2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『Kingdoms, Empires, and Domains: The History of High-Level Biological Classification』近刊

Mark A. Ragan (2023年10月刊行予定, Oxford University Press, New York, 816 pp., ISBN:9780197643037 [hbk] → 版元ページ)近刊案内メールがクイーンズランドの知人から届いた。生物分類史の鈍器本(800ページ超)。ご高著の到着をお待ちしてまーす。

『ソバとシジミチョウ:人—自然—生物の多様なつながり』目次

宮下直 (2023年9月30日刊行、工作舎、東京, viii+244 pp., 本体価格2,600円, ISBN:978-4-87502-557-3 → 版元ページ)【目次】 カラー口絵 i-viii はじめに 8 第1章 人と自然の歴史 生物としての「ヒト」から社会を創る「人」へ 13 第2章 里山の多様な生物 …

『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(続57)

三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行|2009年12月18日第3刷刊行|2010年5月10日第4刷刊行|2011年10月7日第5刷刊行|2013年6月28日電子本刊行|2015年4月14日第6刷刊行|2018年4月17日第7刷刊行|2021年8月31日第8刷刊行,講談社[現…

『なぜ壁のシミが顔に見えるのか:パレイドリアとアニマシーの認知心理学』目次

高橋康介 (2023年9月15日刊行,共立出版[日本認知学会編〈越境する認知科学〉・10 ],東京, xii+251 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-320-09470-3 → 版元ページ)なぜ “パレイドリア” 本だと買いたくなるのか。【目次】 「越境する認知科学」刊行にあた…

『すばらしい医学:あなたの体の謎に迫る知的冒険』

山本健人 (2023年9月12日刊行,ダイヤモンド社,東京, 385 pp., 本体価格1,700円, ISBN:9784478118016 → 版元ページ)

『数の値打ち:グローバル情報化時代に日本文学を読む』目次

ホイト・ロング[秋草俊一郎・今井亮一・坪野圭介訳] (2023年8月30日刊行,フィルムアート社,東京, 397+xvi pp., 本体価格4,000円, ISBN:978-4-8459-2130-0 → 版元ページ)これは書評依頼本として。【目次】 日本語版への序文 7 序章 数の不確かさ 11 第1…

『創造論者 vs. 無神論者 宗教と科学の百年戦争』

岡本亮輔 (2023年9月7日刊行,講談社[講談社選書メチエ・790],東京, 267 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-06-533247-4 → 版元ページ)

『分類思考の世界:なぜヒトは万物を「種」に分けるのか』残響(90)

三中信宏 (2009年9月20日第1刷刊行/2009年10月8日第2刷刊行/2009年12月3日第3刷刊行/2013年7月26日電子本刊行/2015年5月8日第4刷刊行/2018年1月19日第5刷刊行/2021年11月8日第6刷刊行,講談社[現代新書2014],本体価格900円(税込価格990円),328 …

『近畿地方のある場所について』感想

背筋 (2023年8月30日刊行,KADOKAWA,東京, 334 + 袋綴じ取材資料[8 pp.],本体価格1,300円, ISBN:978-4-04-737584-0 → 版元ページ)ひさしぶりに “新耳袋” のような本を高速読了して満足している.さまざまな情報の “断片” をつなぎあわせてある物語の “…

『鵼の碑』

京極夏彦 (2023年9月14日刊行,講談社[講談社ノベルス・キF-21],東京, 830 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-06-515045-0 → 版元ページ)800ページ超の鈍器本が夜の闇から現れた:「罔くとも在るが如し;在りても罔きが如し」.本書は,本シリーズの17…

『母性の科学:ママになると脳や性格がすごく変わるわけ』

アビゲイル・タッカー[西田美緒子訳] (2023年9月30日刊行,インターシフト,東京, 401 pp., 本体価格2,600円, ISBN:978-4-7726-9580-0 → 版元ページ)

『炎の中の図書館:110万冊を焼いた大火』読了

スーザン・オーリアン[羽田詩津子訳]『炎の中の図書館:110万冊を焼いた大火』(2019年11月25日刊行,早川書房,東京, 382 pp., 本体価格2,600円, ISBN:978-4-15-209894-8 → 版元ページ)四年前に出た本だが,ふと気になって読了.ロサンゼルス中央図書…

『「植物」をやめた植物たち』

末次健司 (2023年9月1日発行,福音館書店[月刊たくさんのふしぎ・2023年9月号],東京, 40;4 pp., 本体価格700円 → 版元ページ)

『「おふくろの味」幻想:誰が郷愁の味をつくったのか』感想

湯澤規子 (2023年1月30日刊行,光文社[光文社新書・1240], 東京, 277 pp., 本体価格940円, ISBN:978-4-334-04647-7 → 目次|版元ページ)「おふくろの味」の寿命は驚くほど短かった.この言葉の生誕は1957年で,21世紀初頭には死語も同然になったとか.著…

『「おふくろの味」幻想:誰が郷愁の味をつくったのか』目次

湯澤規子 (2023年1月30日刊行,光文社[光文社新書・1240], 東京, 277 pp., 本体価格940円, ISBN:978-4-334-04647-7 → 版元ページ)【目次】 プロローグ ―― 「味」から描かれる世界 13第1章 「おふくろ」をめぐる三つの謎 251. 「おふくろ」という言葉はど…

『セミコロン;かくも控えめであまりにもやっかいな句読点』目次

セシリア・ワトソン[萩澤大輝・倉林秀男訳] (2023年9月15日刊行,左右社,東京, 188 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-86528-383-9 → 版元ページ)「カンマの女王」のみならず「セミコロンの帝王」までおられたとはおどろ木ももの木さんしょの木. “約物…

『フェルナンド・ペソア伝:異名者たちの迷路』目次

澤田直 (2023年8月10日刊行,集英社,東京, 491 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-08-771823-2 → 版元ページ)500ページもある伝記.これは不穏だ. “ペソア” と聞けばまたいで通り過ぎるわけにはいかない.気がつけばすでに何冊も “ペソア本” が手元にあ…

『現代語訳 江戸府内絵本風俗往来』目次

菊池貴一郎[小林祥次郎訳] (2023年7月25日刊行,KADOKAWA[角川ソフィア文庫・I-170-1],東京, 621 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-04-400766-9 → 版元ページ)【目次】 序 3 凡例と編集方針 19上編 外の部序 24 緒言 26 凡例 29中編 内の部序 272 緒…