みすず書房,ISBN:4622071312) 第1巻の第1章〜第4章まで読む.第1章「真理をめぐる闘いとしての社会生物学論争」では,全3幕構成“オペラ”に見立てた論争の経緯の脚本とキャスティングが示される.音楽はど…

『ドーキンス vs. グールド』キム・ステルレルニー

(2004年10月10日刊行,ちくま学芸文庫,ISBN:4480088784) 【メモ】※Copyright 2005 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved あっさり読了.まあ,なんちゅうか〈あらすじ本〉みたいなもんかな.ドーキンスやグールドの著作を少しでも知っている読者にと…

『社会生物学論争史:誰もが真理を擁護していた1|2』

ウリカ・セーゲルストローレ (2005年2月23日刊行,みすず書房,ISBN:4622071312 / ISBN:4622071320) 本のタイトルが近刊リストで予告されたものとは微妙にちがっていた.タイトルとサブタイトルが逆でした. ※本書はまだリアル書店にもオンライン書店にも…

『Statistical Evidence: A Likelihood Paradigm』

Richard Royall (1997年,Chapman & Hall / CRC[Monographs on Statistics and Applied Probability: 71], Boca Raton,ISBN:0412044110) 統計学における尤度主義(likelihoodism)を前面に立てた有名な本.後にインパクトを与えている. 【目次】Prefac…

『Bayes's Theorem』

Richard Swinburne (ed.) (2002年,Oxford University Press/Proceedings of the British Academy 113,ISBN:0197262678) 「ベイズの定理」で知られる Thomas Bayes の生誕三百年記念論集.王立協会にだされたベイズの元論文が復刻されている.Sober の論…

『The Nature of Scientific Evidence: Statistical, Philosophical, and Empirical Considerations』

M. L. Taper and S. R. Lele (eds.) (2004年,The University of Chicago Press, Chicago, ISBN:0226789578) 個人的にはとても期待している論文集.というのも,生態学における仮説検定とモデル選択をケーススタディーとして,統計学のもつ意義についてさ…