『富士日記の人びと:武田百合子を探して』目次

校條剛 (2023年5月30日刊行、河出書房新社、東京, 220 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-309-03104-0 → 版元ページ)半世紀以上も前に書かれた武田百合子『富士日記(上・下):不二小大居百花庵日記』(1977年10〜12月刊行、中央公論社、東京)の現代ガイ…

『富士日記(下):不二小大居百花庵日記』

武田百合子 (1977年12月10日刊行、中央公論社、東京, 1 plate + 298 pp.)昭和43年1月4日〜昭和51年9月21日。『富士日記』は小さい活字で上下2段に組版されていて、2冊合わせて600ページ超の分量がある。日記は自分が “書くもの” であって、他人が “読むも…

『富士日記(上):不二小大居百花庵日記』

武田百合子 (1977年10月20日刊行、中央公論社、東京, 1 plate + 333 pp.)作家・武田泰淳、随筆家・百合子、そして写真家・花の一家3人が富士山麓での日々。昭和39年7月4日〜昭和42年11月27日。

「書影」の著作権に関して

本の「書影」の著作権に関して、ワタクシの昔のツイートが今になってリポストされてくるのですが、また論議が湧き上がっているんですか? 元記事:三中信宏「「書影」の著作権について」(2009年3月1日)は、当時のワタクシのウェブサイトで書影を公開する際…

『ポスト戦後日本の知的状況』目次

木庭顕 (2024年3月12日刊行,講談社[講談社選書メチエ・798],東京, 359 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-06-535234-2 → 版元ページ)【目次】 はしがき 3 序 11 第I章 与次郎 25 第II章 戦前期(一八九五―一九四五年) 57 第III章 戦後期(一九四五―七…

『快読 ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』』目次

森一郎 (2024年3月12日刊行,講談社[講談社選書メチエ・797],東京, 499 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-06-535233-5 → 版元ページ)【目次】 まえおき――「神は死んだ」から始まる物語 3I 第一部を読む――超人思想と徳1 「ツァラトゥストラの序説」 14…

『日本書道史新論——書の多様性と深みを探る』目次

魚住和晃 (2024年3月10日刊行、筑摩書房[ちくま新書・1783]、東京, 334 pp., 本体価格1,100円, ISBN:978-4-480-07601-4 → 版元ページ)【目次】 まえがき 7 第1章 二つの古代鉄剣象嵌銘 17 第2章 聖徳太子『法華義疏』の書法 39 第3章 吉備真備の書法 81 …

『鳥が人類を変えた――世界の歴史をつくった10種類』目次

スティーヴン・モス[宇丹貴代実訳] (2024年2月28日刊行、河出書房新社、東京, 292 + 44 pp., 本体価格2,900円, ISBN:978-4-309-22913-3 → 版元ページ)【目次】 序 7 第1章 ワタリガラス 15 第2章 ハト 47 第3章 シチメンチョウ 77 第4章 ドードー 101 第…

『紫式部集:付 大弐三位集・藤原惟規集』目次

南波浩校注 (1973年10月16日刊行、岩波書店[岩波文庫・黄15-8]、東京, 233 pp., 本体価格780円, ISBN: 978-4-00-300158-5 → 版元ページ)【目次】 凡例 3校定紫式部集(定家本系) 9補遺 70古本系紫式部集(陽明文庫蔵) 77歌序対照表 111 大弐三位集(宮…

『音と脳:あなたの身体・思考・感情を動かす聴覚』目次

ニーナ・クラウス[伊藤陽子訳] (2024年3月13日刊行、紀伊國屋書店、東京, 375 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-314-01203-4 → 版元ページ)【目次】 序章 サウンドマインド——音と脳の協調関係 9第 I 部 音の働き 23 第1章 頭の外の信号 24 第2章 頭の中…

『「はやぶさ2」は何を持ち帰ったのか:リュウグウの石の声を聴く』目次

橘省吾 (2024年2月20日刊行,岩波書店[岩波科学ライブラリー・324],東京, xiv+134+2 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-00-029724-0 → 版元ページ)【目次】 はじめに iii 1 なぜ、地球の外へ 1 2 「はやぶさ」から「はやぶさ2」へ 13 3 リュウグウへ…

『そだちの科学・第42号』4月近刊

滝川一廣・杉山登志郎・田中康雄・村上伸治・土屋賢治 (編) (2024年4月15日出版予定、日本評論社、東京, 本体価格1,500円, ISBN:978-4-535-90762-1 → 版元ページ)特集〈発達障害が多すぎる〉の「IV・エッセイ」に、三中信宏「分けられないものを分ける功罪…

『マビヨン通りの店』目次

山田稔 (2010年10月17日刊行、編集工房ノア、大阪, 205 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-89271-186-2)このエッセイ集には、多田謡子の父親が登場する:「転々多田道太郎」(pp. 176-202)。【目次】 富来 6 マビヨン通りの店 18 シャンソンの話 30 ニー…

『こないだ』目次

山田稔 (2018年6月1日刊行、編集工房ノア、大阪, 285 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-89271-292-0)所収されている “ポルトレ” のひとつが「ある祝電——多田謡子さんのこと」(pp. 100-110)だった。【目次】Iある講演会 10 手招き 24 〈あと一円〉の友情…

『謡子追想:人は愛と闘いに生きられるのか』目次

久下格 (1997年6月30日刊行、教育史料出版会、東京, 266 pp., 本体価格1,700円, ISBN:4-87652-314-2)早逝した弁護士・多田謡子(1957-1986)のパートナーの手になる伝記私小説。最初の序文と最後のあとがきを除く本書の本文(pp. 7-254)については、著者…

『物ぐさ道草:多田道太郎のこと』読了

荒井とみよ (2023年3月15日刊行、編集工房ノア、大阪, 252 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-89271-366-8 → 目次)読了。早逝したひとり娘・多田謡子のことは最後の最後に出てくるが、もう少し深く描いてほしかった気がする。著者のこの “距離感” だとあま…

『はじめての統計的因果推論』目次

林岳彦 (2024年2月28日刊行、岩波書店、東京, xiv+267 pp., 本体価格2,900円, ISBN:978-4-00-005842-1 → 版元ページ)最近、外堀を “因果推論本” たちで埋められつつある気がして寝ていてもうなされる。 “統計陰陽師” が昼に夜に “呪い” をかけているにちが…

『多田道太郎:文学と風俗研究のあいだ』目次

山田稔・黒川創(編) (2023年12月2日刊行、編集グループSURE、京都, 174 pp., 本体価格2,400円, ISBNなし → 版元ページ)さくっと読了。こういうタイプの大学教員はまちがいなく “野生絶滅” している。【目次】第一部 多田道太郎とは何者だったか?[山田…

『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』

大隅典子 (2023年8月15日刊行、羊土社、東京, 215 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-7581-2129-3 → 版元ページ)

『小説みたいに楽しく読める解剖学講義』

村上徹 (2023年7月1日刊行、羊土社、東京, 431 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-7581-2127-9 → 版元ページ)

『ハクビシンの不思議:どこから来て、どこへ行くのか』目次

増田隆一 (2024年1月15日刊行、東京大学出版会、東京, vi+123+10 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-13-063958-3 → 版元ページ)【目次】 序章 ハクビシンの不思議を探る 1 第1章 ハクビシンとはどんな動物か 4 第2章 日本のハクビシン 33 第3章 台湾から日…

『イラスト図解 鳥になるのはどんな感じ?——見るだけでは物足りないあなたのための鳥類学入門』

デビッド・アレン・シブリー[川上和人監訳/嶋田香訳] (2021年12月15日刊行、羊土社、東京, xxxii+203 pp., 本体価格3,400円, ISBN:978-4-7581-2115-6 → 版元ページ)

『物ぐさ道草:多田道太郎のこと』目次

荒井とみよ (2023年3月15日刊行、編集工房ノア、大阪, 252 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-89271-366-8)【目次】一章 「日本小説を読む会」 7山田稔という相方 8 「私は沢田閏に似ている」 40ニ章 兵隊体験 57「戦争をどう通ったか 豆自分史」 58 野間…

『神保町 本の雑誌』

本の雑誌編集部(編) (2023年11月10日刊行、本の雑誌社[別冊本の雑誌・22]、東京, 213 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-86011-484-8 → 版元ページ)

『〈序文〉の戦略 文学作品をめぐる攻防』目次

松尾大 (2024年2月13日刊行,講談社[講談社選書メチエ・795],東京, 300 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-06-534598-6 → 版元ページ)【目次】 序 論第I部 序文の防御戦略を記述するさまざまな理論第1章 伝統レトリック 16 第2章 メタ談話 42 第3章 ポ…

『なぜあの人と分かり合えないのか:分断を乗り越える公共哲学』

中村隆文 (2024年2月13日刊行,講談社[講談社選書メチエ・796],東京, 200 pp., 本体価格1,750円, ISBN:978-4-06-534090-5 → 版元ページ)

『カタチの由来、データの未来:三次元計測の人類史学』目次

中尾央(編著) (2024年2月20日刊行、勁草書房、東京, xii+194 pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-326-24854-4 → 版元ページ ) 2D/3D形態測定学の章は役に立ちそう。ワタクシ的には第2章「データの公開と共有」(田村光平・中尾 央)に惹かれている。【目…

『昆虫絶滅』日経サイエンス書評掲載

オリヴァー・ミルマン[中里京子訳] (2023年12月15日刊行、早川書房、東京, 292 pp., 本体価格2,300円, ISBN:978-4-15-210289-8 → 目次|版元ページ)ワタクシの書評記事:三中信宏「虫なき世界に明日はない」は、今月発売の『日経サイエンス・2024年4月号…

『ミミズの農業改革』書評掲載紙

金子信博 (2023年12月1日刊行、みすず書房、東京, 4 color plates + iv + 204+xii pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-622-09640-5 → 目次|版元ページ)時事通信社から配信されたワタクシの書評は現時点で下記の各紙に掲載されました:「デーリー東北」(…

『読書アンケート2023:識者が選んだ、この一年の本』

みすず書房(編) (2024年2月16日刊行、みすず書房、東京, vi+163 pp., 本体価格800円, ISBN:978-4-622-09689-4 → 版元ページ)これまで『月刊みすず』誌の年頭1〜2合併号に掲載されていた毎年恒例の「読書アンケート」が、『月刊みすず』の休刊により、今…