2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『国字の位相と展開』(第1部詳細目次)

笹原宏之 (2007年3月31日刊行, 三省堂, ISBN:9784385362632→概略目次|版元ページ) 【第1部詳細目次】→第2部詳細目次|第3部詳細目次 序文(野村雅昭)v 序章 研究の目的と方針 19 1. 国字研究の意義 19 2. 本書の構成 25 3. 表記の方針 29第1部 国字と…

『Self-Organization in Biological Systems』

Scott Camazine, Jean-Louis Deneubourg, Nigel R. Franks, James Sneyd, Guy Theraulaz, and Eric Bonabeau (2001年4月1日刊行,Princeton University Press,ISBN:0691012113 [hbk] / ISBN:0691116245 [pbk]→目次) スコット・カマジン他(松本忠夫・三中…

『Bayesian Methods of Ecology』

Michael A. McCarthy (2007年4月刊行, Cambridge University Press, ISBN:9780521615594) WinBUGS を用いたベイズ・モデリング.→版元ページ.

『データマイニング1:データ解析の視点から』

熊谷悦夫・舟尾暢男 (2007年4月26日刊行, 九天社, ISBN:9784861671760) CD-ROM付き.「1」ということは,「2」以降も続くということか.→版元ページ.

『お札行脚』

フレデリック・スタール (2007年4月刊行, 国書刊行会[知の自由人叢書・第5回配本], ISBN:9784336047168) 700ページ超.ここのところ“超重量級”の本ばかり手にしているが,そういう「重い本」が立て続けに出版されているのか,はたまた単にワタクシ個人…

『鹿男あをによし』

万城目学 (2007年4月10日刊行, 幻冬舎, ISBN:9784344013148) 結局,最後まで読了した.前作:万城目学『鴨川ホルモー』(2006年4月20日刊行, 産業編集センター, ISBN:9784916199820)に登場する〈楠木ふみ〉の路線に沿って,一見“見映えのしない女の子…

『のの字ものがたり』

田村義也 (1996年3月25日刊行, 朝日新聞社, ISBN:4022567856) 装幀を通しての著者へ編集者との交遊がいろいろ綴られている.司馬遼太郎がものしたという非売品の「大阪本」とか,坂口謹一郎の「酒」つながりとか.それほど遠くない昔は今よりもはるかに…

『ピクトさんの本』

内海慶一 (2007年4月20日刊行, ビー・エヌ・エヌ新社, ISBN:9784861005046) 【目次】ピクトさんの分類1 転倒系 2 頭打ち系 3 落下系 4 かけこみ系 5 つまずき系 6 感電系 7 衝突系 8 はさまれ系 9 労働系 10 黒ピクトさんピクトさんの研究01 ぶらさがり …

『ピクトさんの本』

内海慶一 (2007年4月20日刊行, ビー・エヌ・エヌ新社, ISBN:9784861005046) 〈日本ピクトさん学会〉という団体?がある.ピクトグラム(絵文字)の中でもとくに“ヒト”に特化した学会だ.この学会の会長さんがつい最近出版したのが本書だ.この「ピクトさ…

『Self-Organization in Biological Systems』

Scott Camazine et al. (2001年4月1日刊行,Princeton University Press,ISBN:0691012113 [hbk] / ISBN:0691116245 [pbk]→目次) 全21章の翻訳のうち,やっと第20章の半ばを過ぎて,頂上が見えてきた.しかし,登頂間近だからといってうかうかしていられな…

「bk1投稿書評群」

本当に久しぶりに,かつて〈bk1〉に投稿した書評群を見渡してみた.2000年〜2005年の5年間に全部で「129件」の書評を投稿していた.多いと言えば多いのだが,最初の何年かは森山和道さんの配下で書評を書いていたので,半分は仕事みたいなものだった(残り半…

『一六世紀文化革命(2)』

山本義隆 (2007年4月16日刊行, みすず書房, ISBN:9784622072874→版元ページ) 目次項目を入力しつつ考える.こういう専門書のたぐいは,その中身を知らないと購入する動機と意欲が高まらない.そのためのもっとも手っ取り早い方法は「詳細目次」を開示す…

『一六世紀文化革命(1)』

山本義隆 (2007年4月16日刊行, みすず書房, ISBN:9784622072867→版元ページ) ペジネーションは,上巻が「i-v, 1-390, [1-29]」,下巻が「i-v, 391-737, [1-101]」なので,総頁数は実に「877ページ」ということになる.それにしても,いろいろとせっぱ詰…

『哲学の歴史・第11巻[20世紀II:科学の世紀と哲学]:論理・数学・言語』

飯田隆(責任編集) (2007年4月10日刊行, 中央公論新社, ISBN:9784124035285) 中央公論新社の創業120周年記念出版として企画された叢書〈哲学の歴史〉(全12巻+別巻1→全集サイト)の第1回配本.新刊情報を知ったときにはその質量感を想像できなかったの…

『国字の位相と展開』(概略目次)

笹原宏之 (2007年3月31日刊行, 三省堂, ISBN:9784385362632 → 版元ページ) 地理的変異としての「国字」は言語系統地理学(linguistic phylogeography)の格好の素材だろう.先日の新聞報道で本書の出版を知った:「漢字にも「方言」:早大教授が100以上…

『鹿男あをによし』

万城目学 (2007年4月10日刊行, 幻冬舎, ISBN:9784344013148) 第2作目にして早くも「幻冬舎デビュー」とはねえ.“平安京・ホルモー”の次は“平城京・鹿男”だ.なんちゅうストーリーか.真っ白に燃え尽きた夕闇にはポルコも真っ青の鹿男だ.夜のお愉しみっ.

『黒羽清隆 日本史料購読 日米開戦・破局への道:『木戸幸一日記』(一九四〇年秋)を読む』

黒羽清隆著/池ヶ谷真仁編 (2002年10月25日刊行,明石書店,ISBN:4750316415) どーもありがとさんね.※〈破局への道〉というオソロシイことばが身に沁みたりして(文脈ちがうだろっ).

『アフリカ昆虫学への招待』

日高敏隆(監修)/日本ICIPE協会(編) (2007年3月30日刊行, 京都大学学術出版会, ISBN:9784876987160)

『Coalescent Theory : An Introduction』

John Wakely (2007年9月刊行予定,Roberts & Company Publishers, ISBN:0974707759) コアレセント理論の教科書.集団遺伝学は,個体群レベルの系統ネットワークやコアレセントの研究分野で生き続けるのだろう.遺伝子頻度から遺伝子系譜への推移.→版元サ…

『ジオメトリック・アート:幾何学の宇宙教室』

カスパー・シュワーベ,石黒敦彦 (2006年5月30日刊行, 工作舎[神戸芸術工科大学レクチャーシリーズ], ISBN:4875023928) うっかり買い忘れていたことに気づいた.高次元立体に関する工作品がいろいろ.→版元ページ.

『ファンタジア』

ブルーノ・ムナーリ(菅野有美訳) (2006年5月18日刊行, みすず書房, ISBN:4622072092) 最後の方に出てくる「かたちの計測」についての文章は morphometrics そのもの.というか,幾何学的形態測定学の本をめくれば,まったく同じ「図」が載っている.視…

『書物の日米関係:リテラシー史に向けて』

和田敦彦 (2007年2月28日刊行,新曜社,東京,406 pp., 本体価格4,700円, ISBN:9784788510364 → 目次|版元ページ) 【書評】 ※Copyright 2007 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 「蔵書史」というテーマがとても新鮮だ.扱われている時代は第二次世…

『Six Legs Better : A Cultural History of Myrmecology』

Charlotte Sleigh (2007年刊行, Johns Hopkins University Press[Animals, History, Culture], ISBN:9780801884450 [hbk]) 「蟻学(myrmecology)」のカルチュラル・スタディー —— “カル・スタ”にもいろいろあるのだろうけれど,新刊で出たこの本はち…

『日本一の昆虫屋:志賀昆虫普及社と歩んで,百一歳』

志賀夘助 (2004年7月10日刊行,文春文庫PLUS,ISBN:4167660776→書評) 昨夜,東京農大・昆虫学研究室から入った情報によると,志賀昆虫普及社・創業者である志賀夘助氏が4月15日に逝去されたとのこと.上記の文庫本が出たときにすでに御年101歳.ということ…

『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(49)

三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行,講談社[現代新書1849],ISBN:4061498495→詳細目次|第2刷での修正点|反響録) 実に一月ぶりの拾い集めだ−−DESIGN IT! w/LOVE[書評]http://gitanez.seesaa.net/article/38800398.html ※丁寧…

『Genealogie als Denkform in Mittelalter und Früher Neuzeit』

Kilian Heck und Bernhard Jahn (Hrsg.) (2000年刊行, Max Niemeyer Verlag[Studien und Texte zur Sozialgeschichte der Literatur: Band 80], ISBN:3484350806) →版元ページ.

『Genealogie als Monument und Argument : Der Beitrag dynastischer Wappen zur politischen Raumbildung der Neuzeit』

Kilian Heck (2002年刊行, Deutscher Kunstverlag[Kunstwissenschaftliche Studien: Band 98], ISBN:3422063382) →版元ページ.

『Population Genetics and Microevolutionary Theory』

Alan R. Templeton (2006年刊行,Wiley-Liss,ISBN:0471409519 [hbk]) 系統ネットワークいっぱい.700ページ超で,おなかもいっぱい.→版元ページ. 【目次】 Preface. ix 1. Scope and Basic Premises of Population Genetics. 1PART I:POPULATION STRUCT…

『書物の日米関係:リテラシー史に向けて』

和田敦彦 (2007年2月28日刊行,新曜社,ISBN:9784788510364) 第4章「日本占領と図書購入 —— 占領地の書物エージェント」は,第二次大戦直後の混乱期にアメリカに買われていった本たちの経緯について考察する.敗戦直後という状況を考えれば,当然,戦勝国…

『保全遺伝学入門』

R. Frankham, J. D. Ballou and D. A. Briscoe著 [西田睦監訳/高橋洋・山崎裕治・渡辺勝敏訳] (2007年3月31日刊行, 文一総合出版, ISBN:9784829910672) 750ページを越える大著.このボリュームで「7,200円」は安いと言えるだろう.献本ありがとうござ…