2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『プルーストとの饗宴』

中野知律 (2020年9月30日刊行,水声社,東京, 469 pp., 本体価格5,800円, ISBN:978-4-8010-0515-0 → 版元ページ)プルースト文学と美食との関係を論じた500ページ.紅茶に浸したマドレーヌだけじゃなかったんだー.

『活動写真弁史:映画に魂を吹き込む人びと』

片岡一郎 (2020年10月30日刊行,共和国,東京, 573 pp., 本体価格6,600円, ISBN: 978-4-907986-64-3 → 版元ドットコム)共和国の本が新刊台にあると “引き寄せ” が作用するのか.かつてのサイレント映画の活動弁士を総覧する600ページ.

『ハジチ:蝶人へのメタモルフォーゼ』

喜山荘一 (2020年10月20日刊行,南方新社,鹿児島, 97 pp., 本体価格1,300円, ISBN: 978-4-86124-431-5 → 版元ページ)琉球列島の女性に特有のタトゥーである「ハジチ」についての論考.

『肥満男子の身体表象:アウグスティヌスからベーブ・ルースまで』

サンダー・L・ギルマン[小川公代・小澤央] (2020年9月30日刊行,法政大学出版局,東京, xii+334+20 pp., 本体価格3,800円, ISBN:978-4-588-01122-1 → 版元ページ)大手町魚市場に並んでいた中からいきなり声がかかった “ファットボーイ” 論.

『印刷博物館とわたし』

樺山紘一 (2020年10月20日刊行,千倉書房,東京, 291 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-8051-1220-5 → 版元ページ)印刷博物館館長を長く務めてきた著者の自伝的回顧本.

『日本印刷文化史』

印刷博物館(編) (2020年10月7日刊行,講談社,東京, 341 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-06-520452-8 → 版元ページ)新装オープンした印刷博物館にまた出向かないとねー.

『かわる:生命誌からみた人間社会』

中村桂子 (2020年9月10日刊行,藤原書店[中村桂子コレクション・いのち愛づる生命誌(全8巻)・第3巻],東京, 2 plates + 305 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-86578-280-6 → 版元ページ)

『けものが街にやってくる:人口減少社会と野生動物がもたらす災害リスク』

羽澄俊裕 (2020年10月10日刊行,地人書館,東京, xiv+233 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-8052-0944-8 → 版元ページ)

『善と悪のパラドックス:ヒトの進化と〈自己家畜化〉の歴史』

リチャード・ランガム[依田卓巳訳] (2020年10月22日刊行,NTT出版,東京, viii+464 pp., 本体価格4,900円, ISBN:978-4-7571-6080-4 → 版元ページ)

『思考力改善ドリル:批判的思考から科学的思考へ』

植原亮 (2020年10月20日刊行,勁草書房,東京, viii+206 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-326-10285-3 → 版元ページ)

『記憶のデザイン』

山本貴光(2020年10月15日刊行,筑摩書房[筑摩選書・0198],東京, 222 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-480-01717-8 → 版元ページ)

『元素手帳2021』

化学同人編集部(編)・寄藤文平(絵) (2020年10月30日刊行,化学同人,京都, 本体価格1,200円, ISBN:978-4-7598-2046-1 → 版元ページ)

『死の講義:死んだらどうなるか、自分で決めなさい』

橋爪大三郎 (2020年9月29日刊行,ダイヤモンド社,東京, 281 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-478-11119-2 → 版元ページ)

『寄生虫のはなし:この素晴らしき,虫だらけの世界』

永宗喜三郎 ・脇司 ・常盤俊大 ・島野智之(編) (2020年10月1日刊行,朝倉書店,東京, 4 color plates + vi +157 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-254-17174-7 → 版元ページ)

『快楽としての動物保護:『シートン動物記』から『ザ・コーヴ』へ』

信岡朝子 (2020年10月7日刊行,講談社[講談社選書メチエ・736],東京, 400 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-06-521259-2 → 版元ページ)動物保護の背後に広がるさまざまな思惑・欲望・軋轢を探る.

『イタリア料理大全:厨房の学とよい食の術』読売新聞書評

ペッレグリーノ・アルトゥージ[工藤裕子監訳|中山エツコ・柱本元彦・中村浩子訳] (2020年7月15日刊行,平凡社,東京, 717 pp., 本体価格8,800円, ISBN:978-4-582-63222-4 → 版元ページ)読売新聞大評が公開された:三中信宏「19世紀末のレシピ集成 —— イ…

『手の倫理』

伊藤亜紗 (2020年10月9日刊行,講談社[講談社選書メチエ・735],東京, 214 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-06-521353-7 → 版元ページ)

『第三帝国を旅した人々:外国人旅行者が見たファシズムの勃興』

ジュリア・ボイド[園部哲訳] (2020年10月10日刊行,白水社,東京, 8 plates + 424 + 50 pp., 本体価格4,400円, ISBN:978-4-560-09785-4 → 版元ページ)ナチス第三帝国の旅行記を集めた証言集.かのトーマス・クック社がナチス観光旅行ガイドの片棒を担い…

『ナチス機関誌「女性展望」を読む:女性表象、日常生活、戦時動員』

桑原ヒサ子 (2020年9月29日刊行,青弓社,東京, 428 pp., 本体価格4,800円, ISBN:978-4-7872-2090-5 → 版元ページ)このところナチス関連の新刊がよく並んでいることがあり,分厚いのにかぎって向こうから寄ってくる.本書は第三帝国の女性観に関する本.

『ミツバチと文明:宗教、芸術から科学、政治まで 文化を形づくった偉大な昆虫の物語』

クレア・プレストン[倉橋俊介訳] (2020年9月25日刊行,草思社,東京, 220+xviii pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-7942-2471-2 → 版元ページ)ミツバチと人間との長きにわたるつきあいを考察する.ミツバチはなんてったって “家畜” ですから.

『交響録 N響で出会った名指揮者たち』

茂木大輔 (2020年10月5日刊行,音楽之友社,東京, 205 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-276-21131-5 → 版元ページ)オーボエの茂木さんはもうリタイアしたのかー.

『関西酒場のろのろ日記』

スズキナオ (2020年10月30日刊行,Pヴァイン[ele-king books],東京, 229 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-909483-72-0 → 版元ページ)

『賦霊の自然哲学:フェヒナー、ヘッケル、ドリーシュ』

福元圭太 (2020年10月10日刊行,九州大学出版会,福岡, xii+473+xl pp., 本体価格8,800円, ISBN:978-4-7985-0288-5 → 版元ページ)このカバージャケットからしてまた中世思想史の本かと思ったら大違い.19世紀から20世紀にかけての自然哲学(ネオロマン主義…

『ウンコはどこから来て、どこへ行くのか:人糞地理学ことはじめ』

湯澤規子 (2020年10月10日刊行,筑摩書房[ちくま新書・1523],東京, 247 pp., 本体価格840円, ISBN:978-4-480-07330-3 → 版元ページ)前著:湯澤規子『胃袋の近代:食と人びとの日常史』(2018年6月30日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, viii+325+18 pp.,…

『フランスの小さな村を旅してみよう』

木蓮 (2020年9月20日刊行,東海教育研究所[かもめの本棚],東京, 191 pp., 本体価格2,300円, ISBN:978-4-924523-10-4 → 版元ページ)

『PHOTO ARK 消えゆく動物:絶滅から動物を守る撮影プロジェクト』

ジョエル・サートレイ[藤井留美訳] (2020年9月23日刊行,日本ナショナル・ジオグラフィック社,東京, 400 pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-86313-471-3 → 版元ページ)

『Assumptions Inhibiting Progress in Comparative Biology』

Brian I. Crother and Lynne R. Parenti (eds.) (2017年刊行, CRC Press, Boca Raton, 270 pp., ISBN:978-1-4987-4127-9 [hbk] → 版元ページ)魚類学者 Donn E. Rosen の比較生物学論をめぐる論集.

『Computational Phylogenetics: An Introduction to Designing Methods for Phylogeny Estimation』

Tandy Warnow (2018年刊行, Cambridge University Press, Cambridge, xviii+379 pp., ISBN:978-1-107-18471-8 [hbk] → 版元ページ)こういう知識は常時アップデートしておかないと.

『ジビエレシピ:プロのためのジビエ料理と狩猟鳥獣』

ブルーノ・ドゥーセ[小宮輝之・山口杉朗監修|柴田里芽訳] (2020年9月25日刊行,グラフィック社,東京, 319 pp., 本体価格3,900円, ISBN:978-4-7661-3351-6 → 版元ページ)大手町漁港トロ箱から逃げ出した新鮮なジビエ本を辛抱強く待ち続け再捕獲した.最…

『バイオインフォマティクスデータスキル:オープンソースツールを使ったロバストで再現性のある研究』

Vince Buffalo[片山俊明・川島秀一・鈴木治夫・山本泰智監訳|酒匂寛・山村吉信訳] (2020年9月17日刊行,オライリー・ジャパン,東京, xxviii+528 pp., 本体価格4,400円, ISBN:978-4-87311-863-5 → 版元ページ)UNIX, Python, R, 正規表現など.