2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『科学・2013年8月号特集〈南方熊楠:森の巨人がまいた胞子〉』

(2013年7月25日発行,岩波書店,東京 → 版元ページ)7月25日発売の岩波『科学』8月号の特集〈南方熊楠:森の巨人がまいた胞子〉(pp. 885-944)の目次は,同誌ウェブサイトで公開されている: 【特集〈南方熊楠:森の巨人がまいた胞子〉目次】 南方熊楠年譜…

『分類思考の世界:なぜヒトは万物を「種」に分けるのか』電子本

三中信宏 (2009年9月20日第1刷刊行/2009年10月8日第2刷刊行/2009年12月3日第3刷刊行,講談社[現代新書2014],本体価格800円(税込価格840円),328 pp.,ISBN:9784062880145 → 目次|コンパニオンサイト|版元ページ|残響録) つい先日の7月26日に,本…

「雑誌が買えなくなりました(orz)」

農環研の次年度購入雑誌に関するアンケートを観音台に返信した.現状の財政を考えると,Springer, Elsevier, Wiley という大手寡占出版社のパッケージ雑誌をこれまでどおり購入すると,個別購読雑誌にまわす予算がほとんどなくなるらしい.これら大手の雑誌…

『Virtual Morphology and Evolutionary Morphometrics in the New Millenium』

Hysterix: The Italian Journal of Mammalogy, 24(1): 1-140 (2013) Andrea Cardini and Anna Loy (eds.) (2013年7月発行,Associazione Teriologica Italiana, Latina, ISSN:0394-1914 → Website | pdf [open access])こうやって幾何学的形態測定学も “歴…

「浜の真砂は尽きるとも世にスパム出版は尽きまじ」

スパム出版関連記事ふたつ: japapipupepon「Wikipediaのコピペ本がAmazonで販売されている&日本全国の大学図書館に所蔵されている」(2013年5月6日)※スパム出版社として「Book on Demand Ltd」など多くの名前が.よくよく用心しないと,図書館がうっかり…

『蔵書の苦しみ』

岡崎武志 (2013年7月20日刊行,光文社[光文社新書・652],東京,251 pp., 本体価格780円,ISBN:9784334037550 → 版元ページ) 読了.第4章の最後にこう書かれている: 「本を必要以上に際限なく溜め込む人は,個人差はあるだろうけど,どこか真っ当な人生…

『北欧語鳥類名称和名辞典』

新谷俊裕(編) (2006年2月28日発行,IDUN[北欧研究]別冊1号,大阪外国語大学外国語学部地域文化学科, デンマーク語・スウェーデン語研究室, iv+122 pp., ISSN:0287-9042 → CiNii [open access]) 大阪大学に統合される前の大阪外国語大学時代に出版され…

『デンマーク語固有名詞カナ表記小辞典』

新谷俊裕・大辺理恵・間瀬英夫(編) (2009年6月30日発行,IDUN[北欧研究]別冊2号, 大阪大学世界言語研究センター デンマーク語・スウェーデン語研究室, iii+232 pp., ISSN:0287-9042 → pdf [open access])大阪大学外国語学部デンマーク語専攻サイトか…

『普遍音樂:調和と不調和の大いなる術』

アタナシウス・キルヒャー[菊池賞訳] (2013年7月10日刊行,工作舎,東京,446 pp., 本体価格4,800円,ISBN:9784875024507 → 版元ページ) 【目次】 献辞 26 恵み深き読者へのまえがき:然るべき安寧と境遇を願いつつ 31 第一巻 解剖学 37第二巻 文献学 93…

『数えずの井戸』

京極夏彦 (2013年6月25日刊行,中央公論新社[C★NOVELS BIBLIOTHEQUE],東京,780 pp., 本体価格1,300円,ISBN:9784125012513 → 版元ページ|特設ページ) 小二田誠二の解説いわく「つくづく,研究者は浮かばれない.誰に頼まれたわけでもないのに,在るか…

『蔵書の苦しみ』

岡崎武志 (2013年7月20日刊行,光文社[光文社新書・652],東京,251 pp., 本体価格780円,ISBN:9784334037550 → 版元ページ) 「蔵書が家を破壊する」「本棚が書斎を堕落させる」「蔵書が燃えた人々」etc. と “怪談” の連続.コワすぎて先が読めまへん.

『夫婦善哉・正続,他十二篇』

織田作之助 (2013年7月17日刊行,岩波書店[岩波文庫・31-185-2],東京,404 pp., 本体価格800円,ISBN:9784003118528 → 版元ページ) 代表作「夫婦善哉」は大阪が舞台,「続・夫婦善哉」は別府温泉に移る.他にも「雪の夜」と「湯の町」は別府・北浜の流…

『日本怪異妖怪大事典』

小松和彦(監修) (2013年7月10日刊行,東京堂出版,東京,本体価格18,000円,ISBN:9784490108378 → 版元ページ) 国際日本文化研究センターの〈怪異・妖怪伝承データベース〉に基づく事典化.

『自然を名づける:なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』

キャロル・キサク・ヨーン[三中信宏・野中香方子訳] (2013年8月28日刊行予定,NTT出版,東京,本体価格2,800円,ISBN:9784757160569 → 版元ページ|e-hon 近刊予約|7-net 近刊予約)本日,再校ゲラをチェック完了したので,訳者あとがきのノンブルを含め…

『科学を語るとはどういうことか:科学者、哲学者にモノ申す』[続]

須藤靖・伊勢田哲治 (2013年6月30日刊行,河出書房新社[河出ブックス・057],東京,301 pp., 本体価格1,500円,ISBN:978-4-309-62457-0 → 目次|版元ページ) 【書評】※Copyright 2013 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 科学と科学哲学との重層的…

『科学を語るとはどういうことか:科学者、哲学者にモノ申す』

須藤靖・伊勢田哲治 (2013年6月30日刊行,河出書房新社[河出ブックス・057],東京,301 pp., 本体価格1,500円,ISBN:978-4-309-62457-0 → 目次|版元ページ) 【書評】※Copyright 2013 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 科学と科学哲学との重層的…

『The Emergence of Probability: A Philosophical Study of Early Ideas about Probability, Induction and Statistical Inference, 2nd Edition』翻訳進捗

Ian Hacking (2006年7月刊行,Cambridge University Press, Cambridge, ISBN:9780521866552 [hbk] / ISBN: 978-0-521-68557-3 [pbk])先日,三田の統計学哲学研究会で翻訳者お二人から聞いた話では,本書の翻訳は今年中に出るとのこと.およそ七年もかかっ…

『自然を名づける:なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』

キャロル・キサク・ヨーン[三中信宏・野中香方子訳] (2013年8月28日刊行予定,NTT出版,東京,本体価格2,800円,ISBN:9784757160569 → 目次|版元ページ|e-hon 近刊予約)本日,ホテルからNTT出版編集部へゲラ一式を宅急便で送ったので,翻訳作業はほぼ…

『思想地図β vol.4-1:チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』

東浩紀(編) (2013年7月10日刊行,ゲンロン,東京,159 pp., ISBN:9784907188016 → 版元ページ) ご恵贈感謝.カラー写真たくさん,ロシア語にウクライナ語.おもしろいです.

『Die Kunst der Diagrammatik: Perspektiven eines neuen bildwissenschaftlichen Paradigmas』

Astrit Schmidt-Burkhardt (2012年刊行,transcript Verlag [Reihe: Image] , Bielefeld, 229 pp., ISBN:9783837618877 → 版元ページ) 図像学の本.図表とダイアグラムがいっぱい ( ´ ▽ ` )ノ 【目次】 Vorwort 7 1 Grafische Repräsentation oder repräsen…

『Historische Verwandtschaftsforschung』

Michael Mitterauer (2013年刊行,Böhlau Verlag, Wien, 248 pp., ISBN:9783205788768 → 版元ページ) 家系図分析の方法と西洋史の事例.図表がぜんぜんない!(泣) 【目次】 Einleitung 7 1. Die Toten und die Lebenden. Zu religiösen Bedingungen von …

「日本において「学術書の危機」、いわゆるモノグラフ・クライシスは学生の貧困化とともに現れる」

OUT TO LUNCH(2013年7月14日) → http://hrk32535.tumblr.com/post/55399787846 抜粋いくつか: 「北米の学術書を買い支えていたいのは、日本とはくらべものにならないほど資金が潤沢な大学図書館なのであった。あるレポートによれば80年代は学術書刊行部数…

『自然を名づける:なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』ノンブル

キャロル・キサク・ヨーン[三中信宏・野中香方子訳] (2013年8月28日刊行予定,NTT出版,東京,本体価格2,800円,ISBN:9784757160569 → 版元ページ|e-hon 近刊予約)初校ゲラをチェック完了したので,ノンブルを含めて修正した.各章のサブタイトルは私的…

『自然を名づける:なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』版元ページ開設

キャロル・キサク・ヨーン[三中信宏・野中香方子訳] (2013年8月28日刊行予定,NTT出版,東京,本体価格2,800円,ISBN:9784757160569 → 目次|e-hon 近刊予約)間髪入れず版元NTT出版からも近刊案内が! 炎天下,ゲラを抱えてまだ右往左往(滝汗).

『自然を名づける:なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』予約販売開始

キャロル・キサク・ヨーン[三中信宏・野中香方子訳] (2013年8月28日刊行予定,NTT出版,東京,本体価格2,800円,ISBN:9784757160569 → 目次)早くも e-hon で予約注文がもう始まってる! ゲラ読みがまだ終わらないうちに,もう予約開始とは.頁数は400ペ…

『これから研究を始める高校生と指導教員のために:研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕方』

酒井聡樹 (2013年7月10日刊行,共立出版,東京,xx + 324 + 折込図,本体価格2,600円,ISBN:9784320005914 → 版元ページ) フルカラーのプレゼン実例多し.をを,「高校生も R を使おう!」という神託あり.

『水都アムステルダム:受け継がれるブルーゴールドの精神』

岩井桃子 (2013年6月刊行,法政大学出版局[水と〈まち〉の物語],東京,ISBN:9784588780059 → 版元ページ)

『山田錦物語:人と風土が育てた日本一の酒米』

兵庫酒米研究グループ(編著) (2010年4月8日刊行,神戸新聞総合出版センター[のじぎく文庫],神戸,viii + 191 pp., ISBN:9784343005601 → 版元ページ) 先日,千駄木の〈往来堂書店〉でゲットした本.酒米の本はめずらしい.

『論理的思考のレッスン』

内井惣七 (2013年6月10日刊行,筑摩書房[ちくま文庫],東京,ISBN:9784480095497 → 版元ページ)センセ,これでしたか.

『中華料理の文化史』

張競 (2013年6月10日刊行,筑摩書房[ちくま文庫],東京,ISBN:9784480430694 → 版元ページ)最近,料理本の文庫化がとても多い.