2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『百鬼園 戰前・戰中日記(上)』目次

内田百閒 (2019年5月29日刊行、慶應義塾大学出版会、東京, 400 pp., 本体価格4,500円, ISBN:978-4-7664-2603-8 → 版元ページ)【目次】 凡例 5 昭和十一年一月 — 十二月 7 昭和十二年一月 — 十二月 73 昭和十三年一月 — 十二月 163 昭和十四年一月 — 十二月…

『国鉄史』目次

鈴木勇一郎 (2023年12月7日刊行,講談社[講談社選書メチエ・792],東京, 272 pp., 本体価格1,850円, ISBN:978-4-06-534196-4 → 版元ページ) “鉄分” の多いアナタの必読書。【目次】 はじめに 3 プロローグ 「鉄道一五〇年」と国鉄 第1部 「国鉄」形成の…

『ミミズの農業改革』目次

金子信博 (2023年12月1日刊行、みすず書房、東京, 4 color plates + iv + 204+xii pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-622-09640-5 → 版元ページ)年内最後の書評依頼本。今年は毎年恒例の『月刊みすず』の書評アンケート依頼もないし、静かに年を越せるかと…

『殉教の日本:近世ヨーロッパにおける宣教のレトリック』読了

小俣ラポー日登美 (2023年2月28日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, 404+188 pp., 本体価格8,800円, ISBN:978-4-8158-1119-8 → 目次|版元ページ)喘ぎつつもなんとか登攀完了。これで百万遍交差点で “磔刑” に処せられる心配はとりあえずなくなったか。日本…

『公共する経営:みんなの幸せがわたしの幸せ——京都フォーラム三十周年記念誌』

服部英二・中島隆博・矢崎勝彦(編) (2023年11月3日刊行、京都フォーラム、大阪、viii+443 pp.[非売品])以前、この京都フォーラムが主催する第70回復幸実学協働学習会で:三中信宏「系統樹曼荼羅:複雑な世界を読み取る視座」(2015年6月13日(土)9:30…

『流体力学超入門』目次

エリック・ラウガ[石本健太訳] (2023年12月12日刊行,岩波書店[岩波科学ライブラリー・323],東京, vi+155 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-00-029723-3 → 版元ページ)【目次】 まえがき iii 1 「流体」とは何だろうか? 1 2 流れがあると「粘性」が…

『空想の補助線:幾何学、折り紙、ときどき宇宙』目次

前川淳 (2023年12月1日刊行、みすず書房、東京, vi+185+iv pp., 本体価格2,700円, ISBN: 978-4-622-09661-0 → 版元ページ)「パスタの幾何学」が取り上げられていて何気にうれしい。【目次】 折り紙と数学 1 幻想の補助線 9 パスタの幾何学 19 解けない問題…

『東京焼盡』目次

内田百閒 (1955年4月20日刊行,大日本雄辯會講談社,東京, 261 pp.)【目次】 序ニ代ヘル心覺 1 第1章 一機の空襲警報 13 第2章 空襲の皮切り 18 第3章 神田日本橋の空襲 20 第4章 東海の激震 22 第5章 深夜の警報頻り也 24 第6章 用水桶の厚氷 27 第7章 大…

『東京焼盡』再読(第42〜56章)

内田百閒 (1955年4月20日刊行,大日本雄辯會講談社,東京, 261 pp.)大戦末期になってくるともう何が何やらわからなくなってくる。連日の空襲警報、酒・煙草はもちろんのこと、配給米も滞り、罐詰泥棒の嫌疑まで降りかかる。百鬼園先生にとっては苦労の日々…

『進化思考批判集:デザインと進化学の観点から』

伊藤潤・林亮太・松井実 (2023年12月16日公開、産業デザイン研究所出版局、東京, 368 pp., ISBN:978-4-9912988-2-0 → pdf版ダウンロード先[open access])出版が間に合ってよかったですね。昨夜が最終回だった〈下剋上球児〉の代打逆転劇を連想しました。…

『東京焼盡』再読(第27〜41章)

内田百閒 (1955年4月20日刊行,大日本雄辯會講談社,東京, 261 pp.)寝読みはまだ続いている —— 1945年3月下旬以降は、米軍に陥落したばかりの硫黄島から襲来するB29やP51の編隊による本土空襲の記録ががぜん増えてくる。東京だけでなく日本各地が空襲被災…

『メタゾアの心身問題:動物の生活と心の誕生』目次

ピーター・ゴドフリー=スミス[塩﨑香織訳] (2023年12月15日刊行、みすず書房、東京, x+291+lx pp., 本体価格3,700円, ISBN:978-4-622-09662-7 → 版元ページ)前著:ピーター・ゴドフリー=スミス[夏目大訳]『タコの心身問題:頭足類から考える意識の起源…

『文学のエコロジー』目次

山本貴光 (2023年11月21日刊行、講談社、東京, 439 pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-06-533645-8 → 版元ページ)【目次】 プロローグ 12第I部 方法——文学をエコロジーとして読む 19第1章 文芸作品をプログラマーのように読む 20第II部 空間 49第2章 言葉…

『東京焼盡』再読(第1〜26章)

内田百閒 (1955年4月20日刊行,大日本雄辯會講談社,東京, 261 pp.)ふと思い立って読み返している。第二次世界大戦末期(1944年11月1日から1945年8月21日まで)の東京が米軍空襲で燃えていくようすを克明にしかも淡々と記録した80年前の “日記” は、今の時…

『京都食堂探究:「麺類・丼物」文化の美味なる世界』読了

加藤政洋・〈味覚地図〉研究会 『京都食堂探究:「麺類・丼物」文化の美味なる世界』(2023年11月10日刊行,筑摩書房[ちくま文庫・か-87-1], 東京,214 pp., 本体価格800円, ISBN:978-4-480-43920-8 → 目次|版元ページ)昨日の北陸新幹線車中本としてさく…

『晩酌の誕生』感想

飯野亮一 (2023年11月10日刊行,筑摩書房[ちくま学芸文庫・イ-54-4], 東京,375 pp., 本体価格1,300円, ISBN:978-4-480-51216-1 → 目次|版元ページ)金沢滞在中に読了。室内照明の時代的変遷とともに、夜の生活が明るく長くなり、 “晩酌” という食文化も…

『戦後日本の社会意識論:ある社会学的想像力の系譜』目次

奥村隆(編) (2023年11月20日刊行、有斐閣、東京, xiv+384 pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-641-17490-0 → 版元ページ)2段組400ページ。ご恵贈まことにありがとうございました。【目次】 編者まえがき vI清水幾太郎──生きるという闘い(品治佑吉) 2 日…

『別府八湯温泉本(2023〜2024年版)』

NPO法人ハットウ・オンパク(監修) (2023年11月25日刊行,おおいたインフォーメーションハウス,大分,本体価格600円) 毎年1冊ずつ増えていく。今年も別府に到着してすぐ買いました。