2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『進化思考の世界:ヒトは森羅万象をどう体系化するか』余響(2)

三中信宏 (2010年9月25日刊行,日本放送出版協会[NHK Books: No. 1164],東京,265 pp.,本体価格1,100円, ISBN:9784140911648 → コンパニオンサイト|版元ページ|余響録) ブツはすでに書店に平積みされているようです: 平城の都で噺と麺「太っっ。−…

『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(続7)

三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行(正誤表)|2009年12月18日第3刷刊行(正誤表)|2010年5月10日第4刷刊行(正誤表),講談社[現代新書1849], ISBN:4061498495(ISBN:9784061498495) → 版元ページ|詳細目次|反響録|コンパ…

『歴史の哲学:物語を超えて』

貫成人 (2010年8月20日刊行,勁草書房[双書エニグマ:15],東京,xvi+233+xxiv pp., ISBN:9784326199181 → 版元ページ)

『クワガタムシが語る生物多様性』

五箇公一 (2010年9月29日刊行,創美社,東京,206 pp., 本体価格1,300円,ISBN:9784420310451 → 版元ページ) 【目次】 プロローグ 6 第1章:「生物多様性」とは何か? 9 第2章:生物多様性が危ない 31 第3章:クワガタムシが語る生物多様性 73 第4章:マル…

『クワガタムシが語る生物多様性』

五箇公一 (2010年9月29日刊行,創美社,東京,206 pp., 本体価格1,300円,ISBN:9784420310451 → 目次|版元ページ)タイトルのクワガタムシだけじゃなくって,ダニもカエルもハナバチもツボカビも.

『恐竜はなぜ鳥に進化したのか:絶滅も進化も酸素濃度が決めた』

ピーター・D・ウォード(垂水雄二訳) (2010年10月10日刊行,文藝春秋社[文春文庫],東京,425 pp., ISBN:9784167651725 → 版元ページ|参考文献) 文庫化に伴う解説文を書いています:三中信宏「はてしない推論の連鎖の愉しみ」(pp. 418-425).元のハ…

『日本酒手帳』

SSI監修 (2010年8月20日刊行,東京書籍,東京,255 pp.,本体価格1,400円,ISBN:9784487804177 → 版元ページ) 利酒師になるための日々の精進本? 判型がメモ帳並みに小さいので持ち歩きには便利.もちろんフルカラー版で250もの日本酒と蔵元が紹介されてい…

『進化思考の世界:ヒトは森羅万象をどう体系化するか』コンパニオンサイト開設

三中信宏 (2010年9月25日刊行,日本放送出版協会[NHK Books: No. 1164],東京,265 pp.,本体価格1,100円, ISBN:9784140911648 → コンパニオンサイト|版元ページ|余響録) 近日中に本書は全国の書店店頭に並ぶでしょう.それに合わせて本書のコンパニ…

『ルィセンコ主義はなぜ出現したか:生物学の弁証法化の成果と挫折』書評

藤岡毅 (2010年9月25日刊行,学術出版会,東京,283 pp.,本体価格3,800円,ISBN:9784284102858 → 目次|版元ページ) 新幹線車中にて読了.第二次世界大戦敗戦後の日本で流行した「ルィセンコ主義」について,ソヴィエト国内の原典を読み解きつつ,この生物…

『進化思考の世界:ヒトは森羅万象をどう体系化するか』余響(1)

三中信宏 (2010年9月25日刊行,日本放送出版協会[NHK Books: No. 1164],東京,265 pp.,本体価格1,100円, ISBN:9784140911648 → コンパニオンサイト|版元ページ|余響録) 書店にまだ並んでいないのに「余響」というのも気が引けるけど,今回の新刊に…

『進化論はなぜ哲学の問題になるのか:生物学の哲学の現在』増刷決定

松本俊吉(編著) (2010年7月20日刊行,勁草書房,東京,viii+234 pp.,本体価格3,200円,ISBN:9784326101986 → 目次|版元ページ) 売れ行き好調とのことで,早々と増刷が決定しました.ありがたやありがたや.第二刷では新たに「事項索引」が付きます(す…

『Für eine Philosophie der Biologie - For A Philosophy of Biology: Festschrift to the 75th Birthday of Rolf Löther』

Andreas Wessel and Ilse Jahn (Hrsg.) (2010年7月刊行, Kleine Verlag [Berliner Studien zur Wissenschaftsphilosophie & Humanontogenetik: 26], München, 270 pp., EUR 34.95, ISBN:9783937461380 [hbk] → 版元ページ)ドイツの生物学哲学者 Rolf Löthe…

『ホームレス博士:派遣村・ブラック企業化する大学院』

水月昭道 (2010年9月20日刊行,光文社[光文社新書479],東京,214 pp., ISBN:9784334035822 → 版元ページ) 第一部に関しては,この著者の前著『高学歴ワーキングプア』(→ 書評)を読んだときとまったく同じ感想を記すしかない.意図的なサンプリング・…

『ホームレス博士:派遣村・ブラック企業化する大学院』

水月昭道 (2010年9月20日刊行,光文社[光文社新書479],東京,214 pp., ISBN:9784334035822 → 版元ページ) 前著:水月昭道『高学歴ワーキングプア:「フリーター生産工場」としての大学院』(2007年10月20日刊行, 光文社[光文社新書322],東京, ISBN…

『恐竜はなぜ鳥に進化したのか:絶滅も進化も酸素濃度が決めた』恐竜はなぜ鳥に進化したのか(文庫新刊)

ピーター・D・ウォード[垂水雄二訳] (2010年10月8日刊行予定,文藝春秋社[文春文庫],東京,432 pp.,本体価格819円,ISBN:9784167651725 → ハードカバー版) 来月刊行の本だが,ブツの見本刷はもうできているらしい.巻末の解説記事:三中信宏「はてし…

『進化思考の世界:ヒトは森羅万象をどう体系化するか』詳細目次

三中信宏 (2010年9月25日刊行,日本放送出版協会[NHK Books: No. 1164],東京,265 pp.,本体価格1,100円, ISBN:9784140911648 → 版元ページ|コンパニオンサイト) 【詳細目次】 まえがき —— 呼び出される祖先 3序章:進化学の「源流」をたどる旅への出…

『オランダ絵図[カレル・チャペック旅行記コレクション5]』

カレル・チャペック(飯島周編訳) (2010年9月10日刊行,筑摩書店[ちくま文庫 ち-8-5], ISBN:9784480427281 → 版元ページ) 昨年このシリーズの四冊目が出て,それでもう打ち止めかと思っていたら,五冊目が出た.既刊四冊は下記の通り: カレル・チャペ…

『カラー版 望郷酒場を行く:東京で味わう故郷の店』

森まゆみ (2010年9月1日刊行,PHP研究所[PHP新書684],東京,ISBN:9784569790244 → 版元ページ) メモメモ,ということで.同じ著者による関連本二冊はこれ: 森まゆみ『カラー版 明治・大正を食べ歩く』(2004年1月5日刊行,PHP研究所[PHP新書279],東…

『分類思考の世界:なぜヒトは万物を「種」に分けるのか』残響(43)

三中信宏 (2009年9月20日第1刷刊行/2009年10月8日第2刷刊行/2009年12月3日第3刷刊行,講談社[現代新書2014],本体価格800円(税込価格840円),328 pp.,ISBN:9784062880145 → 目次|コンパニオンサイト|版元ページ|残響録) 数日前までの連続熱帯夜…

『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(続6)

三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行(正誤表)|2009年12月18日第3刷刊行(正誤表)|2010年5月10日第4刷刊行(正誤表),講談社[現代新書1849], ISBN:4061498495(ISBN:9784061498495) → 版元ページ|詳細目次|反響録|コンパ…

『Interpreting the Hierarchy of Nature: From Systematic Patterns to Evolutionary Process Theories』

Lance Grande and Olivier Rieppel (eds.) (1994年刊行,Academic Press, San Diego, x+298 pp., ISBN:0122951204 [hbk]) すでに遅れまくりだが,『思想地図β』の原稿を書き始めている.寄稿依頼されている特集は〈パターン〉なので,体系学的パターンをテ…

〈Forvo〉

→ http://ja.forvo.com/ 多言語発音ガイド.現時点で,「773,432語の690,030件の発音が258の言語で 」とのこと.かなりマイナー言語でも単語の発音の音声が聞けるというのは有用.

『Adaptation and Natural Selection: A Critique of Some Current Evolutionary Thought』

George C Williams (1966年刊行,Princeton University Press, Princeton, ISBN:0691026157) George C Williamsの訃報が飛び込んできた.長期闘病中とのウワサは聞いていたが…….早くも追悼記事が出ている: Richard Dawkins「George C Williams (1926-201…

『分類思考の世界:なぜヒトは万物を「種」に分けるのか』残響(42)

三中信宏 (2009年9月20日第1刷刊行/2009年10月8日第2刷刊行/2009年12月3日第3刷刊行,講談社[現代新書2014],本体価格800円(税込価格840円),328 pp.,ISBN:9784062880145 → 目次|コンパニオンサイト|版元ページ|残響録) 台風崩れの温帯低気圧が…

『Systematics and Biogeography: Cladistics and Vicariance』

Gareth Nelson and Norman Platnick (1981年刊行, Columbia University Press, New York, xiv+567 pp.,ISBN:0231045743 [hbk] → pdfダウンロード) 三中信宏:「[心にのこる1冊]生物体系学と生物地理学」掲載誌:『科学』(岩波書店),第76巻,第4号…

『The Philosophy of Science』

Stephen Toulmin (1953年刊行, Hutchinson[Hutchinson University Library], London, 176 pp.) 【目次】 Preface vii I. Introductory 9 II. Discovery 17 III. Laws of Nature 57 IV. Theories and Maps 105 V. Uniformity and Determinism 140 Suggest…

『The Philosophy of Science』

Stephen Toulmin (1953年刊行, Hutchinson[Hutchinson University Library : Philosophy], London, pp. i-viii, 9-176 → 目次) 高円寺高架下の〈都丸書店〉でのお買い物.科学哲学の教科書としては最初期の一冊.それがたった300円とは!

『Systematics and Biogeography: Cladistics and Vicariance』

Gareth Nelson and Norman Platnick (1981年刊行, Columbia University Press, New York, xiv+567 pp.,ISBN:0231045743 [hbk] → pdfダウンロード) 「発展分岐学」あるいは「パターン分岐学」を基礎づけた本書が,カリフォルニア大学出版局に置かれている…

『The Emergence of Probability: A Philosophical Study of Early Ideas about Probability, Induction and Statistical Inference, 2nd Edition』

Ian Hacking (2006年7月刊行,Cambridge University Press, Cambridge, ISBN:9780521866552 [hbk] / ISBN: 978-0-521-68557-3 [pbk]) 1975年に出た初版は手元にあるのだが,第二版が出たことをまったく知らなかった.本書は現在(三田方面で)翻訳進行中と…

『Cartographies of Time: A History of Timeline』

Daniel Rosenberg and Anthony Grafton (2010年刊行,Princeton Architectural Press, New York, 272 pp., ISBN:9781568987637 [hbk] → 版元ページ) 【目次】 Acknowledgments 8 Chapter 1: Time in Print 10 Chapter 2: Time Tables 26 Chapter 3: Graphi…