2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『On the intestinal tract of birds; with remarks on the valuation and nomenclature of zoological characters』

Peter Chalmers Mitchell Transactions of the Linnean Society of London (Zoology), Series 2, 8: 173-275 (1901). http://dx.doi.org/10.5962/bhl.title.32790 [BHL] P. Chalmers Mitchell の “分岐学” のこの論文をダウンロード.かつては,どうあがいて…

『Statistical Decision Theory and Related Topics: Proceedings of a Symposium Held at Purdue University, November 23-25, 1970』

Shanti S. Guputa and James Yackel (eds.) (1971年刊行,Academic Press, New York, xiv+383 pp., ISBN:0123075505 [hbk])統計的意思決定理論の論文集.Jerzy Neyman による分子進化の統計学に関する論文:Jerzy Neyman「Molecular studies of evolution:…

『Genealogy of the Pagan Gods, Volume 1(Books I–V)』

Giovanni Boccaccio[Edited and translated by Jon Solomon] (2011年5月刊行, Harvard University Press[The I Tatti Renaissance Library 46], Cambridge, xviii+887 pp., ISBN:9780674057104 [hbk] → 版元ページ)確かに羅英対訳本だった.図版は訳者…

『Curators: Behind the Scenes of Natural History Museums』

Lance Grande (2017年3月刊行, The University of Chicago Press, Chicago, xviii+412 pp., ISBN:9780226192758 [hbk] → 版元ページ)著者はシカゴのフィールド自然史博物館に勤務するキュレーターで,魚類古生物学者(しかもパターン分岐学者!)として活…

『The Fern Genus Diellia: Structure, Affinities and Taxonomy』

Warren H. Wagner, Jr. (1952年刊行,University of California Publications in Botany, Volume 26, No. 1, iv+211 pp.)最節約系統推定法である「基本型発散法(GPD: Groundplan-Divergence method)」の開発者ハーブ・ワーグナーによるハワイ産チャセン…

『セレンゲティ・ルール:生命はいかに調節されるか』

ショーン・B・キャロル[高橋洋訳] (2017年6月30日刊行,紀伊國屋書店,東京, 344 pp., 本体価格2,200円, ISBN:9784314011471 → 版元ページ) 【目次】 イントロダクション 奇跡と驚異 10第I部 すべては調節されている第1章 からだの知恵 28 第2章 自然の…

『日本のルィセンコ論争[新版]』

中村禎里 (2017年7月18日刊行,みすず書房,東京, xvi+248+VI pp., 本体価格3,800円, ISBN:9784622086208 → 版元ページ)お送りいただきありがとうございました.大学院生の頃に読んだ初版の中村禎里『ルィセンコ論争』(1967年11月刊行,みすず書房,東京…

『カラー版 昆虫こわい』

丸山宗利 (2017年7月30日刊行,幻冬舎[幻冬舎新書・462],東京, 263 pp., ISBN:9784344984639)カラー写真いっぱい.笑顔の丸山さんは独自のニッチを確立しつつある.ご恵贈感謝.

『酒米ハンドブック・改訂版』

副島顕子 (2017年7月31日刊行,文一総合出版,東京,104 pp., 本体価格1,400円,ISBN:9784829981535 → 版元ページ) 旧版:副島顕子『酒米ハンドブック』(2011年7月31日刊行,文一総合出版,東京,96 pp., 本体価格1,400円,ISBN:9784829911334 → 版元ペー…

『自然主義入門:知識・道徳・人間本性をめぐる現代哲学ツアー』

植原亮 (2017年7月15日刊行,勁草書房,東京, x+301+vi pp., 本体価格2,800円, ISBN:9784326154487 → 版元ページ)ご恵贈ありがとうございます.前著:植原亮『実在論と知識の自然化:自然種の一般理論とその応用』(2013年12月20日刊行,勁草書房,東京,v…

『分類思考の世界:なぜヒトは万物を「種」に分けるのか』残響(76)

三中信宏 (2009年9月20日第1刷刊行/2009年10月8日第2刷刊行/2009年12月3日第3刷刊行/2013年7月26日電子本刊行/2015年5月8日第4刷刊行,講談社[現代新書2014],本体価格800円(税込価格880円),328 pp.,ISBN:9784062880145 → 目次|コンパニオンサイ…

「蔵書はすべて売り払え」

ワタクシもそろそろ年貢の納め時なので,長年にわたって蒐め続けた蔵書の山をどうしようかと考えることが(たまに)ある.最近の世知辛い大学や研究機関に寄付したいと言ったところで,イヤな顔をされるのが関の山だろう.むりやり押し付けても整理されない…

『アマチュア・オーケストラ団員たちの興味の深まり:余暇における追求と学習環境』

杉山昂平 (2017年刊行,東京大学文化・人間情報学コース修士論文,iv+142 pp.)お送りいただき感謝.インフォーマントの一人としてお役に立ててよかったです.

『系統体系学の世界:生物学の哲学がたどってきた道』

三中信宏 (2018年4月刊行予定,勁草書房[けいそうブックス])勁草書房の新シリーズ〈けいそうブックス〉の創刊本の一冊として.ここのところ必死のパッチで書いているのがこの本の原稿.「予価2,000〜2,500円」― うん,まあ平均値だから分散は(かなり)…

『Genealogy of the Pagan Gods, Volume 2(Books VI–X)』

Giovanni Boccaccio[Edited and translated by Jon Solomon] (2017年7月刊行, Harvard University Press[The I Tatti Renaissance Library 81], Cambridge, ISBN:9780674975590 [hbk] → 版元ページ)この第2巻も700ページもある.あともう1巻出て全3巻…

『Genealogy of the Pagan Gods, Volume 1(Books I–V)』

Giovanni Boccaccio[Edited and translated by Jon Solomon] (2011年5月刊行, Harvard University Press[The I Tatti Renaissance Library 46], Cambridge, ISBN:9780674057104 [hbk] → 版元ページ)ぜんぜん知らなかったが,Ernest Hatch Wilkins『The…

『思考の体系学:分類と系統から見たダイアグラム論』関連イベント

三中信宏 (2017年4月25日刊行,春秋社,東京, 6+316+23 pp., 本体価格2,500円, ISBN:9784393333556 → 目次|版元ページ|コンパニオン・サイト)ゲンロン主催イベント:三中信宏 × 山本貴光 × 吉川浩満 「分ける、つなぐ、で考える──分類と系統樹から見える…

『思考の体系学:分類と系統から見たダイアグラム論』書評(4)

三中信宏 (2017年4月25日刊行,春秋社,東京, 6+316+23 pp., 本体価格2,500円, ISBN:9784393333556 → 目次|版元ページ|コンパニオン・サイト)梅雨明けしていないのに夏本番の猛暑の日々: 読書メーター「fifthさんの感想・レビュー」(2017年7月17日)「…

『分類思考の世界:なぜヒトは万物を「種」に分けるのか』残響(75)

三中信宏 (2009年9月20日第1刷刊行/2009年10月8日第2刷刊行/2009年12月3日第3刷刊行/2013年7月26日電子本刊行/2015年5月8日第4刷刊行,講談社[現代新書2014],本体価格800円(税込価格880円),328 pp.,ISBN:9784062880145 → 目次|コンパニオンサイ…

『文化進化の考古学』

中尾央・松木武彦・三中信宏(編著) (2017年8月5日刊行予定,勁草書房,東京,本体価格2,600円, ISBN:9784326248452 → 目次|版元ページ|〈歴史科学諸分野の連携による文化進化学の構築〉ポータル)amazon, e-hon, hontoで近刊予約が始まっている.

『Science and Common Sense』

William R. Thompson (1937年刊行, Longmans Green and Co., London, viii+234 pp.)前世紀なかばに進化学や体系学の哲学を論じるときに頻繁に引用された本.著者は有名な昆虫学雑誌 The Canadian Entomologist の編集長も務めたことがある昆虫学者だ.本書…

『The Logic of Modern Physics』

Percy Williams Bridgman (1927年刊行,Macmillan, New York, xvi+228 pp. → Internet Archive)Internet Archive から丸ごとダウンロードできる.操作主義(operationalism)の有名な定義はこれ:「ある物体の長さを知りたければ,われわれは物理的な操作…

『Systematic Biology: Proceedings of an International Conference』

National Research Council (ed.). (1969年刊行, The National Academies Press, Washington, DC, xiv+632 pp. → 版元ページ|DOI)ありがたいことに pdf ファイルがオープンアクセス.

『化石の植物学:時空を旅する自然史』

西田治文 (2017年6月15日刊行,東京大学出版会[ナチュラルヒストリーシリーズ ],東京, viii+310 pp., 本体価格4,800円, ISBN:9784130602518 → 版元ページ) 【目次】 はじめに i 第1章 植物化石と古植物学 1 第2章 分類と進化 26 第3章 陸上植物の初期進…

〈leeswijzer〉のアクセスが安定の「400万台」に!

この本録〈leeswijzer〉は本日7月7日をもって400万ページビューを越えた.2005年正月のプログ開設以来よく続いたものだ.300万PVに達したのが2014年11月1日だったから,2年8ヶ月かかったことになる.だいたい平均すれば2年半で100万PV増ということになる.本…

『哺乳類の生物地理学』

増田隆一 (2017年6月20日刊行,東京大学出版会[ナチュラルヒストリーシリーズ ],東京, vi+183 pp., 本体価格3,800円, ISBN:9784130602525 → 版元ページ) 【目次】 はじめに i 第1章 生物地理学とはなにか――系統地理学への発展 1 第2章 進化の生物地理学…

『これからレポート・卒論を書く若者のために(第2版)』

酒井聡樹 (2017年7月15日刊行,共立出版,東京, xviii+245 pp., 本体価格1,800円, ISBN:9784320005983 → 版元ページ)『これレポ』改訂版.ご恵贈感謝.

『Quantitative Zoology: Numerical Concepts and Methods in the Study of Recent and Fossil Animals』

George Gaylord Simpson and Anne Roe (1939年刊行, McGraw-Hill[McGraw-Hill Publications in the Zoological Sciences], New York, xvi+414 pp.)農環研〈湯浅文庫〉の1冊.古生物学者George. G. Simpsonは当時の生物学者の中では数学と哲学にもっとも…

『思考の体系学:分類と系統から見たダイアグラム論』書評(3)

三中信宏 (2017年4月25日刊行,春秋社,東京, 6+316+23 pp., 本体価格2,500円, ISBN:9784393333556 → 目次|版元ページ|コンパニオン・サイト)梅雨本番.連日の雨と蒸し暑さの修行が続く: 読書メーター「phosprophotosさんの感想・レビュー」(2017年6月…

『系統樹曼荼羅:チェイン・ツリー・ネットワーク』集音(14)

三中信宏(文)・杉山久仁彦(図版) (2012年11月16日刊行,NTT出版,東京,255 pp., 本体価格2,800円,ISBN:9784757142633 [hbk] → コンパニオンサイト|版元ページ|集音録) 今年の梅雨は水っぽい: 夏白狐舞さんの読書レビュー「系統樹曼荼羅」(2017年…