2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『採集民俗論』読売新聞書評

野本寛一 (2020年11月20日刊行,昭和堂,京都, xiv+707+xiv pp., 本体価格7,500円, ISBN:978-4-8122-1823-5 → 目次|版元ページ)読売新聞ヴィジュアル評が公開された:三中信宏「野本寛一著「採集民俗論」」(2020年12月20日掲載|2020年12月28日公開)※こ…

『幻のアフリカ納豆を追え!:そして現れた〈サピエンス納豆〉』目次

高野秀行 (2020年8月25日刊行,新潮社,東京, 8 color plates + 366 pp., 本体価格1,900円, ISBN:978-4-10-340072-1 → 版元ページ)【目次】 カラー口絵(8 pp.) プロローグ 4第1章 謎のアフリカ納豆 カノ/ナイジェリア 13 第2章 アフリカ美食大国の納豆 …

『ホッキョクグマ:北極の象徴の文化史』読売新聞書評

マイケル・エンゲルハード[山川純子訳] (2020年8月5日刊行,白水社,東京, 345 pp., 本体価格12,000円, ISBN:978-4-560-09746-5 → 版元ページ)読売新聞大評が公開された:三中信宏「漂白された北極熊伝説 —— ホッキョクグマ 北極の象徴の文化史」(2020…

『近代測量史への旅:ゲーテ時代の自然景観図から明治日本の三角測量まで』

石原あえか (2015年9月25日刊行,法政大学出版局,東京, 9 color plates + viii + 259 + 75 pp., 本体価格3,800円, ISBN:978-4-588-37123-3 → 版元ページ)

『教養の近代測地学:メフィストのマントをひろげて』

石原あえか (2020年11月25日刊行,法政大学出版局,東京, 8 color plates + 358 + 13 pp., 本体価格3,500円, ISBN:978-4-588-35234-8 → 版元ページ)

『「色のふしぎ」と不思議な社会:2020年代の「色覚」原論』書評

川端裕人 (2020年10月25日刊行,筑摩書房,東京, 7 color plates + 348 pp., 本体価格1,900円, ISBN:978-4-480-86091-0 → 目次|版元ページ) 【書評】※Copyright 2020 by MINAKA Nobuhiro. All rights reservedもうひとつの「人間の測りまちがい」年の瀬に…

『里山に暮らすアナグマたち:フィールドワーカーと野生動物』

金子弥生 (2020年11月10日刊行,東京大学出版会,東京, xii+219+13 pp., 本体価格3,800円, ISBN:978-4-13-060241-9 → 版元ページ) “アナグマ愛” が行間からあふれてる.

『「色のふしぎ」と不思議な社会:2020年代の「色覚」原論』目次

川端裕人 (2020年10月25日刊行,筑摩書房,東京, 7 color plates + 348 pp., 本体価格1,900円, ISBN:978-4-480-86091-0 → 版元ページ)【目次】 カラー口絵(7 pp.) はじめに 7準備の章 先天色覚異常ってなんだろう 25第1部 “今”を知り、古きを温ねる 49第…

『種を語ること、定義すること:種問題の科学哲学』目次

網谷祐一 (2020年12月20日刊行,勁草書房,東京, viii+238+xv pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-326-10288-4 → 版元ページ)はいはい,【種】の好きなそこのアナタ,すぐ買いましょうね.目下あるワルダクミが水面下で進行中です:本屋 B&B|網谷祐一×岡西…

『ゲンロン戦記:「知の観客」をつくる』

東浩紀 (2020年12月10日刊行,中央公論新社[中公新書ラクレ・709],東京, 277 pp., 本体価格860 pp., ISBN:978-4-12-150709-9 → 版元ページ)速攻で読了.ああ,確かにこれは文字通りの “戦記” として語られている物語.ワタクシも過去に登壇したことのあ…

『統計学を哲学する』読売新聞書評

大塚淳 (2020年10月30日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, iv+242 pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-8158-1003-0 → 目次|版元ページ)読売新聞大評が公開された:三中信宏「科学哲学の新たな到来 —— 統計学を哲学する 大塚淳著 名古屋大学出版会 3200…

『雪の屋久島』

新井靖雄 (2020年11月1日刊行,言叢社,東京, 112 pp., 本体価格3,800円, ISBN:978-4-86209-082-9 → 版元ページ)雪降る屋久島のモノクロ写真集.

『採集民俗論』目次

野本寛一 (2020年11月20日刊行,昭和堂,京都, xiv+707+xiv pp., 本体価格7,500円, ISBN:978-4-8122-1823-5 → 版元ページ)【目次】序章 採集民俗 学びの視座 1第 I 章 木の実 15 トチ 16 ナラ 117 カシ 140 シイ・マテバシイ 159 ブナ 175 クリ 183 クルミ…

『ウイルスとは何か:コロナを機に新しい社会を切り拓く』

中村桂子・村上陽一郎・西垣通 (2020年11月10日刊行,藤原書店,東京, 223 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-86578-285-1 → 版元ページ)

『医療倫理超入門』

マイケル・ダン, トニー・ホープ[児玉聡・赤林朗訳] (2020年10月28日刊行,岩波書店[岩波科学ライブラリー・297],東京, viii+179+29 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-00-029697-7 → 版元ページ)

『海と山のオムレツ』

カルミネ・アバーテ[関口英子訳] (2020年10月30日刊行,新潮社[新潮クレスト・ブックス],東京, 175 pp., ISBN:978-4-10-590168-4 → 版元ページ)イタリア半島南端カラブリア出身の小説家による自伝.とても美味しい新刊.

読売新聞読書委員の任期を終えて

読売新聞読書委員会の納会(2020年12月15日)から一夜が明けて,ワタクシは晴れて “自由の身” となった.二年前に読書委員になったときから,居室の書棚の一角に「読売新聞書評担当本の棚」をわざわざ用意した.そして任期を終えてみると,その棚には前後二…

『ZOOLOGY 図鑑 動物の世界』

スミソニアン協会・ロンドン自然史博物館(監修)[遠藤秀紀(日本語版監修)] (2020年7月1日刊行,東京書籍,東京, 415 pp., 本体価格5,800円, ISBN:978-4-487-81258-5 → 版元ページ)今年は図鑑が豊作と見た.

『驚異の標本箱 -昆虫-』読売新聞書評

丸山宗利・吉田攻一郎・法師人響 (2020年10月16日刊行,KADOKAWA, 東京, 159 pp., 本体価格4,800円, ISBN:978-4-0404-109434-1 → 版元ページ)読売新聞ヴィジュアル評が公開された:三中信宏「丸山宗利、吉田攻一郎、法師人響著「驚異の標本箱―昆虫―」 」(…

『【新版】悠久の時を旅する』

星野道夫 (2020年10月25日刊行,クレヴィス,東京, 16 color plates + 231 pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-909532-43-5 → 版元ページ)

『飼いならす:世界を変えた10種の動植物』

アリス・ロバーツ[斉藤隆央訳] (2020年10月10日刊行,明石書店,東京, 443 pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-7503-5085-1 → 版元ページ)飼育動植物の物語:イヌ・コムギ・ウシ・トウモロコシ・ジャガイモ・ニワトリ・イネ・ウマ・リンゴ・ヒト.

『学術書を読む』読売新聞書評

鈴木哲也 (2020年10月10日刊行,京都大学学術出版会,京都, 138 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-8140-0301-3 → 目次|版元ページ)読売新聞大評が公開された:三中信宏「外へと踏み出す読書論 —— 学術書を読む 鈴木哲也著 京都大学学術出版会 1500円…

『アリスに驚け:アリス狩りⅥ』

高山宏 (2020年10月15日刊行,青土社,東京, 373 pp., 本体価格2,600円, ISBN:978-4-7917-7254-4 → 版元ページ) “学魔” の講義録である.

『山と獣と肉と皮』

繁延あづさ (2020年10月2日刊行,亜紀書房,東京, 4 color plates + 238 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-7505-1664-6 → 版元ページ) “ジビエ” になる前の “生きもの” の話いろいろ.

『古代中世 日本人の読書』

慶應義塾図書館(編) (2020年10月刊行,慶應義塾図書館[第32回慶應義塾図書館貴重書展示会],東京, vi+144 pp., 税込価格1,000円)丸の内のオアゾ丸善で開催された展示会の図録.こういう “灰色文献” は運よく出会ったときに身柄を確保しないとのちのち…

『中村好文 百戦錬磨の台所 vol.1』

中村好文 (2020年10月20日刊行,学芸出版社,京都, 127 pp., 2,700円, ISBN:978-4-7615-2753-2 → 版元ページ)機能的で美しい厨房の設計事例.いいないいなあ.

『続 日本の小さな本屋さん』

和氣正幸 (2020年10月28日刊行,エクスナレッジ,東京, 159 pp., 本体価格1,800円, ISBN: 978-4-7678-2806-0 → 版元ページ)

『日本の小さな本屋さん』

和氣正幸 (2018年7月23日刊行,エクスナレッジ,東京, 159 pp., 本体価格1,800円, ISBN: 978-4-7678-2483-3 → 版元ページ)

『自炊。何にしようか』

高山なおみ (2020年10月30日刊行,朝日新聞出版,東京, 375 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-02-333346-8 → 版元ページ)日常レシピ集.今夜は何にしようかと考え始めるたびに “自分会議” が招集される.

『統計学を哲学する』目次

大塚淳 (2020年10月30日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, iv+242 pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-8158-1003-0 → 版元ページ)【目次】序章 統計学を哲学する? 1 1 本書のねらい 1 2 本書の構成 5 第1章 現代統計学のパラダイム 12 1 記述統計 12 1-1 統…