2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『Introduction to Evolutionary Genomics』

Naruya Saitou (2013年刊行予定. Springer-Verlag, Berlin) つくばで開催された分子系統ワークショップで,斎藤さんはこの近刊を踏まえた講義をした.すでに原稿はすべて出版社に渡したとのこと.

『Philosophy and the Tree of Life: The Metaphysics and Epistemology of Phylogenetic Systematics』

Joel D. Velasco (2008年刊行,doctoral dissertation, University of Wisconsin-Maddison, vi+208 pp. → abstract | pdf) 著者のサイトからダウンロードできる.

『Tree Thinking: An Introduction to Phylogenetic Biology』

David A. Baum and Stacey D. Smith (2013年刊行,Roberts and Company, Greenwood Village, xx+476 pp., ISBN:9781936221165 [hbk] → 版元ページ)「系統樹思考(tree-thinking)」と銘打たれた生物体系学の入門書.生物学哲学の「妖怪」どもにはいっさい…

『反証主義』

小河原誠 (2010年10月刊行,東北大学出版会,仙台,ISBN:9784861631504 → 版元ページ) 出版されたことすら気づかず,リアル書店やネット書店でもアンテナにいっさいかからず,そしてその存在に気づいたときにはすでに「品切れ」になっていたという幻影のよ…

『Evolution: Making Sense of Life』

Carl Zimmer and Douglas Emlen (2013年刊行,Roberts and Company, Greenwood Village, xxxiv+680 pp., ISBN:9781936221172 [hbk] / ISBN:9781936221363 [pbk]) 【目次】 Preface xxvi Chapter 1: The Virus and the Whale: How Scientists Study Evoluti…

『ウミガメの自然誌:産卵と回遊の生物学』

亀崎直樹(編) (2012年9月20日刊行,東京大学出版会,東京,vi+308 pp., 本体価格4,800円,ISBN:9784130661614 → 版元ページ)ご恵贈ありがとうございます.

『アリの巣をめぐる冒険:未踏の調査地は足下に』

丸山宗利 (2012年9月20日刊行,東海大学出版会[フィールドの生物学・8],秦野,x+224 pp., 本体価格2,000円,ISBN:9784486018476 → 版元ページ) 読了.この臨場感あふれるスタイルは著者ならではのもの.著者にガイドしてもらってフィールドに分け入って…

『系統樹曼荼羅:チェイン・ツリー・ネットワーク』詳細目次

三中信宏(文)・杉山久仁彦(図版) (2012年11月16日刊行,NTT出版,東京,255 pp., 本体価格2,800円,ISBN:9784757142633 [hbk] → 版元ページ|カバージャケット|趣意文|系統樹ウェブ曼荼羅) 当所の予定より作業が遅れたが,やっと印刷所入稿.ノンブ…

『浅草十二階:塔の眺めと〈近代〉のまなざし(増補新版)』

細馬宏通 (2011年8月近刊,青土社,東京,ISBN:9784791766185 → 版元ページ) 東京新聞「浅草のシンボル 「凌雲閣」復活へ 六区最後の映画館跡地」(2012年10月23日).そういえば,細馬宏通『浅草十二階:塔の眺めと〈近代〉のまなざし(増補新版)』(201…

『大学教授という仕事 ・増補新版』

杉原厚吉 (2012年10月刊行,水曜社,東京,ISBN:9784880653013 → 版元ページ)

『Dall'albero al labirinto: Studi storici sul segno e l'interpretazione』

Umberto Eco (2007年刊行,Bompiani, Milano, 636 pp., ISBN:9788845259029 [pbk] → 版元ページ) ジャンニ・ヴァッティモ,ピエル・アルド・ロヴァッティ(編)[上村忠男・山田忠彰・金山準・土肥秀行訳]『弱い思考』(2012年8月15日刊行,法政大学出版…

『Rで学ぶデータ・プログラミング入門:RStudioを活用する』

石田基広 (2012年10月25日刊行,共立出版,東京,viii+278 pp., 本体価格3,200円,ISBN:9784320110298 → 版元ページ) ご恵贈感謝です! 本書は R プログラミングのための RStudio の初めての日本語解説書.最後の方でウェブ公開のための RPubs にも言及し…

『小島烏水:山の風流使者伝(上)』

近藤信行 (2012年10月10日刊行,平凡社[平凡社ライブラリー・774],東京,338 pp., 本体価格1,500円,ISBN:9784582767742 → 版元ページ) 元本は1978年に創文社から刊行された.下巻は来月に出るのかな. 【目次】 第1章:横浜山王山 9 第2章:慚恚血を溺…

『中公新書総解説目録』

今月から来月にかけて開催されるという〈中公新書50周年記念フェア〉では,「この50年間に刊行した2189点すべての解説とエッセイを掲載した『中公新書総解説目録』を配布する」(『ダ・ヴィンチ』2012年11月号)らしい.フェアの詳細は不明だが,目録だけは…

『あなたはなぜ「嫌悪感」をいだくのか』

レイチェル・ハーツ[綾部早穂監修/安納令奈訳] (2012年10月15日刊行,原書房,東京,x+358 pp., 本体価格2,400円,ISBN:9784562047758 → 版元ページ) 【目次】 序文 VI 第1章 さあ、食べよう 1 第2章 嫌悪する瞬間 41 第3章 脳における嫌悪感 83 第4章 …

『分類思考の世界:なぜヒトは万物を「種」に分けるのか』残響(60)

三中信宏 (2009年9月20日第1刷刊行/2009年10月8日第2刷刊行/2009年12月3日第3刷刊行,講談社[現代新書2014],本体価格800円(税込価格840円),328 pp.,ISBN:9784062880145 → 目次|コンパニオンサイト|版元ページ|残響録) 日に日に秋が深まってい…

『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(続25)

三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行(正誤表)|2009年12月18日第3刷刊行(正誤表)|2010年5月10日第4刷刊行(正誤表)|2011年10月7日第5刷刊行(正誤表),講談社[現代新書1849], ISBN:4061498495(ISBN:9784061498495) → 版…

『人と動物の人類学』

奥野克巳・山口未花子・近藤祉秋(編) (2012年9月19日刊行,春風社[シリーズ〈来たるべき人類学〉・5],東京,xvi+363 pp., 本体価格2,381円,ISBN:978461103254 → 版元ページ) 【目次】 序(奥野克己) vi第I部 「行為主体性」1章 「動物と話す人々」…

『Tree Thinking: An Introduction to Phylogenetic Biology』

David Baum and Stacy Smith (2012年7月刊行, Roberts and Company, Greenwood Village, ISBN:9781936221165 [hbk] → 版元ページ) 500ページある系統学の新刊教科書.目次をざっと見ると,体系学史から始まって系統推定論にいたるまでバランスよく記述され…

『Evolution: Making Sense of Life』

Carl Zimmer and Douglas Emlen (2012年8月刊行, Roberts and Company, Greenwood Village, ISBN:9781936221172 [hbk] / ISBN:9781936221363 [pbk] → Excerpt) 700ページ超という大冊.それにしても,いくら定価があってなきが如しアメリカとはいえ.ハー…

『Athanasius Kircher: The Last Man Who Knew Everything』

Paula Findlen (ed.) (2004年刊行,Routledge, London, ISBN:9780415940153 [hbk] / ISBN:9780415940160 [pbk] → 版元ページ) Scribd で全文が公開されている.

『Lines: A Brief History』

Tim Ingold (2007年刊行,Routledge, London, xii+186 pp., ISBN:9780415424264 [hbk] / ISBN:9780415424271 [pbk] → 版元ページ) 系図に関する章もあり,予想通りの内容でよかったのだが,デジタル印刷の質が低すぎてどうしようもない. 【目次】 Figures…

『ラインズ:線の文化史』

ティム・インゴルド[管啓次郎・工藤晋訳] (2012年11月近刊,左右社,東京 → 版元ドットコム) 原書 Tim Ingold『Lines: A Brief History』(2007年刊行,Routledge, London, ISBN:9780415424264 [hbk] / ISBN:9780415424271 [pbk] → 版元ページ)は『系統…

『Making the Right Moves: A Practical Guide to Scientific Management for Postdocs and New Faculty, Second Edition』

Howard Hughes Medical Institute (2006年刊行,Howard Hughes Medical Institute, Chevy Chase → ポータルサイト | pdf [open access])

『原色・原寸 世界きのこ大図鑑』

ピーター・ロバーツ,シェリー・エヴァンス[斉藤隆央訳] (2012年10月刊行予定,東洋書林,東京,本体価格18,000円,ISBN:9784887217997 → 版元ページ) →参照:ウラゲツ☆ブログ 「注目新刊:『世界きのこ大図鑑』東洋書林、ほか」(2012年9月30日)

『歓待の航海者:きだみのるの仕事』

太田越知明 (2012年10月15日刊行,未知谷,東京,254 pp., 本体価格2,500円,ISBN:9784896423853 → 版元ページ) きだみのるの伝記の続編.五年前に出た前著:太田越知明『きだみのる:自由になるためのメソッド』(2007年2月15日刊行,未知谷,東京,ISBN:…

『弱い思考』

ジャンニ・ヴァッティモ,ピエル・アルド・ロヴァッティ(編)[上村忠男・山田忠彰・金山準・土肥秀行訳] (2012年8月15日刊行,法政大学出版局[叢書ウニベルシタス・977],東京,vi+374 pp., 本体価格4,000円,ISBN:9784588009778 → 版元ページ) うっ…

『文化系統学への招待:文化の進化パターンを探る』第二刷

中尾央・三中信宏(編著) (2012年5月25日第一刷刊行,勁草書房, 東京, x+213+xi pp., 本体価格3,200円[税込価格3,360円], ISBN:9784326102167 → 目次|版元ページ|コンパニオン・サイト|響音録) 「2012年10月10日刊行」と奥付に書かれている.

『Roots of Ecology: Antiquity to Haeckel』

Frank N. Egerton (2012年7月刊行,University of California Press, Berkeley, ISBN:9780520271746 → 版元ページ) Bulletin of the Ecological Society of America 誌上で過去十年間連載された記事の単行本化とのこと.著者サイト〈Frank N. Egerton's Ro…

『Herman Johanes Lam (1892-1977): The Life and Work of a Dutch Botanist』

Marius Jacobs (1984年刊行,Rodopi, Amsterdam, viii+273+32 plates, ISBN:9062035450 [pbk]) Cleveland の Zubal Books から着弾.ライデン植物園にいた植物体系学者の伝記.動的分類ネットワークを提唱した早田文蔵とのつながりがわかるかな.図版の漢…